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21本の聖剣の物語  作者: ジャスティン
第2期
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隠された闇の真実1-3

ライヤが、少しからかうような笑みを浮かべて二人の元へ戻ってきました。「ちょっとお話が長かったんじゃない?」「……ああ、全くだ」アンガンは照れくさそうに応じます。ライヤはいたずらっぽく続けました。「それで? 私たちの仲間に加わっていた間の『言い訳』、ちゃんと聞かせてもらえるのかしら?」「う……まあ、すべては奴(暗影)の仕業だったとはいえ、カイラたちには申し訳ないと思っているよ」ライヤはふっと表情を和らげました。「冗談よ。暗影があれほど狡猾だったなんて、私たちも気づけなかった。でも、あなたは最初からそんな人じゃないって、どこかで信じていたわ」「……騙されていたというのに、おめでたい奴らだな、君たちは」「そうね。でも、今はそんなことより、あなたが戻ってきてくれたことが一番重要よ。……改めて、おかえりなさい、アンガン」「……ああ。僕の犯した罪が消えることはない。奪った命の重さを背負い、彼らの分まで生きて償うつもりだ。温かく迎えてくれて感謝するよ」アンガンが深く頭を下げると、ライヤは次にアーガンへと向き直りました。「それで、土の忍者……ううん、アーガン。あなたはどうするつもり?」「どうするって、何がだ?」「私たちと協力してくれるのか、それとも……」「……僕も、君たちに加わるよ」アーガンの即答に、ライヤは驚いて目を丸くしました。「えっ、いいの?」「さっき兄さんと話して、ライトと一緒に過ごした本当の記憶を思い出したんだ。……今までずっと食べ歩きに執着していた理由も、ようやく分かった気がする。兄さんが家族や村の人を殺したっていう(偽りの)現実から、食べることで目を逸らそうとしていたんだね。でも、もう逃げないよ」「……いいじゃない、食べるのが大好き。素敵なことだよ」アンガンが弟の頭を優しく撫でながら言いました。すると、アンガンはふと思いついたように、去りかけのライヤを呼び止めました。「ライヤ、待ってくれ」「……どうしたの?」アンガンが真剣な面持ちで呼び止めました。「いい考えがあるんだ」「考えって、何?」「君はあそこへ向かってくれ。そこで……僕が『闇』のエレメントで君を攻撃する」ライヤは驚愕して目を見開きました。「えっ、どうして!? 何を言っているの?」「そうすれば、君は『新しい力』を手にすることができるはずだ。その隙に、アーガンが密かに地牢(じろう)へ潜入する」「でも……!」ライヤは不安げに声を震わせました。「そんな……私にあなたの力なんて使えないわ」「大丈夫だ。君の天性のセンスなら、必ず使いこなせる。……それに、これから君が相手にするのは『暗影』だ。僕たちは今、聖剣を持っていない。だから、僕の闇の力を連れて行ってくれ」アンガンの揺るぎない瞳を見て、ライヤは覚悟を決めました。「……分かったわ。やってみる」「準備はいいか?」「ええ、いつでも来なさい!」アンガンが拳にどす黒い闇を収束させます。「いくぞ……『闇』!!」漆黒の衝撃がライヤを包み込みました。

核雷の城、その薄暗い監禁室。捕らわれたライトの目の前で、不気味な黒い霧が渦を巻き、暗影が姿を現しました。「……戻ったか、暗影」待ち構えていた霞忍者が、冷ややかな視線を向けます。「ああ、戻った。……不満げな顔だな、霞」「当然だ。闇のエレメント忍者アンガンを逃がしたそうではないか。あれほど長く寄生していながら、詰めが甘い」霞の糾弾に対し、暗影は余裕を崩さず、低く笑い声を上げました。「案ずるな。……奴らはすぐに、自らここへやってくる。わざわざ追いかける手間が省けたというものだ」「ほう、確信があるのか?」「ああ。この源力のエレメント忍者(ライト)をここに据えておけば、奴らは必ず誘き寄せられる。仲間を捨てることなど、あの甘い連中にはできんからな。……すべては計画通りだ。奴らが揃った時、一気にすべての聖剣を収穫してやる」拘束されたライトは、その会話を聞きながら奥歯を噛み締めました。自分が仲間を死地に引きずり込む「毒餌」にされているという事実に、無力感が彼を襲います。核雷の城、その冷たく湿った地牢(じろう)には、敗北したレジスタンスの面々が閉じ込められていました。「ここから出しやがれ! 正々堂々もう一度やり直しだ、クソ風忍者(アーラン)!」リンヤが格子の間から叫び声を上げますが、カイラは力なく首を振りました。「……いくら叫んでも無駄よ、リンヤ。体力を消耗するだけだわ」メイジウは、藁にもすがる思いでヤオヤオに問いかけました。「ヤオヤオ……あなたの力で、時間を巻き戻してやり直すことはできないの?」ヤオヤオは悲しげに俯きました。「……ごめんなさい、無理なの。私の『時間』は、ほんの数秒、小さな範囲を動かすのが限界。本当の意味で過去(タイムライン)を書き換えるなんて……そんなことをしたら、私の生命力が尽きて死んでしまうわ。命を懸けても、せいぜい一秒先が変わるかどうか……」「そう……。無理を言ってごめんなさい」「ああ、くそっ! ゴミクズ野郎どもめ!」荒れるリンヤを、カイラは自責の念で見つめました。「……やめて、リンヤ。すべては私の責任よ。霞と不死がこれほど準備を整えていると分かっていれば、あなたたちをこんな危険に晒さなかった……」「カイラさん……」「カイラ姉さん、自分を責めないでくれよ。あんたのせいじゃない」リンヤが珍しく真剣な表情で慰め、ヤオヤオも言葉を重ねました。「そうだよ、私たちだって覚悟の上だった。……ただ、少し遅すぎただけ」「……今は、ライヤを信じるしかないわね」カイラが希望を込めて呟いたその時、闇の中から不気味な声が響きました。「ふん、そのライヤも、もうすぐここで死ぬことになる。期待しても無駄だ」暗影が、嘲笑を浮かべて牢の前に姿を現しました。「彼女はそんなに弱くないわ!」「ああ、あいつなら絶対に何とかしてくれるはずだ!」仲間たちの叫びを鼻で笑い、暗影は再び闇の中へと消えていきました。核雷に占拠された市政府の執務室。冷酷な空気が流れる中、霞忍者が言い放った。「貴様らの役目は終わった。……去れ」「はあ!? ライトを捕まえたんなら、俺たちにも尋問させろよ!」チーランが食ってかかるが、霞忍者は一蹴する。「もはや利用価値はない。消えろ」「……ふん、面白くねえな」アーランは吐き捨てるように言うと、そのまま部屋を出て行った。「どこへ行くんだ、アーラン!」「……さあな」背後の呼びかけも無視し、アーランは姿を消した。残ったチーディとビンチェンは「俺たちは残る」と宣言し、霞忍者は「好きにしろ」と冷たく返した。

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