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異世界転移したのに程々にしか強くねぇ。  作者: 魚ハンバーガー
序章
22/44

冒険ものとしてはやや遅れて起こったテンプレ オブ テンプレ

すいません、小説家になろうがメンテナンスしていたので昨日投稿出来ませんでした。

「「付いたぞー!ヴェルドゥー!」」


俺たちは、遂に新しい街に着いた!

この世界は文明が未発達だから、新幹線で六時間くらいの普通に遠い場所に着くまで丸一週間かかったりする。

この世界では、なぜかメートルやキロメートルと言った単位が使われている。

たかが四百キロと油断したが...そもそも乗合馬車はあまり早くないし、更に丸一日進める訳でもない。

更に更に時々魔物の群れに襲われるので、基本日が出ている間しか移動出来ない乗合馬車が移動できる時間が更に減る。

だが、それでも一週間かかるとは...


「いやー、長かったな、ゲント!ハハッ!」


無論、この世界の人はそういうものだと理解しているので、俺が固く揺れる席からの開放感から先の発言をしているのに対し、マイケルは普通にヴェルドゥーに着いた事を喜んでいる。

羨ましい奴め。


「おっさん、有難うな!」


「...やっとうるさい客がいなくなるよ。」


何だと、愛想がないな。

良いじゃないか、狩った魔物の肉を他の護衛に付いた冒険者の人達や他の乗り合い人に分けて、一緒に騒いでも!

おっさんも一緒に食べたじゃないか!


「まぁ、仕事はしっかりしてもらったから文句はないけどね。くれぐれも無理はするなよ。」


一応俺はこの馬車の護衛もすることで、乗り合い賃を免除してもらっているのだが(マイケルは親父さんが払ってた)

それよりも、まさかおっさん!


「...ツンデレですか?」


「なんだ、そりゃ?でも、嫌な響きだな。やめてくれ。」



ー✦冒険者ギルドヴェルドゥー支部の前にて✧ー


一旦マイケルと別れた俺は、この街の冒険者ギルドに来ていた。

ルールリアンのギルドよりさらに頑丈そうで、更に一回りでかい。

前のギルドはもう慣れてたけど、改めて新しい街だと緊張するな...

だが、いざ意を決めて!


「おおう?なんだ、てめぇ。」


「ヒッ」


入った途端、めっっっちゃんこ強面で隻眼のスキンヘッドのおっさんが睨めつけて来た。


「あ、あ、あの、」


「...ッチ」


恐っ!

舌打ちされた!


「ここはガキが来るようなところじゃねぇ。さっさと帰れ」


「っ!......それは、出来ません」


「ああん?」


「俺は、帰りません!」


より一層睨めつける視線に殺気が交じる。

もはや、物理的な圧力さえ感じる。

だが、俺は変えるわけには行かないんだ。

勿論、ただここからルールリアンまで戻れないとかそう言う訳じゃなくて...


「俺は、S級冒険者になるんです!!」


シーン...

更に数秒、強面のおっさんが睨めつけてくる。

尚、周囲の冒険者は愚か、受付所さんさえも静かにしている。

昼前で、この時間ギルドにいる冒険者は少ないといってもだ。

だが、その静寂もすぐ壊れた。


「ダァッハッハッハ、そうかそうか!こいつは良いこと聞いたぜ!よし、認める!儂の殺気に耐えるっちゅうのは、そこら辺のガキに出来る事じゃ無いもんな!」


あ、殺気飛ばしてる自覚は有ったんだ。

っていうか、わざと...?


「よし、そうと決まったらさっさと受付で登録しな!」


「へ?あ、いえ、もう冒険者ギルドには登録していますが...」


「ああん?」


「ひいっ、デジャブデジャブ!」


ー✦説明後✧ー


「なぁんだ、そんな事か!いやな、たまに自分の力量もわからねぇガキが最初っからこの街で冒険者に登録しようとする事があるからよ。ある程度実力がある元傭兵とかなら、問題ないんだがな。それで、身の程知らずの若造が登録しようとすると追い出す様にしてるんだ。悪いな。」


「いえいえ、そんな...ですが、あなたはどんな立場なので?」


「ん?俺か?ギルマスだぞ。」


「ええっ!?...いや、でも納得です。なんでギルドに入ってすぐギルドマスターが出て来るのかはともかく」


殺気の尋常じゃない殺気...この人、めっちゃ強いんだろうなと思ったもん。

でももうお爺さんと言っても良い年だし(はち切れんばかりの肉体を持っているが)よく見ると片足は膝から少し下辺りから義足だし...少なくとも第一線は引いてるかな、と思ったからな。

あと、オーラがもうギルマスって感じだった。


「うん?いや、用事が有ってな。なんでも、ルールリアンから期待の新人が今日辺りに来るって、デヴィンさんが手紙をよこしてきてな。それでひと目見てこようかと...まさか、おえめぇか!?」


「...恥ずかしながら...」


デヴィンさんとダン教官から貰った推薦状を、アイテムバックから出す。


「お、おう...って、ダンの奴からももらってんのか...いやぁ、てっきり熟練の傭兵が冒険者に転職でもしたのかと思ってたぜ。」


「いえいえ、気にしないでください。...早速ですが、何か手っ取り早く出来るD級の狩猟依頼とか有りますか?」


「...手紙にも書いてあったが...こりゃ重症だな。普通長旅の後は最低一日は休むものだぞ?」


「俺は、今までで最速のS級へのランクアップが目標なので!」


「...!カッカッカ!普通はS級になるってのが目標でも、行き過ぎた夢だって笑われるものなんだが...ますます気に入った!こっち来い、俺が直々依頼を発行してやる!言っとくが、D級からの依頼は急に難易度が上がるぞ?」


「むしろ、喜んで!」

誤字、脱字、その他諸々の難点をお教えください。

全て読み、善処します。

読んでくれて有難うございます。


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