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21本の聖剣の物語  作者: ジャスティン
第2期
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78/89

偽りの記憶と新たな絆1-2

(ライヤ……いつの間にこれほどの力を……。それに、仲間だったはずの彼らにあんなに容赦ない攻撃を……)ライヤは聖剣を消し、兄の元へ駆け寄りました。先ほどまでの冷徹な戦士の顔は消え、そこには優しい妹の表情がありました。「お兄ちゃん、ごめんね、来るのが遅くなっちゃって。……でも大丈夫、まずはこれを」ライヤは懐から不思議な霧状の薬を取り出すと、ライトの傷口にシュッと吹きかけました。「これは……?」ライトが問いかけようとした瞬間、彼の意識は急速に遠のき、視界が黄金色の光に包まれました。次に目を開けたとき、そこには人影も、激闘の痕跡も、何一つ残っていませんでした。地下通路を歩きながら、ライトは前を行く妹の後姿を見つめていました。繋がれたその手は、昔よりもずっと力強く、頼もしい。かつての泣き虫で、いつも兄の背中に隠れていた小さな妹の面影はどこにもありません。その凛とした歩き方に、ライトは言い知れぬ寂しさと、圧倒されるような「成熟」を感じていました。「ライヤ、僕は……」「何も言わなくていいわ。まずはあそこまで行きましょう。説明はその後で」ライヤは前を向いたまま、静かに、でも拒絶させないトーンで答えました。二人は薄暗いトンネルを抜け、突き当たりにある巨大な金属の扉の前に立ちました。ライヤが扉の認証パネルに向かって、およそシリアスな状況には似つかわしくない「合言葉」を口にします。「……私のプリンを食べたのは、だーれ?」ゴゴゴ、と重厚な音を立てて扉が開きました。ライトが中に足を踏み入れた瞬間、その光景に言葉を失います。そこは、最新鋭のホログラムモニターと電子機器がひしめき合う、秘密のハイテク基地でした。「うわああああっ!!」突然、影から飛び出してきた人影に、ライトは腰を抜かして床にへたり込みました。「ひひひ、なんだよ、まだ生気があるじゃないか」「ちょっと、そんな風に彼をいじめないで。やっとここに着いたばかりなんだから……」呆れたような声が響き、ライトの前に一人の女性が歩み寄りました。「カイラ姉さん。お兄ちゃんを助けて連れてきたわ」そこに立っていたのは、鋭い知性と圧倒的なカリスマ性を放つ、あらゆるテクノロジーに精通したエレメント・マスターでした。「ようこそ、ライト。私たちは……ずっと君を待っていたんだよ」ハイテク機材が並び、青白い光に包まれた地下基地。ライトは、あまりに急激な環境の変化に頭が追いつきません。「僕を待っていた? どういうこと……? この地下室も、ライヤも、さっきの二人も……何がどうなってるんだ!」パニック気味のライトを、カイラが落ち着いた声で制しました。「焦らなくていいわ。さっきの戦闘で疲れているでしょう? 少し休みなさい。説明はそれからよ」ライトが差し出された椅子に腰掛けると、一人のとても恥ずかしがり屋な少女が、おどおどしながら水と食べ物を運んできました。「あの……こんにちは。……これ、どうぞ」彼女はそれだけ言うと、脱兎のごとく物陰に隠れてしまいました。その後、カイラ、ライヤ、そしてメンバー全員が集結しました。「これから話すことは、少し消化しきれないかもしれないけれど、堪えて。できるだけ簡潔に説明するから」「へへっ、こいつ、腰を抜かしてたからな。ショック死しなきゃいいけどよ!」空気を読まない発言をした男を、ライヤが間髪入れずに気絶させました。「お兄ちゃん、こいつの言うことは気にしないで。口は悪いし悪ふざけが大好きだけど、ここにいるのは全員が『元素忍者よ」ライヤがメンバーを紹介します。「今、私が黙らせたのは、悪戯好きな『煙霧』の忍者、リンヤ。さっき食べ物を持ってきてくれたシャイな子は、『時間』の忍者、ヤオヤオよ」「……うん、分かった」

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