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21本の聖剣の物語  作者: ジャスティン
第1期
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狂気の研究者1-3

ライトとチーディが息を切らしながら天台へと駆け上がると、そこには紫色の不気味な光線を放つ装置の傍らに立つ、一人の男がいた。「貴様!」ライトの鋭い声に、男がゆっくりと振り返る。「……何者だ、お前たちは」「僕たちは忍者だ! この街を守るのが僕たちの役目だ!」と、チーディが叫びながら武器を構える。「忍者、か……。フン、面白い」ライトはチーディと目配せをし、力強く頷いた。「いくぞ、チーディ!――抜剣(ばっけん)!」二人が放つ聖剣の輝きを見た男は、わずかに目を見開いた。「ほう……それが聖剣か。実物を見るのは初めてだが、実に興味深いエネルギーだ」「何だと……?」ライトが訝しげに問いかけると、男は自らの腰から一振りの禍々しい剣を引き抜いた。「驚くことはない。……私は『毒花の元素を司る者。そしてこの剣は、私が自らの英知を注ぎ込み、研究によって造り出した『聖剣』なのだよ」「自分自身で聖剣を造ったっていうのか!? お前も元素の継承者だというのに!」ライトの驚愕をよそに、男は懐から紫色の光を放つ「毒の核心」を取り出した。「継承者? くだらん。私は既存の力に縋るつもりはない。私は私の力で、この世界を実験場へと変えるのだ。……ハハハハハ! ――抜剣(ばっけん)!」天台の上で、ライト、チーディ、そして毒の忍者の三人が対峙する。「さあ、忍者諸君。お前たちが私の高貴な実験材料になれるかどうか、試してやろう」「ふざけるな!」チーディとライトが同時に地を蹴り、激しい近接戦闘が幕を開けた。「炎獅子召喚!」「毒針襲撃(どくしんしゅうげき)!」炎の獅子が毒の忍者に襲いかかるが、無数の毒針がそれを迎撃する。攻防の最中、ライトが怒りを込めて問いかけた。「なぜ街の人たちをゾンビに変えたりしたんだ!」「……理由? そんなもの『面白いから』に決まっているだろう」その答えにライトの堪忍袋の緒が切れた。背後から死角を突き、チーディと連携攻撃を仕掛ける!「源力五連撃(げんりょくごれんげき)!」「火炎斬(かえんざん)!」「毒化連斬(どくかれんざん)!」三つの強力な技が正面から激突し、凄まじい爆発が巻き起こった。チーディは爆煙の中を突進したが、そこにあるはずの影が消えている。「なにっ!?」「チーディ、後ろだ!」ライトの叫びも虚しく、背後に現れた毒の忍者の強烈な一撃がチーディを捉えた。衝撃で吹き飛ばされた彼は、そのまま天台の縁を超え、真っ逆さまに落下していく。「チーディーーーッ!!!」「さあ、残るはお前一人だ。緑の忍者くん」毒の忍者は休む間もなく追撃の手を緩めない。「腐蝕粘液(ふしょくねんえき)!」「くっ……! 召喚、神龍召喚(しんりゅうしょうかん)ライトは間一髪で龍に飛び乗り、空へと逃れた。しかし、毒の忍者はあざ笑う。「空へ逃げれば安全だとでも思ったか? 毒針襲撃!」「うわあああっ!」無数の針が龍の翼とライトの身体を貫き、高度を失った彼は地面へと叩きつけられた。満身創痍のライトに、毒の忍者が冷酷に詰め寄る。「毒化連斬!」空間を越えて現れる刃が、倒れたライトを何度も切り刻む。「……この街を守るというお前の使命も、ここで終わりだ」チーディが空から真っ逆さまに落ちていく。「おしまいだ、おしまいだ! 激突するーっ!」だがその瞬間――「……あれ? 痛くない?」「チーディ、怪我はないか?」アーグアンが颯爽とチーディを受け止めていた。「えっ、ああ……別に、あんたに来てもらう必要なんてなかったけどさ」「ふうん、そうか」アーグアンは冷淡にチーディを地面に放り出した。「痛っ! お尻打ったじゃないか!」「さっきそのまま落ちるよりはマシだろう」そこへ、メイジウを抱えたアーランも駆けつけ、チーランたちと合流を果たした。しかし、四面八方からゾンビの群れが押し寄せてくる。「まずは防衛に徹するわよ!」チーランの指示で、まずビンチェンが巨大な氷の壁を作り出し、続けてアーガンが岩石でその城壁を補強した。忍者たちはその中に立てこもる。「これなら、しばらくは持ち堪えられるだろう」とアーガンが言った。しかし、チーディは血相を変えて叫んだ。「でも、ライトがまだ外に一人で残ってるんだぞ!」空中を落下していくライトの意識が遠のいていく。「ライト、目を覚ますんだ!」聞き覚えのある懐かしい声が響いた。「この声は……ジェンシャン? 僕はどこにいるんだ? 負けてしまったのか?」「ライト、よく聞いてくれ。君は今、死の淵(しのふち)に立っている。生と死の狭間を彷徨っているんだ。でも、君は戻らなければならない。君の助けを待っている人々がいる。……目覚めた時、君は僕と話したことを忘れてしまうだろう。でも心配はいらない。戦いの中、僕はいつも君と共にいる。さあ、行くんだ。君が守るべきすべてのものを守るために!」意識が戻った瞬間、ライトはまだ猛スピードで落下していた。「神龍(しんりゅう)、召喚!」一方、天台から廃墟と化した街を見下ろしていた毒の忍者は、愉悦に浸っていた。「ついに……ついに、私はすべてを超越したのか!」だがその時、一頭の神龍が凄まじい勢いで下方から舞い上がってきた。「なっ、馬鹿な!?」毒の忍者が驚愕の声を上げる。「どうしてだ、理解できん!」ライトは神龍に跨り、再び天台へと降り立った。その瞳には静かな、しかし烈火のような闘志が宿っている。「どうやら、本気を出さなきゃいけないようだな。……聖騎士、抜剣(ばっけん)!」

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