接待のコツは、相手がどう満足するかとあるが満足の定義から教えてほしい
ベニテングダケの真っ赤な見た目で四足歩行移動する、動き的にも黒光った例の昆虫に類似しているため、木の影、岩の影、土の中からウゾウゾと蠢いて出てくる絵面は生理的に受け付けないものであった。
「ひいいいいいいいいいいいいっ!
な....なんですかこのキノコ達っ!
そして動き!動きが完全に、本能に訴えかけてくるキツさ!
もしかして、同族の方達ですか?」
脳天からくるゾワゾワっとした不快感を我慢しつつ、質問を投げる。
「その通り。私の同胞、ベニテンズだ。
貴殿のように人格や知恵などはないが、手足となって素晴らしく動いてくれる。
私は二足歩行だが、このまま歩くと遅いのでな、ベニテンズを使えばこの通り高速移動も可能なのだよ。」
と説明とをしたと同時に、ベニテンズに命令をすると中世時代の王の台座となったベニテンズ達の上に、気品ある歩みで座る。
なぜかとても偉そう!そして真っ赤な祭りの神輿上に鎮座した金色チ○コにしか見えないため、エグいぐらい笑いのツボを刺激してくる。
くっ悪魔め...、足を組んでしかも結構偉そうな感じじゃないか、笑うなって方が無理だろこれ。
しかし、危険なのはここから先だった。
まさかのこの状態で、この神輿縦横無尽に移動が可能なのだ。
昔ニュースで見た「天下の奇祭!ち○コ祭りがここ日本にあった!」特集で見た絵面と全くそのままだった。
ブフォッ!!
しかもそれが高速移動するとなると、完全に我慢は限界を超えてしまっていた。
都合が悪いことに、そのタイミングで東京デデニーランドのパレードBGMが脳内再生されてしまった瞬間に突如井口君の我慢は決壊してしまったのである。
ぶっ!ごブゥっ!
速度的にも目で追うのがやっとぐらいのスピードで、金色の残像を残して移動するち○コ神輿の存在という完全なテレフォンパンチに危機を迎える井口君であった。
「ぬっ...どうした!
なにか敵からの攻撃か?まさか!紫のやつがこちらを捕捉してるのか!?
くっ、私からは何もわからぬ。
いぐちぃとやら!大丈夫なのか!」
そういうと目の前に神輿金色ち○コが高速移動してくる。
ブブッ、ブフォフォッ!!!
笑ってはいけない、接待ゴルフの際に取引先の社長がバンカーに落ち、ヅラが完全にヅレている状態で「前が、前が」と這い出てきたとしても我慢し切ったではないか。
ここで笑っているとバレれば、目の前の金色チ○コは確実に処分しにくるだろう。
我慢だ、我慢しろ!
そういうと最終手段である、グーパンで股間を思いっきり殴打することにより、痛みとともに現実に戻ってこれた井口君であった。
「す...すみません。どうやら先程の蜘蛛との戦闘で色々とダメージが残っていたようです。
それより、すごいですねそのベニテンズ達。
そのサイズで恐ろしいぐらいの速度が出るのですね。」
限界ギリギリの言い訳にも関わらず、なんとか乗り切ることのできたのであった。
「驚かせるな。ほかの色達の攻撃かと思ったではないか。
力と速度はこのベニテンズ達はそこらの生き物よりも優秀であるぞ。
ただ、貴殿が使おうとすると物理的な速度耐性がないと、スピードに耐えられず気絶するのがオチだろう。
そうだ、貴殿にも1本ベニテンズを貸し出してやろうではないか。
使いこなせれればとても頼もしい相棒になるはずだ。」
そういうと目の前に四足歩行の一本のベニテンズがよちよちと前に出てきた。




