表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/45

秋葉原へ行こう1

東京メトロ日比谷線。秋葉原駅を降りて、秋葉原へとルーカス達は、やって来た。

「ほうほう。ここが秋葉原か」

 ルーカスは周りを見渡す。

 彼の目の前にはヨドバシカメラがあった。

 日本屈指の電気街とあってヨドバシカメラは、やはりデカイ。

 しかし、今、ルーカスが行きたい場所は、そこでは無かった。

「美穂、秋葉原に来たなら私は漫画を買いたい。どこか漫画を買える場所は近くにあるか?」

 ルーカスの狙いは漫画だ。メルベールにも日本の漫画は沢山輸入されるが、やはり現地の物を買うのが、ルーカスの夢だった。

「だったら、近くに書店ビルがありますよ。そこにいきましょう」

 ルーカスと美穂、二人は書店ビルである『書泉ブックタワー』へと向かった。


「ふむ。ここが漫画を買えるビルか……」

 二人は書泉ブックタワーへと、たどり着いた。

 書泉ブックタワーは、九階建てのビルで漫画のほかにも小説、コンピューター関連の本など様々な本が売っている秋葉原で一番と言って良い程、大きなビルである。

「では中に入ってみるとしよう」

 二人は書泉ブックタワーの中へと入った。

 そして漫画が置いてある七階へと、たどり着く。

「うおー、凄い、ワンフロア、丸々漫画では無いか」

 書泉ブックタワーの七階はワンフロア、漫画しか置いていない。

 ワンピースや、名探偵コナンなど様々な漫画が置いてあった。

「これも漫画、あれも漫画、凄いな〜」

 ルーカスはフロワを一周しながら、日本の漫画を堪能する。

 メルベールには無い光景に一喜一憂していた。

「ルーカスさん。何の漫画が好きなんです?」

「うん。人気の漫画は、ほとんど読んでいるぞ。多分」 

「じゃあ、鬼滅の刃とかですかね?」

「うーん。私は、あぁいう漫画は苦手なのだ」

「えぇ! そうなんですか?」

「なんというか、少しグロいだろ。あれ」

「まぁ、そうですね」

「グロい漫画や、怖い漫画は苦手なのだ」

「そうなんですか」

「明るく、楽しい話が好きだ」

「じゃあ、ジョジョの奇妙な冒険とかも読んで無いんですか?」

「あれもグロいだろ。美穂、わざと言って無いか?」

「ふふふ。ちょっと面白くて」

 美穂は笑った。浅草でも思っていたが笑うと美穂は綺麗だ。

 出来れば美穂の笑顔を、ずっと見ていたい。なんだろう? この気持ち。

「む、これは『にゃんにゃん大戦争』では無いか!」

 ルーカスは一冊の漫画を見つけた。 

「え? なんですか。にゃんにゃん大戦争?」

 美穂は戸惑った様子を見せている。

 もしかして知らないのか、にゃんにゃん大戦争。

「美穂、知らないのか。にゃんにゃん大戦争、今、メルベールで大人気の漫画だぞ!」

「ご、ごめんなさい。私、分からないです」

 なんと、美穂はにゃんにゃん大戦争を見た事が無かった。

「にゃんにゃん大戦争はな、美穂。一匹のカツオを巡って野良猫達が戦争を繰り広げる一大大河ドラマなのだ。是非見てほしい!」

「た、大河ドラマなんですか。にゃんにゃん大戦争……」

「あぁ、泣けるシーンの宝庫だ。買ってみるか?美穂」

「でも、私、お金無いですし……」

「漫画くらい奢るさ。買うか?」

「そ、そこまで言うなら……」

 ルーカスは美穂の為に、にゃんにゃん大戦争を買ってあげた。

 さて、反応は、どうだ?

「ううう。泣けます。これ〜」

 にゃんにゃん大戦争を読んだ美穂は号泣している。

 良かった。布教は成功したみたいだ。

「そうだろ。泣けるだろ!」

「特に、この、主人公ミケが、ヒロインの為にカツヲを取ってくるけど、おじさんに取られるシーン泣けます〜」

「そうだろ。分かってくれるか。美穂!」

 そこは一巻の中でも一番の号泣シーン。

 美穂は、ちゃんと、にゃんにゃん大戦争の良さを分かってくれているみたいだ。

「ううう、私。家に帰ったら全巻買います。それくらい面白いです〜」

「おぉ、買ってくれ。私も布教したかいがあったぞ。美穂」

 他にもルーカスは、面白そうな漫画を幾つか買い、そして店を出た。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ