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大ハンザキを求めて、増水した鴨川に挑みます。  作者: ぽんぬ


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ダブル台風

「現在、強い勢力の台風第7号は、ゆっくりと東へ進んでおり、時速40キロの速度で…。」


僕は、ニュース映像を観ながら心配になった。


雲ヶ畑に大雨が降らないか。


まだ、6月末だ。

産卵には、影響がないが、若い個体は流されてしまう。


それを町の人に見つかったら?


正しい情報で触らずにすめばいいが、触ってしまったら大変だ。


人間の皮膚は野生動物達にとって毒まみれだ。

日焼け止め、ハンドクリーム、虫除け。


人間には、問題ないけどオオサンショウウオには毒だ。


「ダブル台風とか辞めて欲しいなあ。」そんな思いで家をでた。


僕は、ばあちゃんとよく行った小さな神社へ行く。


「ここは、お天気の神さんなんよ。お天気の神さんにたのべば、とたんに晴れになる。」ばあちゃんの姿が脳裏に映る。


そんな事なんやけどな。

そう、思うがやっぱり祈らなければやってられない。


どうか、オオサンショウウオが1匹でも多く台風で流されませんように。


オオサンショウウオが無事に上流に戻れたならお酒をお供えします。



そう、願い事をして僕は神社を後にする。

研究室にいこう。

通報が適切に行えたらいいな。

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