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俺と幼馴染の青春日和  作者: 赤助
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第十七話 孤高の生徒会長

俺達が通っている華斗咲学園では、バイトは許可制となっている。

そして、バイトの許可は生徒会に一任されているのだ。


なぜかって?


それは華斗咲学園の生徒会、いや生徒会長が有能すぎるからだ。


華斗咲学園の生徒会はメンバーが生徒会長一人となっている。正確には生徒会長が勧誘することで他の役員も決定するのだが、うちの生徒会長はなぜか全ての仕事を一人で行っている。


まあ、問題なく業務をこなすので、先生からの口出しもないんだけどな。


そして今。


俺達は、究極魔界でのバイトの許可を貰うため、生徒会室に訪れていた。


コンコン


「どうぞ」

「「失礼します」」

「用件を聞きましょうか」


彼女の名は、天宮寺叶葉(てんぐうじかなは)

華斗咲学園の生徒会長を務めていて、学力学年トップ、運動神経抜群の才女だ。

整った顔立ちをしている美少女で、スタイルも良い。特に、出るところは天音以上、由奈未満と言ったところだ。


「俺達、バイトの申請に来たんです」

「ほう。では、何か正当な理由があるんでしょうね」

「はい。実は、今親戚が経営している喫茶店が客足が少なく、ピンチでして、手伝って欲しいとお願いされたんです」

「それなら、バイトじゃなくても手伝いとして参加すれば良いのでは?」

「いやあ、バイトとしてじゃないと罪悪感が凄いと親戚に言われまして、給料を受け取らないと何も始まらないんですよ」


会長がしばらく考え込む。


「はあ、仕方ない。許可しましょう」

会長が溜息混じりに言った。


かなり嘘で塗り固めていたが、なんとか許可を貰うことができた。

俺と天音は目を見合わせて喜びを分かち合う。


「ちょっと待ったぁ!」

「ん?あなたは‥‥」

「一年二組斎川由奈ですっ!私もぉ先輩に頼まれて先輩の親戚のお手伝いをするために申請に来ました!」


突然の由奈の登場に、俺達は驚愕する。


「そうなんですか?片山さん」

「は、はいっ!実はそうなんです!」


由奈が来たのは予想外だったが、人手は多いほうがいい。理由はあとで聞くことにしよう。


「はあ、分かりました」

会長は再び溜息を吐いて、渋々承諾してくれた。


「では、三人ともこの書類の必要事項の部分を記入して下さい」

「「「わかりました!」」」


俺達は書類に必要事項を記入し、会長に提出した。


「はい。確かに受けとりました」

「「「ありがとうございました」」」


「バイトをするのは結構ですが、くれぐれも華斗咲学園の生徒である自覚を忘れずに」


「「「は、はい。失礼します」」」


こうして、俺達は生徒会室を後にした。



「おい由奈!何でお前がバイトの申請に来たんだよ!」

「いやあ、昨日先輩方が喫茶店の前で男性と口論しているのを見かけまして、一部始終を見た中で私も手を貸したいと思ったのです」

「そ、そうか。まあ、ありがとう」

「明日から、よろしくお願いしますっ!如月先輩もっ!」

「う、うん。宜しく」


天音が困惑しながらも答えた。


「そういえばさ、唯人」

「どうした?」

「なんか変じゃない?あの会長が私達の申請を通すなんて」

「まあ、確かにな」


確かにおかしい。うちの学校の生徒会長は気難しいで有名だ。なのに今回のバイトの申請は案外すんなりと通った。理由もガバガバなのに。さらに後から由奈も参戦したんだ。ガバガバの極みだ。


「まあ、許可されたんだしいいじゃないか。結果オーライだっ!」

「だねっ!」

「そうですそうですっ!」


俺達は笑い合いながら廊下を歩いていった。



二人の生徒が生徒会室を後にした直後、自分一人だけしか居ない部屋の中で、天宮寺叶葉はある男性と電話していた。


「お父様、予測していた通り、二人はバイトの申請にやってきました。少し予想外だった出来事もありましたが」

「そうか。ならば、明日から叶葉も頼むよ」

「承知致しました」


そう。彼女、天宮寺叶葉は、日本でも有数の大企業、天宮寺グループの会長である天宮寺悟(てんぐうじさとる)の娘なのだ。

ちなみに、叶葉ちゃんは全校生徒の名前を全部覚えてます。


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