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異世界転移したのに程々にしか強くねぇ。  作者: 魚ハンバーガー
序章
29/44

平和な夕暮れ

また遅れた

明日も投稿デス

「おおーい、ちょっと門を閉めるの待ってください〜!」


「ん?なんだ、冒険者か。って、血塗じゃねぇか!」


「あ?...うわっ、本当じゃねぇか!おい、お前、ちょっとそこに居ろ!すぐ行く!」


お?

なんか門の上から人が降りてきた。


「あ、どうも、お疲れ様です。ご迷惑をかけますね」


「俺の事なんてどうでも良い!取り敢えずポーション飲め!そんなに血だらけで...クソ、おい相方!神殿行って神官呼んで来い!」


「ちょ、ちょっと待って下さい!俺は無傷ですよ!」


「何言ってんだ...あれ?よく見たら鎧の上から血が付いてる...なぁんだ、びっくりした。夕焼けで見えにくかったのか。ハッハッハ。」


「それよりも早く相方さん追いかけてください!神官さんが無駄足を踏んじゃいます!」


「あ!?おい、相棒〜!!」



ー✦冒険者ギルドにて✧ー


「狩ってきました!!」


「ヒィッ、もう?!は、早過ぎないですか!?」


正門でちょっといざこざがあったが、なんとか神官さんが派遣されないまま冒険者ギルドに来れた。

尚、当然だが、基本どの神官も回復魔法が得意だ。

なぜなら、聖職者がよく習得する光属性魔法は回復魔法が多いからだ。

しっかりテンプレである。

思えば、この街に来てからどんどんそう言ったテンプレの事を知ったなー。

ルールリアンでは何かと必死だったからそう言った知識を蓄える暇がなっかったからな。


「そ、それでは納品カウンターで魔物を出してください。」


「はい」


ドサッ


「へ?ま、まさかさっき発行した依頼の魔物、全部狩って来たんですか!?」


「あ、そうです」


昼に出て、夕方に帰ったのでざっと六時間だな。

うん、移動時間を考えると妥当かな。


「.........か、確認しました...これ、報奨金です」


「お、四つも同時に達成したからけっこうまとまった量入ってくるんだな。」


金貨一枚と銀貨一枚である。

カタツムリの触覚でボーナスが入っただが...殻を割ったのでボーナスは銀貨一枚となってしまった。

うん、そっちのほうが売価が高いからってもう一つの素材を蔑ろにしちゃだめだね。

因みに、依頼主が求めていたのは粘液だったから、殻の事で問題にはならなかった。



ー✦猫のごろ寝亭にて✧ー


「うっわ、きったニャ、これ洗うの私達ニャの?」


「そうは言っても、トゥーリは殆ど洗濯しないじゃニャい」


「その代わり買い出しはいつも私じゃニャい!それに、エリだって洗濯しないじゃニャい!」


「...まぁ、私は文句無いから良いんニャけど。それに...」


「汚してしまい、申し訳ありません。悪気はありませんでした。どうか、お許しを。」


「...この調子で謝られては、ねぇ。」


本っっっっっ当に悪いと思ってる。

魔物の血や植物の何らかの液に塗れた鎧は、ぶっちゃけ酷い状態だった。

戦闘時は高揚していたから気づかなかったが...こんな状態の鎧とあとついでに服を年上の女子に洗わせるとは...我ながら申し訳ない気持ちになる。


「ふんっ、マリーがそう言うなら仕方ニャいけど許してやるニャ!」


「...お前に許されてどうするんだよ」


「ひ...にゃ、ニャニか言ったかニャ?」


こいつに言われるのは釈然としないが。

...テンパってるのは、今朝の俺の言動のせいだろうからそれに関しては申し訳ないが。


「...もう。それより、ゲント君。ヴァオさんが話したいんだって。勿論、晩御飯食べた後に。良いかニャ?」


「良いですよ」


ー✦晩飯後✧ー


「おう、テメェが噂のゲントか。」


美味い飯を食べたばかりだっちゅうのに、いきなり戻すところだった。


思ってたのと違う。

なんか、勝手に小太りした猫獣人とかかなーって、思ってたんだが...

俺の前には、身長二メートル半近い獅子獣人が居た。

筋肉はあのはち切れんばかりだったローグさんさえも超える圧倒的筋肉量で、鬣は白い物が多いものの、それが逆に威厳を晒しだしている。

まさに、百獣の王。


「ど、どど、どうも、お世話になっておりますゲントといいます。ご飯とっても美味しいです。」


「あぁ...?」


やばい、きったない鎧従業員に洗わせてる事に付いて怒られるのか!?!?


「おお、そうかそうか、有難う!そう言ってもらえると嬉しいぜ!」


「え...?」


「いやー、冒険者してた頃は料理は必ず俺が担当しててニャ?歳で解散って事になる頃ニャあ腕も結構上がってて、仲間にも進められるまま料理人として雇先を探したのよ。だけど、ここに来た時散々ダメ出しされてな。男飯しか作れねぇって言われて。ニャのに、結局その時の店主兼料理人だった人に見習い料理員として雇われて、みっちり料理を教えてもらって...今じゃ、あの人に取って代わったんだ。だから、何より料理に力を入れてるんだが...気に入ってもらってよかったぜ!」


...まぁ、この出で立ちだから最初っから料理人って事は無いと思ってたんだが...


「いえ、本当に美味しいですもの。ここに来て良かったです!」


この来歴ならあのガタイも納得だし、何よりウマイ飯に間違いはないし!


「ゲント...オメェ、良いやつだな!」


ガバッと抱きつかれる。

あ、肋骨が何本か逝きそう...!!

って、それより朦朧とした意識で思ったんだんだが...


「...もしかして、あの店員の三人って、奥さんですか?」


ライオンは雄一匹の一夫多妻の群れを作る。

なら、同じ猫系獣人の彼女たちは...


「いや、違うぞ。嫁は家に五人いる。種族の男女比差によって、仕方ニャいことだからニャ。」


思ったより遥かにリア充だった。

誤字、脱字、その他諸々の難点をお教えください。


全て読み、善処します。


読んでくれて有難うございます。

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