↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移したのに程々にしか強くねぇ。  作者: 魚ハンバーガー
序章
36/44

B級昇格試験――緊急事態、再度

明日も投稿します。

その時、二日おき二連方式にしようか決めます。

「メイリさーん、お邪魔してまーす」


「あ、ゲントさん!いらしゃいませー!」


地獄の朝飯の二日後、晩飯前に俺はまた錬金店に来ていた。


「今日の御用は?」


「ポーション補給です」


「ま、そうよね。冒険者だもの。大丈夫でしたか?」


ま、ポーション使い切ったらそうなるよな。


「大丈夫ですよ、筋肉痛とかに使ってるので」


「一本銀貨十枚だよ!?」


「む、肉離れはもはや怪我と同じでは?」


因みに、銀貨十枚で一万円くらいだ。

高いっちゃ高いけど、肉離れが一瞬で治るなら安いもんさ。

最近は依頼の報酬も高まってるし、一日一瓶でも無問題だ。

...三日連続で肉離れは別の意味で問題有りかもしれないが。

だが、その甲斐有って――


「旅のお供に、買っていこうと思って。」


「え、ゲントさん別の街に移るの?」


「はい。明日B級への昇格クエストを受けるので、もうこの街とはお別れですね」


「えぇ!?ゲントさん、四日前まではC級でしたよね!?」


「そうですねー。因みに、この街に来てから、今日で八日目です」


「うっわ、本当に規格外なんですねゲントさんって!」


「照れるな〜。こんな可愛い子に凄いなんて言われたら」


「可愛っ!?」


メイリさんをちょっとからかいながら、下級回復ポーションをまた三本買って、帰った。

因みに、店主のお婆ちゃんは生暖かい目で見てた。



ー✦次の日、神殿にて✧ー


「あぁ、また来ましたか。どうぞ、ごゆっくり」


「有難う御座います。」


今日は、昇級クエストを受けたら、その後は依頼を受けないつもりだから...って言うかB級のクエストが今は無いから、時間に余裕がある。

なので、ちょっくら合格祈願でもしようかと来たのだ。


「神様、どうか...C級の時みたいな事は、まぁ、有っても良いかもですけど、とにかく無事昇級できるように。」


そして喜捨して、一応聖水一本貰って、俺は冒険者ギルドへ向かった。



(え、待って、え、本当に!?って、ああ、もう南下を始めちゃってる!【願う】はシャレにならないんだから!うぅ、が、頑張ってー!)



ー✦冒険者ギルドにて✧ー


「C級昇格クエストください!」


「はい、もう用意して有りますよ。はい、これです。」


そして、アイリさんに渡されたクエストを見ていたら――


ポンッ


「あ、ローグさん。今回も審査員として――」


「ワリィな、小僧。昇格クエストは無理かもしれねぇ」


「は?それってどう言う...」


問いただす間もなく、額に汗を浮かべたローグさんは――


「野郎ども、緊急事態だ!バルべディッシュから地竜が南下してきた!」


急に場が騒がしくなった。


「おい、ローグさん!本当か!?」


「や、やべぇ、どうする!?俺D級だぞ!?」


「お、落ち着け!ランクは何ですか!?B級の弱い竜ですよね!」


必死になってローグさんに詰め寄るが、現実は残酷だ。


「...Aランクの、それも上位の、グレーターアースドラゴンだ。」


「そ、そんな!」


「あ、あの!良いですか?...元A級のローグさんもいますし、他に高ランクの冒険者がいれば大丈夫じゃないでしょうか」


と、ここで慌てすぎだと思って声を出したが、


「...俺はもう現役の半分も強くねぇよ。それに、この冒険者ギルドで一番強い現役冒険者はお前だ、ゲント。」


「ッ!!」


他ならぬローグさんに叩き伏せられた。


「周囲に自分の冒険者ランクと同じランクの魔物がいなけりゃ、殆どの冒険者はもっと強い魔物がいる街に行くだろうが。魔物は一つランクが上がる度に平均十倍強くなるからな。A級の魔物に対抗するのなら単純計算でC級冒険者百人は必要だぜ。ましてやアースドラゴンはA級でも上位の実力を持つ。...あいつらの気持ちも分かってやれ。」


「っ...はい。」


なるほど、これは確かに一大事だ。

唯でさえ伝説の領域に入らない、ただの魔物としては最強のA級なのに、ここには禄に戦力も無いからな。

大体C級冒険者が俺も入れて二十人、D級が三十人だからな。

だが――


「...ローグさん、俺、やってみます」


「...あん?」


この街に来てすぐはその睨みでビビってたけど...もう俺は慄かない。


「俺、戦います!」


「馬鹿言うんじゃねぇ!これはお前だけの問題じゃねぇんだぞ!A級は下手すりゃ街が滅びる相手なんだ!オメェだけに任せるわけ無いだろぉがぁ!!」


「んなこた知ってます!!知ってる上でやってやるって言ってるんです!!」


いくら怒鳴られても、俺は引かない!!


「死んででもやります!!刺し違って見せます!!もしもそれが無理でも脚の何本か切断してみせます!!そしたら後は任せます!!」


「ウルセェ!!させるかよ!!お前はこんなところで死ぬ男じゃねぇ!!刺し違うのなら、俺が――」


「ここが、俺の冒険のしどころなんです!!!」


しん、とギルド内が静まり返る。

はは、さっきの怒鳴りと言い、まるで初めてこの街に来た時の再現みたいだぜ

...ただ、その静粛を破ったのは笑い声なんかじゃなかったが。


「...絶対死ぬなよ。死んだら承知しねぇ。」


「...大丈夫ですよ、死ぬ気なんて全くないです。」

誤字、脱字、その他諸々の難点をお教えください。


全て読み、善処します。


読んでくれて有難うございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。