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第46話:生死の彷徨いで分かった大切な人達

第46話:生死の彷徨いで分かった大切な人達

僕はポーチのアイテムを取り出す。それをラオスに見せた。

「ラオス!僕が買った神水なら確実に治せるんじゃないか!?」

ラオスは一瞬キョトンとしたが、すぐに思い出したようだった。

「あぁ、あれなら!希望はあるぞ!」

「ライラを魔物になんかさせない!ライラは僕と婚約の誓いをするんだ!!」

瓶から直接飲ますと、器官に詰まるリスクを考え、この際僕も魔物になっても構わないと思い、神水を口に含み、ライラとキスをしながら、ゆっくり飲ませる。

周りは驚いていたが、気にせずに数回すると、ライラはむせる。

「ゲホッ!ゲホッ!……レイズ……私は魔物になったのか……?」

僕は泣きながら、魔物と人間の淵を彷徨った彼女を抱きしめた。

「ライラ!……君は人間のままだ!!」

思わず抱きしめてしまい、後頭部まで手を伸ばす。ライラは手を握ったり、開いたりして、泣き出す。

「奇跡が……起きたんだな……少しだけ寝かせてくれ……」

「あぁ、ゆっくり休んで……」

僕はライラにもたれ掛かるように眠ってしまう。


目が覚めるとそこはICUだった。

小柳先生と父さん母さんが心配そうに見ていた。

「夢一郎君!?大丈夫!?」

「「夢一郎!!」」

「うん、平気……もしかして心臓止まった……?」

小柳先生は頷く。

「すごい強い敵に殺されかけたけど……彼女のライラに助けてもらった……」

小柳先生はため息を吐きながらも、一言問う?

「彼女さんも無事かい?」

「はい……僕、頑張りました……」

小柳先生は父さんと母さんの方を向きながら、僕の伝えたいことを伝えてくれる。

「夢一郎君はこことは違う世界を救うために頑張りました、そして大切な彼女さんに助け、助けられました。怒りではなく、どうか優しいお言葉を」

父さんも母さんも頑張ったねと沢山言ってもらい、また意識が落ち始めた時だった。ライラの声が聞こえると同時に、例の宿屋の部屋の天井が見える。

「ライラ……ありがとう……」

「それは私のセリフだ。沢山無茶をして……まぁ、私が言えた口ではないがな……話を聞かせてもらったぞ。キスでゆっくりと神水を移してくれたそうだな?」

僕は「嫌だった?」 と返す。

「嫌なものか……だか、不公平だな」

ライラの唇が触れ、頭を撫でもらう。

「これでチャラだ。さぁ、動けるなら飛行場に向かう準備をするぞ。アスタル魔爵もラオスも地図を見ながら待っているからな」

僕はゆっくりと起き上がり、2人の元にも寄る。

「2人ともありがとう」

「全くお前が目を覚まさない時は、本気で殴るところだったぞ。だが、リーダー。報酬はちゃんと受け取らないとな。サーンライト王国国王陛下から報酬を渡したいから来てくれという要請がある。アスタル魔爵も連れて行くよな?」

アスタルさんは驚く。

「失礼ながら……私は何も……」

僕はしっかりとアスタルさんのアドバイスが役立ったと伝える。

「注意が行く方向への視線のアドバイス役立ったので来てください!おかげで助かりました。それにアスタルさんも僕たちの仲間なんですから」

「で、ではお言葉に甘えて……」

僕たち4人はホテル前に待機してる馬車へ、足を運ぶと大勢の国民から拍手と「レイズ勇者様ありがとう!!」と絶叫にも似た讚賞を貰い、馬車で城へと向かう。

城に着くと国王陛下の謁見の間に着くまで共に戦った兵士の方や自警団の方々、その後には他の勇者とグレインランドさん達が途切れなく、敬礼の道を作ってくれて、謁見の間へと足を踏み入れる。

ご拝読ありがとうございます!黒井冥斗です!明日はいよいよ最終話とエピローグになります!今後の展望についても少し語らせてもらおうと思いますので最後までお付き合いよろしくお願いいたします!

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