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閑話休題 (ケイコのいたずら)

 調べれば調べる程、不思議な人間関係が見えてきます。

 『太田 達郎』という人物…彼自身、公共事業から民生一般まで、そこそこに名の売れたシステムエンジニアでしたが、彼の級友もなかなかどうして、アクの強い連中が粒ぞろい!

 オマケに私と知己の人間が重なっている所に不思議な縁を感じてしまいます。

「まぁ、友田君の数少ない友人という点で、彼と私は同類なのかしら…ね。」

 思わず独り言が漏れてしまいます。


 東(あずま) 信士(しんじ)君は、運送会社期待のホープ。

 心臓病を見事に克服し、一般人と変わらぬ仕事量をこなすタフガイ!

 また、自分の境遇を糧に、障害者支援に積極的に参画し、私達の取り組みにもしょっちゅう顔を出してくれています。


 そして、本島(もとしま) 徹(とおる)君は、県内でも一位二位を争う、敏腕建築士。

 先日も地場企業とタイアップして県営体育館の補修・改善工事を受注している。

 たしか、二年先までの建設・建築案件を抱えていたんだけど…。

「えっ?

 タツローの家をリフォームするんですか?

 はい、是非やらせて下さい!!」

 と即効で返答を返してきました。


「ふふふ、タツローさんは、本当に人脈には事欠かない方だったのかもしれないわね。」

 ついつい独り言が漏れてしまいます。


 そして、机に視線を落とせば、工事請負業者の面々が記された書類。

「それにしても、どうして彼らとタツローが紐付け出来るのかしら?」

 私自身も楽しみが増えてきました。


 こんな感情を持つのは、久しぶりの事です。

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