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21本の聖剣の物語  作者: ジャスティン
第1期
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狂気の研究者1-2

今度はライトの携帯に、メイジウから着信が入った。「もしもし、メイジウ!? 無事か!」『ライト! 自分の控室に閉じ込められちゃったの。外で何かが起きたみたいで、建物の一部が崩落して……外の様子が普通じゃないのよ!』チーランはこの二つの出来事が重なったことに疑念を抱き、状況を分析し始めた。すると、それまで黙っていたビンチェンが口を開いた。「もしそれが『ゾンビ』だとしたら、感染は瞬く間に広がる。彼らはキョンシーよりも遥かに速く、伝染性も極めて高いんだ」ライトは決然とした表情で仲間たちを見渡した。「みんな、手分けして街の様子を見に行こう。メイジウの救出と、市民の避難を優先するんだ!」「了解だ!」忍者たちはそれぞれの武器を手に、異変の渦巻く都市へと飛び出した。都市に降り立った彼らを待ち受けていたのは、かつての賑わいが嘘のような静寂と絶望だった。「……待てよ、なんでたったこれだけの時間で、街が廃墟みたいになってるんだ?」チーディが戦慄(せんりょく)した声を上げる。「これ、怖すぎるよ……」アーガンも周囲を警戒しながら身を縮めた。アーグアンはふと空を見上げ、眉をひそめる。「おい、空を見ろ。あそこから紫色の光線が放たれているぞ」「紫色……?」ビンチェンがその光の源を凝視する。その時、チーランが前方の影を指差した。「見て、あっちにいるのは…… ゾンビよ!」うつろな目でこちらへ向かってくる異様な群れ。ライトは決然とした表情で全員に告げた。「みんな、彼らは元々は人間なんだ。……ここからは二手に分かれて行動しよう!」「了解だ!」「分かったわ」ライトは最後に注意を促す。「絶対にゾンビには噛まれるなよ!」忍者たちは三つのチームに分かれた。【天台・調査チーム】:ライトとチーディ。紫色の光線が放たれている天台へと急ぐ。【救出チーム】:アーグアンとアーラン。閉じ込められたメイジウの元へ向かう。【防衛・鎮圧チーム】:アーガン、ビンチェン、チーラン。街に溢れるゾンビを食い止める。チーランが防衛チームの二人に釘を刺す。「いい? 彼らは人間が変貌した姿。殺したり傷つけたりしちゃダメよ!」「分かってる、分かってるって!」アーガンはそう答えると、土の元素を操り、迫りくるゾンビたちを土壁で囲い込んで隔離した。チーランは水の元素でゾンビの群れを押し流して距離を取り、ビンチェンも氷の元素を使って、彼らを傷つけないよう足元だけを凍らせて動きを封じていく。救出チーム「メイジウ、聞こえるか!」アーランが必死に呼びかける。『聞こえるわ! でも、瓦礫が邪魔で外に出られないの……!』アーグアンとアーランがメイジウの事務所の下に辿り着いたとき、そこはすでにゾンビの群れで埋め尽くされていた。ゾンビたちが二人の気配に気づき、うなり声を上げて襲いかかってくる。「時間がない、弟よ! お前は先に行け!」「でも、兄さん……!」「早く行け!!!」アーグアンの怒号に背中を押され、アーランは意を決して建物へと駆け上がった。アーグアンは押し寄せるゾンビの群れを食い止めながら、弟の背中に向かって叫ぶ。「頼んだぞ、頑張れよ!」一方、事務所の奥に追い詰められたメイジウの前には、一体のゾンビが立ちはだかっていた。逃げ場はなく、窓から飛び降りようにも下にはゾンビの海が広がっている。「……万事休す(ばんじきゅうす)ね。来ないで、入ってこないで!」しかし、無情にもドアは破壊され、ゾンビが牙を剥いて飛びかかってきた。「嫌ああああああ!」「メイジウ!」間一髪、アーランが壁を突き破って現れた。彼はメイジウを抱き寄せると、そのまま窓から外へと飛び降りた。「兄さん、今だ! 逃げるぞ!」救出成功の合図を受け、アーグアンもニヤリと笑う。「よし、作戦完了だ!」

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