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俺と幼馴染の青春日和  作者: 赤助
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第二十四話 二日目

一日目の売り上げによって、二日目の朝からスタッフルームの中ではどんよりとした空気が漂っていた。


「もう無理なのかなぁ‥‥この店、潰されちゃうのかなぁ‥‥」

穂乃果さんが寂しそうにつぶやく。


「そんなことありません!‥‥と、言いたいところですが‥‥これは何か策を練らないとまずそうですねぇ‥‥」

あの由奈でさえも落ち込んでしまっている。


「何を言っているんですか?」

「何をって?」

「今のところ、かなり順調に進んでいますよ。平日で五分の一も稼げたのですから。今日はSNSの拡散によって客足が増えると思いますし、最終日は休日なので、今日の二倍以上は来るでしょう」

「「「「た、確かに‥‥」」」」


会長の冷静な分析に、俺達全員が感銘を受ける。


「じゃあ今日も頑張っていきましょー!」

「「「「お、おー」」」」


穂乃果さん切り替え早っ!

今日は高校生組全員が困惑してしまった。



営業開始から六時間ほど経ち、体も流石に疲れてきた。

でも、昨日よりも明らかに来客数が多くなっている。これがSNSの力か。

そんな時、店の入り口から鈴の音が鳴り、急いで向かう。


「いらっしゃいま‥‥あ!」

「よっ唯人。学校終わったから来てやったぜ!」


今は放課後らしく、蓮が来てくれた。一応、蓮には学校を休む事情としてバイトの事を話しているから、応援に来てくれたっぽい。


「あんがと。取り敢えず席に案内するわ」

「おう」


完全に公私混同だが、今くらいは許してほしい。


「注文は?」

「いつもので!」


相変わらず、ユーモアを忘れない奴だなぁ。


「今忙しいから、早めに教えろよー」

「悪い悪い。じゃー、この『春の果物乗せチェリーパイ』ってやつとメロンソーダくれ」

「お!お目が高い。それ昨日から始めた商品なんだよ」

「楽しみにしとくぜっ!」

「おう!」


俺は厨房の方に行き、天音と会長にオーダーを伝えた。


「天音!チェリーパイ一つ頼む。会長はメロンソーダ一つお願いします!」

「りょーかいっ!」

「承知致しました」


しばらくして、天音と会長から商品が渡されたので、蓮の元へと持っていく。


「こちら、メロンソーダと、『春の果物乗せチェリーパイ』でーす」

「お!待ってました!」


蓮は『頂きますっ!』と言うと、真っ先にチェリーパイにフォークを刺し、口に入れた。


「っっんっま!なんだよコレ!死ぬほど美味いじゃん!」

「だろ。ちなみにそれ、天音が作ったんだぞ」

「またまたー、ご冗談を」


蓮は本気で冗談だと思っているらしい。


「まじ?」

「マジ」

「なんで天音ちゃん急にこんな料理上手くなるんだよ!」

「天音の努力の成果だ」

「‥‥ぐすっ。俺感動したぜ‥‥!」


こいつ、本気で涙ぐんでいる。


でもまあ、俺としても天音の努力が認められるのは自分が褒められるのと同じくらい嬉しい。


蓮は『いいもん食わせてもらったぜ!』と言って帰って行った。



「じゃあ今日の売り上げを発表しまーす!」

「お!待ってました!」

「ジャカジャカジャカ‥‥」


穂乃果さんが口でドラムロールをしている。


「ジャジャン!23万3500円です!」

「「「おー!」」」

「やはり、予想通りでしたか」


今のところ合計33万4300円。この調子ならいけるぞ。


明日は最終日。全力を尽くして頑張るとしよう。

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