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42話 魔王?

読者の皆様、作者の大森林聡史です。

この度は、この小説を気にかけていただきありがとうございます。

よろしければ、内容もお読みいただけると幸いです。

宜しくお願い致します。

 42話


 アスカと魔王は、少し距離をおいて対峙していた。


(この人が魔王? 確かに強そうだけど、圧倒的って感じじゃないわ……)


 アスカは、聖剣を正面に構え思った。

 

「行くぞ……人間の王女よ」


 魔王は呟くと、正面から向かってきた。


(早い……? だけど……)


 アスカは、その動きを読んで、聖剣を突き出した。

 魔王は、急停止し、火炎魔法を発動した。

 アスカを、真っ赤な火炎放射が襲った。

 アスカは、手を突きだし、火炎放射を真っ向から受け止め、握りつぶした。


(火炎も弱くはないけど、この程度……?)


 アスカは、戦いの中で魔王の強さに疑問を感じていた。

 手加減しているのか?

 それとも、全力なのか?

 アスカは、もう少し様子を見る事にした。


(この娘……強いな……このままでは敵わんかもしれん……ならば……今のうちに手の内を暴く……)


 魔王は、現状では敵わない事を悟り、現状の最高の技を繰り出すことにした。


「はあぁぁぁっ……!」


 魔王は、右手を突きだし闇のオーラを溜めはじめた。

 突き出した右手の平に、闇のオーラが集まっていき、漆黒の輝きを放った。


「邪光魔王拳!!」 


 集束した闇のオーラが一気に放出され、石畳の床を削りながらアスカに向かってきた。

 アスカは、目を見開き、聖剣を構えた。


「やぁっ!!」


 アスカは、聖剣で闇のオーラを受け止め、闇のオーラを凪ぎ払い捨てた。


「ふぅっ……今のをまともに受けたら危なかったわ……」

(やはり強いな……現状の最高の技でもダメージを与えられんか)


 魔王は、最高の技を防がれ、どう考えても勝ち目がないのに、妙に余裕があった。


(たいした攻撃をしてこないのに、その余裕はなんなの?)


 アスカの中で疑問は大きくなっていった。

 アスカは、まだ小手調べなのか、全力なのか、測りかねており、迂闊に飛び込めずにいた。


「アスカさぁん」

「えっ!? なに?」


 突然、ルドルフの使い魔のゴーストが、アスカの前に姿を現した。


「あ、あなた……」


 アスカは、驚いてゴーストを見た。


「ルドルフ様が、心配してボクをつかわしたんだよぉ」


 ゴーストは、ニコッと笑った。


「ありがとう」


 アスカも、ニコッと笑いルドルフの心遣いに感謝し、礼を言った。


「戦いの取っ掛かりをつかめないんだろう? 迷いを振りきって攻撃しちゃえ!」

「そうね……! よし! やるわ!」

「その意気だよ!」


 ゴーストは、笑顔を見せて消えた。

 

「いくわよ!」


 アスカは、聖剣を構え、魔王に向かっていった。


「早いっ!」


 魔王は、アスカの早さに驚き、アスカは、あっという間に接近し、斬りつけた。


「くっ!」


 魔王は、避けようとしたが、避けきれず、肩をかすった。

 傷口から青い血が滲んだ。


「たっ!」


 更にアスカは、剣を横に一閃し、魔王の胸を斬った。

 

「ぐあっ!」


 魔王は、胸に切り傷を負い、青い血が散った。

 

「ぐっ!」


 魔王は、胸の傷口を抑えて離れた。


(どうやら、このままでは負けらしい……だが、ただでは負けんぞ)


 魔王は、爆裂魔法を発動し、爆発のエネルギーの球体を投げつけた。


「いまさら、そんな魔法は通用しないわ!」


 アスカは、聖剣で球体を払った。

 すると、球体から煙が吹き出し、アスカは、煙に包まれた。

 

「あっ! 目眩まし!?」


 魔王は、アスカに殴りかかろうと煙の中を突き進んだ。


「ハッ!」

「ぬおっ!」

 

 アスカは、聖光を集めて激しくフラッシュさせた。

 魔王は、煙から飛び出したところでフラッシュを受け、逆に目が眩んでしまった。


「覚悟!」


 アスカは、すかさず聖剣で魔王の首をはねた。

 ゴロゴロと魔王の首が転がり、不敵に笑った。


「く……フフフフフ……よくぞ、私を倒した……だが、私の役目は終わりだ……」

「ど、どういうこと!?」

「自分の……目……で……確かめる……のだな……」


 魔王は、意味深な事を言い、こときれた。


「どういう事なのかしら……?」


 アスカは、魔王の最後の言葉と、妙な手応えの無さに戸惑った。


「誰!?」


 アスカは、突然、異様な雰囲気を感じ、身構えた。

 無人のはずの玉座に座っているものがいた。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

長い文章に、お付き合いいただき、心より感謝申し上げます。

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