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21本の聖剣の物語  作者: ジャスティン
第1期
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私の過去1-3

街の西側、ライトたちは指定された場所に到着し、そこに佇む「憶者(おくしゃ)」と対峙した。「一体、何の目的でこんなことを……!」ライトの問いに、憶者は静かに、しかし冷徹に応じた。「目的などない。ただ、僕の手でお前たちを打ち破りたい……それだけだ」「何だって……?」その時、突如としてウーミエ率いる一団が姿を現した。「しまった、罠だ!」ライトが警戒を強める中、ウーミエが不敵な笑みを浮かべて語りかける。「ハロー、ライト。私のことが恋しかったかな?」「ははっ! ようやく大暴れできるぜ!」滅火(めつえん)が好戦的な声を上げるが、即座に粘潮(ねんちょう)に嗜められる(たしなめられる)。「少しは落ち着きなさいな」「無駄口は終わりだ……来い」謎の忍者が聖剣を抜き放ち、鋭い光を放った。それを見たチーランがライトに告げる。「どうやら、話し合いに応じるつもりはないみたいね」「だったら、こっちも手加減する必要はねえ! 仕方ねえ、ライト、やるぞ!」チーディが叫ぶ。ライトは、目の前の忍者が根っからの悪人ではないような気がして一瞬躊躇したが、意を決して声を張り上げた。「……やるしかない。みんな、いこう!」全員が同時に戦闘形態へと移行し、激突の火蓋が切られた。まずは滅火(めつえん)が先陣を切った。「ふん、俺はあの赤色の忍者と遊んでやるぜ!」粘潮(ねんちょう)もそれに続く。「なら、私はあっちの水色の子にするわ」チーディとチーランは互いに目配せをした。「来いよ、チーラン! 一緒にいくぞ。俺たち兄妹を舐めてもらっちゃ困るからな!」「ええ、お兄ちゃん!」「火之斬撃(ひのざんげき)、食らえ!」チーディが渾身の一撃を放つが、滅火はそれを素手で受け止め、即座に反撃に転じる。チーディはそのまま滅火に突撃しようとしたが、滅火の元素力によって自身の運動エネルギーが急速に低下していくのを感じた。「くっ、どういうことだ……力が入らない!」「ははっ! 終わりだ!」滅火が地面を強く踏みつけると、無数の火柱が噴き出し、チーディを激しく弾き飛ばした。「くそ……こいつ、なんて厄介な相手なんだ!」粘潮(ねんちょう)が呟く。「……『雨季(うき)』」「無駄よ! 私の元素の力を見なさい!」チーランが応戦するが、粘潮は自身の元素力でチーランの操る水を「粘液」へと変質させた。そのせいで、チーランは逆に自分の出した水に絡め取られ、身動きを封じられてしまう。「お前の水でお前を倒す。これほど気分のいいことはないわね……『水神海嘯(すいじんかいしょう)』」「くっ……!」粘潮が制御を奪ったチーランの水が、巨大な波となって彼女自身を襲う。チーランは激流に飲み込まれ、遥か後方へと吹き飛ばされた。「すべて終わりよ」粘潮がトドメを刺そうとしたその时、突如として歌声が響き渡った。「『楽声人偶』、アタック!」「大丈夫、チーラン?」駆けつけたのはメイジウだった。「ええ、大丈夫……でも、あいつの元素は私にとって最悪の相性だわ」「なら、一緒に戦いましょう! 私がサポートするわ。人偶(ドール)、彼女の攻撃を防いで!」「何ですって?」粘潮は瞬く間に数体のドールに包囲された。「『破軍歌姫』!」メイジウが放った爆音の衝撃波が粘潮を襲う。「くっ、この音爆……なんて不快なの……!」「今よ、チーラン!」メイジウの叫びに合わせ、チーランが鋭く踏み込む。「『水剣刺斬』!」无数の水の刺が粘潮の全身を貫いた。「成功したの……?」メイジウが期待を込めて問いかけるが、チーランは険しい表情のまま答えた。「いいえ……ダメージを与えられていないわ」粘潮は冷淡に笑いながら、服を整えた。「女の子二人がかりで私一人をいじめるなんて……。いいわ、私も少し本気を出してあげようかしら」三つの戦場が同時に火蓋を切った。一方では、チーディが滅火と対峙し、炎と炎がぶつかり合う激戦を繰り広げている。もう一方では、メイジウとチーランの二人が、水を粘液に変える厄介な能力を持つ粘潮を相手に、連携攻撃で立ち向かう。そしてもう一つの戦場では、ライトたちが一団となって、聖剣を手に立ちはだかる神秘の忍者との宿命の対決に挑んでいた。「すべてを凍らせろ!」「鏡の剣」突如として神秘の忍者の背後から声が響いた。「後ろに気をつけな、忍者さんよ!」アーガンが叫ぶ。「岩刀爆烈斬(がんとうばくれつざん)!」「鏡像の盾(きょうぞうのたて)」神秘の忍者は事も無げにアーガンの猛攻を防御した。「何っ? 俺の大技をこうも簡単に防ぐとは……!」神秘の忍者は薄く笑みを浮かべた。「余所見(よそみ)をしないことだ、土系の忍者」突然、アーガンの足元から鏡の剣が突き出した。アーガンは即座に「神亀戦甲(しんきせんこう)」を発動して防御したが、衝撃に耐えきれず遥か遠くへ弾き飛ばされた。「アーガン!」続けてビンチェンが攻め立てる。「弓之霜斬(きゅうのそうざん)・弓モード!」しかし、神秘の忍者は鏡を召喚してその一撃を吸収すると、そのままビンチェンへと跳ね返した。「ビンチェン!」仲間に次々と被害が出るのを見て、アーランが火がついたように突進する。ライトが「アーラン、冷静になれ!」と呼びかけるが、その速度は止まらない。「風双撃(ふうそうげき)!」二振りの双刃が襲いかかる。だが、神秘の忍者も反応が速く、アーランの連撃をすべて受け流していく。両者は一歩も引かず、激しい火花を散らすが、アーランがどれほど速く斬りつけたところで、斬れるのは実体のない鏡ばかりだった。神秘の忍者が挑発するように告げる。「悪くない……だが、お前が今斬り伏せたのは俺の鏡の一面に過ぎないぞ。『鏡の剣』!」無数の鏡の剣がアランを強襲した。アーランは軽快なフットワークで剣を振るい、次々と撃ち落としていくが、手足をかすめて血が滲む。それでも執念で、すべての剣を跳ね返してみせた。その時、突如として雷鳴が轟く。アーランに代わり、次は(アーグアン)が神秘の忍者へと踊り出た「ライト、一緒にいくぞ!」アーグアンの呼びかけに応じ、ライトも剣を構えた。だが、ライトは戦いながらも、ずっと胸に抱いていた問いを神秘の忍者に投げかけた。「……どうしてだ! どうしてそこまでして、僕たちを倒そうとするんだ!」神秘の忍者は一瞬、躊躇するような素振りを見せたが、やがて絞り出すように答えた。「……お前たちが、僕の両親を殺したからだ」「えっ……何だって?」ライトは耳を疑った。「僕の両親は、忍者に殺されたんだ」「忍者なんてこの世にたくさんいるじゃないか! どうしてそれが僕たちだと言い切れるんだ? 君だって、忍者だろう!」ライトが叫ぶように問い返すと、神秘の忍者は憎しみを込めて言葉を繋いだ。「両親を殺したのは、元素の力を持つ忍者だったからだ……その内二人は『緑の忍者』だった。お前は、何も知らなすぎるんだよ」「そんな……忍者が無実の民(むじつのたみ)を傷つけるなんて、あり得ない!」

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