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17話 大賢者ルドルフ合流

読者の皆様、作者の大森林聡史です。

この度は、この小説を気にかけていただきありがとうございます。

よろしければ、内容もお読みいただけると幸いです。

宜しくお願い致します。

 聖王女アスカ(17話)


「アス……カ……さま……」

「アスカ……」


 ドンッ……!


 頂上からマグマが飛び散ったのが、微かに見えた。

 

「アスカ様……アスカ様ぁっ……!」

「エリスさん……」

「うぅっ……ぅ……うっ」


 エリスは、そのまま泣き崩れた。


「えっ!? エリスさん! 見て!」

「え……?」


 エリスは、悲しみの表情で涙を流したまま、ミツキが指した方を見た。


「ほっほーっ! 間一髪じゃったのう……」

「ありがとうございます、ルドルフ様」


 なんと、ルドルフが空を飛んで、アスカをお姫様抱っこして現れた。

 ルドルフは、頂上に着地しアスカを下ろした。

 

「アスカ様っ!」

「きゃっ!」


 エリスが、泣きながらアスカに飛びついて抱きしめた。


「アスカ様、アスカ様……ごめんなさい……私、あなたを守れなかった……」

「ごめんね、心配かけて……顔をあげて……あなたのせいじゃないから」

「アスカ様……アスカ様……」


 エリスは、喜びを爆発させて、号泣した。

 アスカも、涙を流した。


「おじいちゃん……ありがとう」

「なんのなんの」


 ミツキは、泣きながらルドルフに礼を言った。


「でも……どうやって助けたの?」

「万が一、危ないときを考えてな、お主達に使い魔をつけておいたんじゃよ」

「はぁい」


 透明なゴーストが姿を現した。


「そして、ガルーダと交戦中と報告を受けて、大急ぎで飛んで戻ってきたら、アスカ殿が捕まっておるではないか。そのまま体当たりをして、アスカ殿の拘束をといて、ここに来たわけじゃよ」

「ルドルフ様、本当にありがとうございます。おかげで命拾いしましたわ」

「なんのなんの……のわっ!」

「ルドルフ様! 本当にありがとうございます!」


 エリスは今度は、ルドルフに飛びついて抱きついた。


(のほほ……エリスちゃん……この子は胸が大きいのぉ……美人じゃし……む、胸に、か、顔が挟まって……わしゃ……幸せもんじゃあ……)


 エリスは、喜びのあまり自分の胸が、ルドルフの顔を挟んでいることに気がつかなかった。


「アスカ、オーブを取りましょう」

「ええ」


 あれだけの戦闘があったにもかかわらず、イエローオーブには傷もついておらず、台座から少しも動いていなかった。


「ならば、1度オーランドに戻ろうかの、さ、儂に掴まるんじゃ」


 ルドルフは、3人を連れてオーランドに飛んだ。

 アスカ達は、オーランドに着くと王に謁見した。


「これは、アスカ姫。どうされたのかな?」

「はい。オーランド火山の探索の報告に参りました」

「そうであったの、してオーブ……じゃったか? それは見つかったのかの?」

「はい。こちらです」


 アスカは、イエローオーブを取りだし、王に見せた。


「ほう、こんな宝玉があったとはのぅ。よく見つけ、無事に帰って参られた!」

「はい。 そしてもう1つご報告がございます。魔王軍空軍団長ガルーダを倒しました」

「な、なんと!? 空軍の団長を倒したと申すか!? それは見事だ! これで、オーランドも体勢を立て直せる。よくぞ倒してくれた!」

「はい」

「そ、そうじゃ! 我がオーランドに伝わる、魔法の盾を授けよう」

「よろしいのですか?」

「ウム。この盾はの、使うものの魔力に反応し防御力が上がるのじゃ。儂らには使いこなせぬ。アスカ殿は魔法も得意と聞く。お主達ならば使いこなせるであろう……持っていくがよい」

「ありがとうございます!」

「今日は疲れておろう? 今日はこの城で休むと良い」

「ありがとうございます。お言葉に甘えさせていただきます」


 アスカ達は、魔法の盾を授かった。


「この盾、凄く軽いわ」

「そうなんですか……え!? 物凄く重くて持ち上がりませんよ……?」

「え? ウソでしょ? ほら」


 エリスが持てない魔法の盾を、アスカは軽々と持ち上げた。


「うーむ、どうやら魔力のあるものにしか使えんようじゃな……」

「私にも貸して……軽い……というか重さを感じないよ」


 ミツキも軽々と盾を持ち上げた。


「じゃあこの盾は、ミツキが持ってて、ミツキは金属の盾は扱えないけど、これなら大丈夫でしょう」

「うん! ありがとう」

「もしかすると他にも使い方があるかも知れんの、ミツキちょっと貸してくれんかの」

「うん」


 ルドルフが盾を持って、少し魔力を込めると、盾から大きな円形のバリアが現れた。


「わぁ! 凄いね!」

「やはりの……この盾は魔力を込めるとあらゆる攻撃を防ぐバリアが出せるようじゃ。魔力の消耗は大きいがの」

「なるほど、使いようによっては強力な防御ができますね」

「ウム。ただし、さっきも言ったが消耗が大きい。使うタイミングじゃな」

「はい」

「アスカ殿、戦況を見極めて指示を出しておくれ」

「はい」


 アスカ達は、兵士に二つの部屋に案内された。


「おや、二つの部屋があるのう」

「当たり前でしょ、おじいちゃんはあっち、私達はこっちに泊まるの」

「そうかそうか……そうじゃの……」

「じゃあね~、バイバ~イ」


 ミツキは、あっかんべーをしてルドルフと別々の部屋に入った。


「……」


 ルドルフは、黙って部屋に入った。


(おのれ! ミツキめ! 当て付けか!)

(ま、良いわぃ……次のチャンスを待とうぞ)


 しばらくして、兵士が風呂が沸いた事を知らせにきた。


「アスカ、エリスさん一緒に入ったら?」

「そうね、久し振りに一緒に入りましょうか」

「はい」


(なるほど、アスカちゃんとエリスちゃんが今から入るのか……これを逃す手は無いわい……)


 隣の部屋でルドルフが、壁に耳をつけて聞き耳をたてていた。

 アスカ達が風呂場に向かうと、ルドルフも部屋を出た。

 出てすぐミツキが、腕を組んで仁王立ちで立っていた。


「おじいちゃんどこ行くの?」

「ちょ、ちょっと散歩にの……」

「じゃあ、私もついてく……良いよねぇ!?」


 ミツキは、詰め寄るように顔を近づけた。


「ウ、ウム……!」


 ルドルフは、渋々ミツキを連れて散歩を始めた。

 ルドルフは、何度もミツキをまこうとしたが、スッポンマークされ、まけなかった。


「ふぅ~、良いお湯だったわね~」

「はい! 気持ち良かったですわ……あら?」


 ルドルフとミツキにバッタリあった。


「あら、賢者様とミツキ、どうしたの?」

「あのね……おじいちゃんが……のぞ……モゴッ!」

(な、なにすんのよ!)

(だ、黙れ……!)

「そ、祖父と孫娘、2人仲良く散歩しておったんじゃ!」

「へぇ~、そうなんですね! 仲良くて良いですね」

「ウ、ウム……」

「……ぷはっ! そうなの……おじいちゃん、だ~い好きっ!」


 ミツキは、そう言ってルドルフに抱きついた。

 ルドルフと目を合わせると、言葉とは裏腹に目は鋭い。


(いい加減、諦めなさい……)


 ルドルフに耳打ちした。

 その形相は、鬼のようである……


「それじゃミツキ、私達は行くから。散歩終わったら入ったら?」

「うん! そうする~」


 アスカ達は、去っていった。


「トホホ……ぐおっ!」


 ルドルフがショボくれていると、右足の甲に激痛が走った。

 ミツキが思いっきり踏みつけたのだった。


「私の風呂を覗いたら、八つ裂きにするわよ……」

「だ、誰がお前なんぞの風呂を覗くか! 孫の風呂を覗くほど落ちぶれとらんわい!」

「ふんっ!」

「それにの! お前のようなガキに覗く、価値があると思うか! もっと女らしゅう……グヘッ!!」


 バゴッ!!!


 ミツキの強烈な平手打ちが炸裂した!

 その音は、爆発音と聞き間違えても不思議では無かった。

 ルドルフは、駒のように高速回転して倒れた。

 

「サイッテーッ!!」


 ミツキは、のっしのっしと部屋に戻った。


「きゃあっ! ルドルフ様!?」


 エリスが見たのは、仰向けになってのびているルドルフだった。

 翌朝、ルドルフが出てこないため、様子を見に出たのだった。


「エリス、どうしたの? ル、ルドルフ様……!?」


 アスカも両手を口に当てた。


「寝ぼけてるんでしょ、ホラ! 起きなさい!」


 ミツキは、ルドルフの頭を蹴っ飛ばした!


「コラァ! ミツキ! お前は儂を殺す気かぁっ!!」

「自業自得でしょ!」


 二人は、そっぽを向き合った。

 

「あ、あの……賢者様、私達は次にどこに行けば……」

「お、そうじゃったの! 最後のオーブは、ウィンダムにあるんじゃが……」

「どうしたのですか?」

「ウム、あの国はのぅ……滅ぼされておる」

「えっ!?」

「儂も驚いた……じゃが、本当なんじゃ……」

「ならば、どうすれば……」

「儂にも分からぬ。ひとまずもう一度現地に参ろうかの、そこで情報収集じゃ。これからは儂も共に戦おう」

「え!? 一緒に来てくださるのですか!」

「ウム、調べられることはほぼ調べたと思う。オーブも残り1つじゃしな」

「ありがとうございます! 心強いです!」

「良かったね、アスカ。おじいちゃんは強いよ」

「ええ、あなたのおじいさまで、師匠ですものね」

「では参ろうかの、皆、儂に掴まるんじゃ」


 ルドルフは、皆を連れて飛翔の魔法でウィンダムまで飛んだ。

この話からルドルフが加わります。

彼は、大賢者の設定に恥じない、ものすごく強い設定です。

そして、それ以上にものすごくエッチなじいさんです。

モデルはある漫画の武術の仙人です。

ライトノベルの範囲を超えないように、控えめにエッチなとこを描く気マンマンです(笑)

ちなみに作者も同じくらいエッチです(笑)

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