学問と道理―1.訪問
先行公開との変更点
3rdの「1」、8rdの「1・2」について、
・前書き追加
・序文変更のために導入変更
・ルビ
これから見てもらうのは,街の経営の話.2人の視点から見てもらう.
と,その前に街の説明をしておいたほうがいいか.
この街はエンサっていう街.國の南に位置していて,でも国境とは接していないというせいで通過点とみなされあまり大きくはない街.
まあ,国境と接していないから助かっているって面もあるけど.
ただ小さいながらも農業で生計は立てているので潰れてはいない.「農業で」ではあるので六次産業化が進んでいないところでもある.
1人はコンバイント.
この人物は街を経営するものであり,その長である.
この人の場合は街の活性化を念頭に上げていて,新規のことに手を出すことが多い.そんなコンバイントの視点から見ることで,街の課題等が掴めるかもしれない.
しかし,1人だけだと見えないものがあるのは前述のとおりだ.
そこでもう1人.オルシエードが登場する.
この人は街の調査員.「街の調査員ってなんだ?」って思った人,早とちり!いつか出てくるので.
これはそんなエンサにオルシエードがやってきたところから始まる.小さいながら
1
オルシエード
馬車で実に2週間揺られ,たどり着いたのはごじんまりとした城.それを見ると,目的地に着いたという実感が湧く.
色々合って2週間.ついにエンサに到着.今回の出張で初めての街.この街はどんな事があるのだろうか.
まずは街の管理者にに会い,それから街について調査する予定だ.
眼の前の建物の中に入り,誘導されるがままに進む.
カッ,コッ,カッ,コッ,カッ,コッ…
靴音が響くだけのその空間で,気を和ますなんてできるわけがなかった.
わかっている.貴族としても,厳粛な場であるべきか,和ませるべきか.でも昔からこういう厳粛な場が嫌いだった.
理由なんて聞かれても困るけど.圧迫されるのが嫌なだけじゃない?
「こちらに町管理者がいらっしゃいます.では私はここで」
「はい,ありがとうございました」
扉が開くと同時に前へと進む.
「お初にお目にかかります,私オルシエードと申します,町内定期調査を担当いたします.調査という短い間ですが,どうぞよろしくお願いします」
「お初にお目にかかります,この街の家亜理背者をしております,コンバイントと申します.よろしくお願いします」
「そうしましたら宣誓文を読み上げさせていただきますね.」
そう断って,私は自身の所持物の中から宣誓文を取り出し,読み上げた.
宣誓.我等調査員は公正に則り,此街を調査し,国に提出します.其際,以下の位点
を守ります.
1,調査の際には*ばに,調査員であることを証明できるものを所持します.
2.物事について,安心・安全に生きられ得か,また発展でき得かという点で判断します.
3.問題が生じた際は,*ばに一度上に報告します.
以上のこと守れずば,私共調査員の解雇の上,調査をやり直すことをここに宣言します.
街調査長記述
保押担当:佐琉知世得
「コンバイント,了解しました.正しい調査をお願いします.どうぞおかけください」
「失礼いたします」
…と.取り敢えずこれで大丈夫かな?
コンバイント
「まず私は家亜理背者に調査前に確認しているのですが,家亜理背者本人がこの街で問題視しているところってございますか?」
問題視,か.一見見ないとわからないけど…
「うーん,難しい質問ですね.あまりないように見えますが,強いて言うなら1つだけ.ここらへん,最近食材の価格が高騰しているんですよ」
「原因って,お聞きしても大丈夫ですか?ここらへんは豊作ですよね」
「ええ.恐らく別の街に流れ出てしまっているのだと思います.問い合わせた所,一番流出していたのはカミランドでした.カミランドの人口が最近増えているのはご存知ですよね?」
「この仕事をやっているうえで,多少は」
「それに加えて,ここらへんじゃないとわからない情報ですけれど,最近カミランドでは様々な軍が侵攻してきているらしいんです」
「えぇ!」
カミランドは国境に接している.その分何かが攻めてきた時用に外壁を強くしているけれど,今回は内乱なので,外壁は意味がなかったのだ.外からの守りを強くしても,内からも強くしないと意味がない.それを国は学べたんじゃないかな.だから今回はかなり苦戦している.
「その関係で,食料を得なくてはならないためにここらへんの食料が全てカミランドに言ってしまっているのだと思われます.それと,国はカミランドを切り離したので言ったとしても無駄ですよ?」
「…」
オルシエードは当然混乱する.
だって,こんなことを予想してなかったから.国が切り捨てたなんて思いもしなかったから.大事な貿易拠点を手放したと信じたくないから.
カミランドは国境に接するので,別の国とも関係のある国の一つである.国としても,大事な貿易事業の場所としてみているだろうね.
「…視察に,行ってきます」
そう言い残してオルシエードは部屋を出てった.
「…行ってらっしゃい」
声にならない私のつぶやきとともに.
2
「終わったー,よし寝よう」
「どうしてそんな事ができるとお思いですか,書面作業ですよ,書面作業」
「ですよね…」
最大の難関,書面作業!嫌い!
「えーと,まずは…?」
まずは自分のToDoを確認.まずは等としての推薦か.
隣町のカラコントが失脚.そのおかげ,いやそのせいで選挙になってしまった.
こちらとしてはまた新人を立てて戦わさせるつもり.そして願わくば勝てたら…となる。
「さて、推薦状をどうするか…」
いつもは「我々としてはこのような公約を掲げており、なおかつこれらが一致しています。またこの人はこのような実績を残しています」のようにしているけど、いつもそれだと説得力がないよね。もっといい文章がないかな。
うーん…まずは過去よりも未来を出したい.それとそれ相応の経験を出したい.そうなると…「この街にはこの政策が必要.それができるこの人を推薦したい.現にこの人はこれだけの功績を残している」というようにしたら違いが出せるかな?試しに書いてみるか.
お,結構いい感じ.これを送信して,と.そしたら次は…近隣情報共有か.って,あと屁ある,ちょっと余裕あるじゃん!でも取り敢えず入室しておくか.
佐戸`穂区巣に気ーの似玲歯屁位と入力したら,お待ちかねの自由時間!昨日の書きかけの魔方陣があるんだよね〜.
今のある技術だと,地中を通して物資の交流をするから,人が転移しようとすると窒息死してしまう.過去にそのような事例があり,人が死んでしまった.
今私が取り組んでいるのは地中を介さない方法.そうすることにより窒息はないのではないかと.高度の低い空なら酸素も薄くない程度を使えば大丈夫なはずだ.あ,いや,やっぱり速度問題はある?早すぎると問題だよね.
箱の中に入り,その中で移動してもらうのがやっぱり良いかな?
「…うん,支えがあったほうが良いよね」
「…コンバイントさん,どういうことですか?」
「え?あ!!」もう始まっていやがる!!
「すいませんね急に理由のわからないことを言い出して.人の安全な転移陣を考えていて」
「安全な転移陣.通信自体は佐戸`穂区巣でできますけど,やっぱり生で話し合ったほうが良いですよね.」
「それはほんとにそうなんです.生だったら物も共有できますし,っていうかもう時間過ぎてました?いやなんかほんとすみません.」
「大丈夫,まだ始まっていません.ただ,皆さん揃いましたから情報共有始めますか」
「「「お願いします」」」
分かりにくいかもしれませんが視点を追加しています。
ご指標になれば。




