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異世界転移したのに程々にしか強くねぇ。  作者: 魚ハンバーガー
序章
30/44

アイツの出現頻度高すぎだろ

台所の黒きアイツが駄目な方は読まない事をお薦めします。

その後もう少しヴァオさんと話してから、俺は自室に戻って寝た。


ー✦翌朝✧ー


「ゲントさ〜ん、もう朝だニャ――」

ガバッッ!!


「フニャッ!」


「あ、エリさん、おはよう御座います。今何時ですか?」


「何時って言うか...普通に朝ニャよ」


「あぁ、有難う御座います、エリさん!やっぱりトゥーリじゃ駄目ですね!」


「...お姉さん、あれはトゥーリのせいじゃニャいかな〜、なんて思ったり...だからあの子も許してあげて?年上だけど、何かと面倒見たくなる様な先輩だし...」


「...まぁ、俺も本気でトゥーリさんのせいだって思ってないですし。ただ、ちょっと鼻に付くって言いますか...」


「それは...私も弁護出来ニャいかニャ〜...」


ー✦朝食後、冒険者ギルドにて✧ー


バンッッ!!


「この五つの依頼、受注お願いします!」


「はい、畏まりました...って、五つ!?」


俺の行動にも慣れつつあったっぽい眼鏡受付嬢さんだったが、昨日を上回る依頼料には慄いたらしい。

だが、それも当然であろう。


「ええ、今日は昨日の二倍近い時間がありますし...何より、早くC級になりたいんです!そして、行く行くはBになって上級冒険者に!」


先日の扱きの後、意識を失う前に爺に「B級になったらもう一回扱いてやるよ。だが、それまで上級剣士になるのは待て、な?制度の事もあるし。」と言われた。

しつこくもっと稽古をつけろってせがんでいたんだが、その言葉を聞いて安心して意識を手放してしまった。

まぁ、魔力切れしてたし、あの時はどうせあれ以上の訓練は無理だっただろうが...

とにかく、さっさと昇給しねぇとな!

そのためにはまずはC級だ!


「わ、解かりました。頑張ってください!って言うより、死なないでくださいね!?」


「はっはっは、精一杯努力します!」


なーに、こんな中途半端なところで終わるわけねぇだろ!



ー✦草原にて✧ー


終わった。


体長、七メートル半。

使う魔法のレパートリーこそ、下位種と同じだが...その威力は上がってるっぽい。

現に俺は、目も耳も使えない状態で、強烈な腐食液を『斬空』でなんとか防いでいるところだ。

まぁ、当然、相手は...



  〔ギチギチギギィィィイイイイーーー!!!〕

【D級:ジャイアントラージブラックコックローチ】


「なぁんでこいつの依頼選んじゃったんだろうなぁ!!??」


こいつ、おかしい。

もう、ギルドの名付け制度だけでD級って事になってるだけな気がする。

ビッグブラックコックローチの時も、こいつ絶対にD級相当じゃんって思ったが...他のD級と戦った今なら解る。

こ(ジャイアント)い(ラージブラック)つ(コックローチ)も、絶っっ対にD級じゃない!

だってアサルトボアくらい強いもん!

そりゃ、あっちは純粋なパワー系に対してこっちは搦手が得意だからそう感じるのも無理ないんだろうけど...

あぁ、もう、こんなんじゃ埒が明かねぇ!


「『超集中』!」


まず、効果が切れ掛かってた『超集中』を掛け直す。

そりゃ、試したさ。

だけど耳が聞こえないから前回みたいにくっきり見えないんだよ。

だけど、ぼんやりしたシルエットでも...なんとかなる!


「『吹風速』!『流水踏』、二連!!」


〔ギチチィ!!?〕


背後さえ取れば...腐食液は当たらない!

ならばと、Gはその巨体で押しつぶそうとバックして来るが...


「望むところだ!!『火点撃』、とりゃあ!」


『火点撃』を発動したすぐ後、跳んだ!

顔の前で跳ぶと、まだ腐食液が当たるが...頭の後ろからの攻撃には流石には反応出来まい!


「『岩砕き』!!うおおお!!全国の主婦の恨み、受けろぉぉぉ!!!」


〔ギッッチャァァァ!!?!」


ズドンッッ!!


「はぁ、はぁ、はぁ、やったか!?」


はっ!

俺ったら、つい!

これじゃぁ、『願う』もまるで俺が望んでるかの様に解釈する...!?


〔ゲッチ゛ャッア゛ッァァ!!〕


闇魔法が解けた、と思った途端視界全てが縦に別れたGの頭と、そんなのお構いなしと言わんばかりに横に開いた口が!

しかも口からは腐食液がドロドロと垂れてる!

キメェェェェ!!!


「イ゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!、『流水踏』!!」


『超集中』で咄嗟に判断し、剣を上げ、身は屈め、Gの下を通り抜ける!


〔ア゛、ア゛...〕


ズンッ


や、やべぇ...

地味に転生から一番危ない出来事だったかもしれん...

流石Gだな...頭かち割られても捨て身の攻撃するなんて...

ああ、肩プロテクターに付いてた!

うう、おニューなのに...

最初の腐食液の奇襲は避けれたのに...



尚この後、ソニックジブラ(クソ疾いシマウマ)やジャイアントトラップスパイダー(でっかい巣作るでっかい蜘蛛)、ジャイアントイエローアルマジロ(二回目)にラージアクアフロッグ(前戦った青蛙の上位種)等と戦ったが、『地返し』『光刃』とか『流水踏』『光刃』とか『火点撃』『光刃』とか『吹風速』『光刃』とかとにかくさっき使い忘れた光刃を他の闘技と合わせまくって効果検証した。

尚、帰る頃には魔力切れ寸前だったが、ヴァオさんの魔力たっぷり魔茸シチューで何とか事なきを得た。

誤字、脱字、その他諸々の難点をお教えください。


全て読み、善処します。


読んでくれて有難うございます。

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