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焼けくそレーシック  作者: あまやま 想
第2部 福岡編 第5章 新天地
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103/150

4月6日(金)   で1

 やっと、福岡に来てから、最初の週末がやって来た。最初の一週間はいろいろあり過ぎて、目が回りそうだった。


 特に初日の予算承認会議は悶絶するかと思った。それから、水曜日の前総務主任とのマンツーマンでの研修…。確かにためになるけど、頭で分かるのと体で覚えるのは別物である。


 この日は朝から伝票の整理や消耗品の在庫チェックをしていた。昼からは、学習教材担当の河浦から採用するバイトが決まったので、その手続きをして欲しいとの依頼を受ける。バイト採用については河浦と瀬々串専務が担当していたので、紫はそれに関する事務手続きをすることになる。


 バイト採用に決まったのは、川端和男と言う二〇の男性である。この春、専門学校を出たばかりの新卒である。


 まあ、半年契約のバイト扱いではあるが、契約は更新できる上に勤務実績が良好であれば、正社員としての採用もあるとのこと。試用期間の二ヶ月が過ぎれば、社会保険の手続きも必要になって来る。


 とりあえず、採用通知書の作成をしている。九日の月曜から早速出勤してくるので、採用通知書は手渡しとなる。通知書作成後、瀬々串専務の所へ行き、作成した書類を渡す。専務が会社印を押す。


 後は七島社長に渡すだけだが、社長が月曜日までいないため、専務が代理で渡す事になるようだ。それから、タイムカードの作成をする。


 その後、尾辻と新しい机をどうするか話し合ったが、しばらくは事務の仕事をする予定はないため、急ぎではいらないらしい。


 しばらくは一階の倉庫番や配達の手伝いを中心に仕事をするようだ。まあ、六月までに机が手に入ればいいと河浦は言っていた。


 夕方、取材班の猿渡・牧本・稲森が取材から戻って来た。三人一緒に戻って来るもの珍しい。取材はそれぞれが独自に行う事が多いからだ。この日は取材班の打ち合わせを外でしてきたのかもしれない。紫の予想は当たった。


 そして、三人が紫の所にやって来た。まさか、取材費が足りないとか言い出すとか…。


「桜田さん、レーシック体験記を連載する気はありませんか?」

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