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異世界転移したのに程々にしか強くねぇ。  作者: 魚ハンバーガー
序章
26/44

闘技のバーゲンセール、再び(ハードモード)

遅くなり申し訳ありません。

明日も投稿出来るはずで、その次の日ものはずです

気持ちいい目覚めだ!

さあ、さっさと朝食を食べて、依頼を受けに行くぞ!

因みに、朝食は魔物の骨を煮出したスープとパンだった。


「行ってきます!」


「行ってらっしゃいニャ~」


ー✦冒険者ギルドにて✧ー


「ダメだぁ!!喝ッッッ!!!」


「何もそこまでー!」


いきなりギルマスの咆哮を浴びせられた。


「良いじゃないですか、依頼の一つくらい!ちょっと鎧が無いだけですし!」


「だめに決まってんだろうが!!お前が言ってんのは要するに木こりが斧なしで仕事に行くようなもんだぞ!」


「そこまでじゃ無いでしょう、ちゃんと剣持ってるので...」


「ああ、もう、明日にゃ出来るって行ってたしそれまで待て、な!?他になんかやりてぇ事ねぇのか?」


他に何かと言われても...

俺の最終目標って、やっぱり地球に戻る事だし...そのために異世界チート級の力を手に入れる通過点として俺はS級冒険者になりたいのだ。

地球に戻る具体的な解決法が見つからない以上、解決の目処が立ったらすぐ実行できるように強くなっておきたいのだ。

ぶっちゃけこの世界って娯楽も乏しいし、依頼くらいしかやりたいことが見出だせないって言う理由もある。

...過去一番早い昇進を狙ってるのはただカッコイイからだが。


「うーん...そうだな...いや、だが...よし。じゃあ俺がお前を中級剣士にしてやる!」


「え!」


俺が黙り込んだのを見て、しばし思考していたようだったが...意図ををまとめたと思ったら急にこんな事を言われた。


「えっと、それは具体的にどういうことですか...?」


「基本的にどの戦士職でも、上位の職に就いたからって急に強くなったりはしねぇ。ただ、成長の限界がもっと高くなるだけだ。見習い剣士は本当に普通の人間に毛が生えた程度の力しか持ってねぇ。だが、そこから今てめぇが就いてる下級剣士になると闘技が使えるようになる。あと、魔力が増えやすくなる。魔物を倒す度にな」


「え!?でも、俺は魔物を殺す度に魔力が増える感覚は無いんですけど...」


「だから、それこそお前の今の...生まれ持った才能が成長の限界よりも高いってことなんだよ。ある程度上位の職に就けばお前の魔力量とかも成長するだろう。...俺が見るに、その上位の職も多分中級剣士以上だと睨んでるんだがな。」


正確には生まれ持った才能と言うより転生してきた才能だし、それだって女神様が言ってた『デフォルト転生』のお陰だろうが。


「そして何より上位の職に就けばもっと強い闘技を習得出来るんだ。だから、出来るだけ早く上位の職に就ける様に頑張るんだが...規定として冒険者になる前に上位の職に就いているなど言った特殊な条件の場合以外、F級冒険者が就ける最高の職は下級職って事になってるんだ。そもそも上位の職に就くにはその職の下位版に就いている状態じゃねぇと就けないもんだし、さらに本人の素質が足りなければ流れ作業で上位の職に就ける事も出来ないんだが...昔はそうやって経験が無いまま才能が有ったからって流れ作業で上位の職に就いて、それイキがって無茶して死んでった奴が多かったからな。地道に頑張って素質を伸ばすのが重要なのさ。」


話の途中からローグさんの目が遠くなっていった。

そこだけ聞くと貴族の坊っちゃんとかだけがそう言った被害に遭いそうだが...意外と才能が有る一般人でもそう言う事になることが多かったんだろうな。


「おっと、辛気臭い話をしちまって悪かったな。取り敢えず、中級両手剣士に就ける最低の級がD級なんだが、普通はC級まで待つ。大半の奴らは、C級に昇給してからようやく成長の限界に当たるからな。だが、てめぇは才能が有るタイプだからな。それに、十分経験も積んだだろう。些か生き急ぎの気があるが、それでもてめぇなら問題なく中級両手剣士としてやってけるだろう。ついでに、幾つか闘技も教えてやろう。どうだ?やるか?」


「そういう事なら、喜んで!」


一日休んだだけで新しい闘技を幾つか習えるなら、むしろ儲けだ!

...まぁ、明日は少し無理してでも二日分の依頼を受けるつもりだが。


ー✦✧ー


「オラオラぁ!!そんなもんかぁ、小僧!!」


「はぁ、はぁ、ろ、ローグさん強すぎます!それ、本当にただの義足ですか!?マジックアイテムとかじゃなくて?!」


「マジックアイテムの方は緊急時しか付けねえ、よっ!」


ガッ、キィィンン!!


「ぐ!?」


「へ、受けれるだけましか。だが、しっかり闘技発動させとけばそんなに力む必要もねぇぞ?俺の方は対して力使ってねぇんだからなぁ!」


「それはローグさんが強すぎるからではなくて!!?」


ガァンっ


一旦間合いを開けたが、これじゃ埒が明かねぇ!

俺も覚えたての闘技を使って必死に抵抗してるけど...ダン教官の時とは違って真剣だから少しも気を休めねぇ。

いつだって全集中でいなきゃならならない分疲労も溜まりやすい!

さらに、なんとローグさんの獲物も俺のと似たような両手長剣だ!

相手の技が読みやすいって言うより、こりゃ完全に読まれてる側だ!

くそ、どうしたら...


「てめぇ、本当に本気か?この俺でさえA級止まりだって言うのにお前がS級なんて夢のまた夢だぜ!」


カチン。

確かに俺はS級になるのは通過点だと思ってる。

ローグさんがこう煽ってるのだって俺のやる気を出させるためにしてることだって、理解してる。

だけど、今の俺は、本気でS級を目指してるんだ。


「言ったなぁ、爺ィ!!」


「その意気だぁ!かかってこいやぁ!」


「うおおお!『超集中』!」


「え。おい待て、それお前のオリジナル闘技じゃなかったっけ?ちょ、ちょっと前て、待てって!!おいぃぃ!!!」

*この後、こっ酷く扱かれました。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


誤字、脱字、その他諸々の難点をお教えください。


全て読み、善処します。


読んでくれて有難うございます。

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