↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移したのに程々にしか強くねぇ。  作者: 魚ハンバーガー
序章
35/44

罰

「...俺も懲りねぇな。まぁたこんな事しちまったんだもんな。」


未成年飲酒ダメって言ってたのに...いざ昇級すると、祝いたくなるのは剣道やってた頃からの習慣だな。

いや、当時はお酒は飲んでなかったが。

因みに、昨日の記憶は殆ど無い。


「さっさと起きるか。うー、腹減ったな~...」


俺を枕に使ってたドワーフのおっさんを払い落として、靴を見つけ、俺はギルドから出た。


「...って、はっ!猫のごろ寝亭に連絡入れるの忘れてた!」


ー✦冒険者ギルドにて✧ー


「今までニャにしてたニョ!?昇級試験で死ぬ人も多いんだから、狩ったらすぐ帰って来いって言ってたじゃニャい!ニャに、忘れてたとでも言うニョ?!」


帰った途端トゥーリさんにイビられた。


「返す言葉もございません...!」


忘れてた訳じゃぁ無いんだけど...気がはやってしまった。

それでそのままアサルトボア狩りに行って、でその後は勢いのままに酒場でどんちゃん騒ぎだ。

本当に悪いと思ってる、スマン!


「大体、昇級祝いにご馳走にするって言ってたじゃない!なに、それも忘れてたの!?」


「うう、ごめんなさい...」


酒場で食べる飯も美味しかったけど...やっぱりヴァオさんの料理、しかもご馳走を逃したと思うと、あまりにも釣り合わない。


「フン、まぁ反省してるのニャら私は許すわ。私(・)は(・)ね(・)。」


「それは、一体どういう...?」


「...食堂へ行きニャ。」


そして、一階に降りた俺が見たのは――


「ヴァオさん!この時間帯で合うのは珍しいですね!」


「...」


「...ヴァオさん?」


あり、反応がない。


「...俺も、元冒険者だ。」


あ、語り初めた。


「だから昇級してすぐ酒場とかで騒いで祝いたいのは解る。...だがな。ウチで祝うって約束しただろ?なのに来ないってのはどうなんだ?まるで俺の料理が否定されたみたいな気持ちになるんだが」


ヴァオさんは獣王の眼力を使った!


「そ、そんな事、め、め、滅相もございません!」


ゲントには効果抜群だ!


「...それくらいにしてあげて、ヴァオさん。」


だが、マリーには効果は今ひとつのようだ!


「ま、マリーさん!」


「......罰もあることだし。」


って、あれ?

マリーさんも怒ってる?


「あぁ、そうだな。よし、ゲント、ちょっとこっち来い。」


「へ?え?」


そして連れて行かれた食堂では...エリさんがテーブルの前で布を張っていた。


「...エリさん」


「はいはい〜」


その布が何なのかを聞く暇もなく、マリーさんの合図でテーブルに置かれていたものを隠していた布を取ると――


「なんじゃこりゃー!?」


「これはだニャ。お前の昨日の晩飯になるはずだったご馳走...の、二割増しだ。昇級クエストで体力使って腹減ってるだろうと思って大量に作っといたからニャ。クク、召し上がれ」


軽く一キロは有るだろう巨大な白いステーキが鉄板で焼けていて。

サラダが皿じゃなくてボウルに入ってて。

パンなんて、もう、一斤で。

更にスープも皿こそいつもの奴だが、具材入れすぎててスープ見えなくて。


「か、軽く人家族分くらい有りますよ?」


「んな事知っちゃこっちゃあるかい。自業自得だ、バーカ。」


「ひ、ひでぇ!ま、マリーさん?」


「...私も怒ってるんだからね。精々頑張ってニャ」


「そんな!え、エリさん?」


「あははー、私も怒ってるだよ。一人で頑張ってニャー」


「んな無慈悲な。...」


「...」


「...わかりました。全部食べますよ!」


「って、ニャんで私だけ聞かニャいの!?」


「それは自分の心にでも問いかければ、きっと答えが出るはずだぞ、トゥーリさん。」


「どう言う事だニャン!」


「答えなんて解りきっているって言うことだ。」


「開きニャおるニャー!」



その後、途中から闘技を使いまくって魔力をガンガン使って腹を空かすと言う裏技を使った事で、何とか全部食べ切れた。

因みに、あの白い肉はジャイアントフレアイーグルの肉だったそう。

めっちゃ美味しかったです。



ー✦冒険者ギルドにて✧ー


「あ、ゲントさん、今日は遅かったですねーって、凄いことになってますね!?」


今日は、来てすぐ依頼を取って受付カウンターに叩きつけなかったのが意外だったのか、いつもは自分からは喋りかけて来ないアイリさんが聞いてきてくれるが...まぁ、俺今結やつれてるからな。

何かを食べてすぐ魔力を消費するって方法のお陰で、腹は普通の大きさなんだが...体がとてつもなく重い。

ヴァオさん曰く、これは元々体の中を巡回していた魔力が排出され、新しい魔力がそれを補う隙きもなくまた排出したから、体のあちこちに魔力が行き届いてないんだそう。

体の中に魔力は在るが、まだ全身に巡りきっていないから、魔力切れのような状態だが意識はあるんだそう。

時間経過とともに治るそうなので、依頼に支障は出ないが。


「...色々有りましてね。すみません、この三つの依頼お願いします。」


「は、はい、畏まりました...って、こんな状態なのにちゃっかり全部狩猟系ですね。」


「それはそれ、これはこれです」

誤字、脱字、その他諸々の難点をお教えください。


全て読み、善処します。


読んでくれて有難うございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。