C級昇格クエスト
モ◯ハン好きです。
〔ピィギィィーー!!〕
【C級:ジャイアントフレアイーグル】
高さ十メートル、翼幅二十五メートル。
その巨体が炎に身を包み、咆吼を上げる様子はフェニックスと言うより火山から出てきたラ◯ンだ。
まぁ初代のラド◯でもこいつの五倍の大きさだから、それは大げさなんだが...
「さっきあんなスカした事言ってたけど、燃えると迫力倍だな...だが!」
だが、地球に居た頃の俺にとって大型生物との戦闘って言うとモ◯スターハ◯ターだったから...殺るならこれくらいのサイズじゃないとな!
イエロードレイクだってぶっちゃけルド◯スくらいしか無いからな、大きさ!
◯ドンはでかすぎるけど...これくらいの大きさなら、リオレ◯スと対して変わらない!
「さぁ、行くぞ!」
剣を抜いて、駆ける!
すると鷲も岩から飛び立ち、こっちに向かって猛スピードで迫ってくる!
「っつ!」
一本一本が三十センチ以上の爪を辛うじて弾き、奴が地面スレスレを飛ぶ所を下をくぐり抜ける!
「アッツ!そして腕が痺れる!...やるな!」
今までの戦闘では急な攻撃にビビる事はあっても、どこか戦闘に物足りなさを感じていた気がある。
命のやり取りなのにそんな事を気にする必要は無いはずなんだが...それでもいざ、こいつの圧倒的な熱を、巨体が繰り出す攻撃を受けると!
「ワクワクしてきたぜ!」
元々、剣道をやっていた頃、俺は若干戦闘狂だった。
強豪校と戦うのが楽しかった。
...まぁ、これくらいなら普通の青年スポーツ漫画の範囲内か。
あいつらも、絶対戦闘狂いに分類されるだろうし。
だが、こんな化物に対してもこう感じてしまうなんて...
ま、冒険者になろうと決めたのもこのワクワクを感じていたから、っていう所も有ったしな!
「うおおおっっ!『超集中』!『火点撃』!『吹風速』!」
闘技を重ね掛けし、すれ違った後バク宙と半側転をして俺の方を再度向いた鷲に向かって、走り出す!
そして、お互いの距離が十メートルを切った時――
「今だ!『流水踏』!、『岩砕き』ィィ!!!」
〔ィィイイイーー!!!〕
ズドッガッキィーーンッ!!
「うおっ!?ウゲッ!」
ドガッ
〔ピギャーーッ?!〕
ズズゥンッッ
はぁっ、はぁっ、どうやら衝突の勝者は俺だったみたいだな。
今度は、炎の刃を作ってそれで俺を切ろうと思っていたようだったが...交差する直前で『流水踏』を使って斜め上に向かって跳び、そこで『岩砕き』も発動させヤツの左翼に切りつけた。
だが、骨が硬すぎて折って半ば翼を引きちぎる事しか出来なかったが...くっそ、『光刃』にしといたほうが良かったか!?
まぁ、これで飛べない筈だ。
地に墜ちさえすれば、後はこっちのものだ!
だが、ヤツも魔物...それも、上位の魔物だ。
堕ちた途端はもがいていたが、もう起き上がってる。
そして、墜落時に消えた炎を再度灯す。
「いいぜ、第二ラウンドだ!」
〔ピギィィーー!!〕
俺が駆け出すと、さっき作っていた炎の刃とは違う形で炎を作り始めた。
さっきはすぐに刃の形を作っていたのに足いして、今回は収束するような動きだ。
まるで...そう、ビーム!
だが、そんな悠長な攻撃が決まる訳が無いだろ!
「再度、『流水踏』!!」
今度は頭を狙ってやる!
そう思って跳んだ俺だったが...アイツはそう来ると読んでいたようだ。
〔イイィィ!!〕
右翼の前面にさっきの炎の刃を作り、そのすでに燃えていて十分危険だった翼の殺傷力を更に上げ、殴ってきた!
仮にも片方十メートルの翼、回り込んで頭を狙う隙は無い!
かといって『流水踏』等を使って避けてもあの熱光線がチャージされちまう!
...なら、むしろ答えは決まっているぜぇ!!
「正面突破ァァァ!!!『光刃』!!」
既の所で発動させた光刃で俺の切り上げるような斬撃は見事ヤツの翼を切り裂き、頭を無防備に晒した!
そして、その頭の後ろのがら空きな首めがけてぇ!!
「『岩砕き』!『獣落とし』!!いっけぇぇええええ!!!」
ズバンッッ!!!
〔クエッ...〕
ドスンッ
「はぁ...はぁ...はぁ...ふぅ。南無三。.........いよっしゃあああ!!!」
やべぇ、まさか本当にD級とC級の間にここまで差があるとは。
だが、俺も問題なくC級と戦える力を持っているな。
「いやぁ、問題なかったな。」
「わっ、ルークさん、急に出てこないでくださいよ!どこに居たんですか?」
「ちょっとそこの茂みな。もしもの事があったら出ていこうって思ってたんだが...やっぱり問題なかったな。まぁ、若干闘技を使いすぎているような気もするが」
「う、それは俺も自覚しているんで...」
「ま、それでもいいさ。徐々にC級との戦い方にも慣れて行くだろう。取り敢えず、C級昇格クエストは見事合格だ!」
誤字、脱字、その他諸々の難点をお教えください。
全て読み、善処します。
読んでくれて有難うございます。




