↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
15/49

15 弘子「このまま信太朗の嫁にきてくんないかな。」

歴史IF・タイムトラベル小説です。

拙文ですが、内容には自信があります!


ご感想、ご指摘、ご感想、ご批判。

お待ちしております。

 今日は信太朗と私のの父母の命日だ。

 二人は交通事故で突如命を落としてしまった。



 あの日。


「信太朗……。お父さんとお母さん、帰ってこられなくなっちゃった。」


「……お姉ちゃん?」


「これからは、私が、送り迎えするから、信太朗は安心して……あんしん……」


 そこまで言うと、私はその場で泣き崩れ、その後のことはよく覚えていない。


 車を出してくれた叔母に担がれて、信太朗と弘子はなんとか家に帰ったらしい。



「そして、今年がその十三回忌というわけなんだよ」


「お辛かったですね。弘子お姉さま、信太朗様」


「まあ昔の話だしね。」


 敦盛も信太朗も、喪服を着ている。

 敦盛は、例によって私のお下がりだ。


 

 私は敦盛を連れて叔父と叔母に挨拶した。

 叔父は私の父の兄だ。

 

 うちの家はそこそこ由緒ある家系の分家らしく、叔父が跡をついているそうだ。


 敦盛のことは、私の友人が手伝いに来てくれたということにして紹介した。


 会場は以前と同じく、近くのお寺で行った。

 参列者も七回忌のときより少なく、お坊さん含めて12人、女性は私と敦盛と叔母の3人だ。


 私と叔母、そして敦盛は、台所で配膳の準備をしている。


「敦ちゃん悪いね、いろいろ手伝わせちゃって」


「いえ、私は居候の身なので、こういう時に働かせてもらって、とてもうれしいです。」


 本当にいい子だな。このまま信太朗の嫁にきてくんないかな。

 


 私が家を空けて、信太朗と敦盛を二人きりにさせているのには、私自身が多忙だからだが、二人がそうなって欲しいという密かな希望もあるのだ。


 その時は戸籍とかどうしようか?蛭尾所長に相談してみようか?あの人は裏の社会ともネットワークありそうだし。


 そんなことを考えているうちに会場の部屋からお香の香りが流れてきた。


 いつもお世話になっているお寺の住職さんは、お香に凝っていて、葬儀中3種類くらい順番に焚く。法事のたびに聞かされるので、私も詳しくなっていた。

 

 これは3種類目、白檀(びゃくだん)のお香だなと思っていると、後ろ皿の割れる音がした。


 振り向くと、敦盛がしゃがみこんでいた。


「敦ちゃんどうしたの。具合悪いの?」


 返事がない。敦盛の額は汗ばみ、眼は固く閉じている。


「叔母さんごめん。私この子奥で休ませる。式は任せちゃっていい?あと信太朗呼んできて下さい。」


 叔母は了解してくれた。式はほとんど終わっているから大丈夫だよと言ってくれた。

 お寺の台所に飛んできた信太朗と、敦盛を隣の空いている部屋まで運んだ。


 敦盛はまだ目をつむったままだ。

 布団にねかせ、タオルで顔の汗をぬぐうと、ようやく敦盛の息が落ち着いてきた。


 「とりあえず様子を見よう。今夜までに意識が戻らなかったら……救急車を呼ぼう……」

白檀は気分を和らげる爽快感のあるお香です。

敦盛が倒れたのは、彼女の記憶に関係しているようです。


このお話は、必ず完結させます。


毎日更新予定です。

どの小説かわからなくなる前に、とりあえずブックマークをお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。