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第44話:ハリケウス戦〜見えない攻撃の予測〜

睡眠勇者をお手に取って頂きありがとうございます!本作品は基本的に1日3話投稿で7:10、11:10、18:10になっております。それでは、睡眠勇者夢一郎もといはレイズの冒険を読んで頂ければ幸いです!

第44話:ハリケウス戦〜見えない攻撃の予測〜

午前3時15分飛行場にて

ハリケウスは赤ワイン片手に、死んだ空の騎士達を蹴って、嘲笑っていた。

「あーりゃりゃ、裏切った人間の兵士達殺しちゃったんだ。まぁ、僕には関係ないけど」

その時セレーデさんが僕に声をかけた。

「白薔薇の剣は多重属性の魔力にも対応できる。今はこれだけ伝えておく。ラオス!レイズ!2人は好きに戦え!私の部下はヘマだけはせずにいつもの戦い方でいくぞ!!」

僕とラオスはすぐに共に顔を見て頷き、左右から突撃する。後ろではセレーデ勇者さんのメンバーがセレーデさんに強化魔法や魔力そのものを流して氷の変属性の加護と力を最大限使えるようにしつつ、盾を持った仲間がセレーデさんの文字通り盾になっていた。

「へぇ〜氷の変属性かぁ。初めて見るなぁ!レインバレットマシンガン!」

病室のテレビで見た自衛隊の機関砲のように雨水が固まり、恐ろしい速さと量で、迫り来る棘付きの壁のように来るが氷の加護が全て凍らせ砕く。

「おぉ!レインバレットマシンガンを防いだか!久しぶりの興奮だ!!……さて、変属性神様から殺させてもらおうかな。レイン・デッドスピード・バレット」

少し大きめの雨水が彼の前に生成されたと思ったら消えた。

そしてセレーデさんの盾係の人は消えていた……

「!?」

僕の驚きの表情にセレーデさんは叫ぶ。

「レイズ!今は気にするな!ハリケウスの首と心臓を狙え!」

僕は我に返った時にはアイアンクローでハリケウスに顔面を握られ、上に持ち上げられ、ジリジリて締め付けられていた。

「君があのアルドスの英雄のレイズ君かぁ。弱い、副産物として使えるものを何も感じない。これならまだあの警備団長とやらの方が迫力が……ガハッ!」

僕は締め付けられてる間に白薔薇の剣をこの許し難い敵の心臓に向けて、氷属性と聖属性の二重属性を一か八かで流し、剣身を伸ばし、心臓を貫いた。

そして雰囲気で感じる、ラオスが奴の首を狙っていたことに。

「はぁぁぁぁぁ!!」

ジャキン!首が落ちた。それと同時に奴は水となり、消えていった。

「勝ったの……か?」

その時だった。僕の真後ろで爆発が起きた。正確には属性同士のぶつかり合いによる衝撃波で、僕は吹き飛ばされ、なんとか体勢を立て直し、剣を握り締めたが、目の前には絶望的かハリケウスは生きていた。そしてセレーデさんがさっきまで動かなかった理由にも憶測が着いた。この時に誰かを守るために力を貯めていたと。

「ハーハッハッハッハー!まさか雨の護身を潰されるとは!いいだろう!ここからは全力の剣技勝負だ!」

「ふん、ふざけた事をいう魔物だ。私の剣と鍔迫り合いをしている時点で既に勝敗は決まっている!」

ハリケウスは凍りついた。物理的に。

だが、僕には分かるまだあの化け物の心臓は止まっていないと。

すぐに白薔薇の剣に聖属性と氷属性の魔力を流して、構えようとした時だった。剣が話しかけてきた。

『すぐに剣先を奴に向けろ』

無意識と言うべきか、生存本能的にすぐに剣先をしっかり構える上段突きの構えをした瞬間に、ハリケウスの黒い剣とやや傷んだり、血の跡がついたスーツ姿の魔剣士とも言うべきハリケウスと鍔迫り合いになり、互いに力を込め続ける。

「先ほど副産物は無いと言ったが、その魔力!その戦う勇気!……どこから来ている?」

声のトーンが1段下がったと思ったら、身体が弾き飛ばされ、ハリケウスは抜剣の構えを見せる。

僕に夢中な今なら……!

「隙ありっ!!」

ラオスがセングラード帝国式の連続剣技術でハリケウスを斬るが全くダメージが入らない。と言うより斬られても、即座に傷が回復してるように見える。

「おいおい……嘘だろ……精霊王の剣だぞ……」

「やはり、精霊王だったか。奴も言えば聖属性の魔物だ。側近の僕にダメージは入らないよ」

そしてセレーデさんが奴が説明していた時に上から斬りかかる。

「ったくどいつもこいつも……」

片手で受け止めて、剣をポキンと折る。氷皇剣ゼロ・アイスヴァーンが折られた。

「セレーデさん!」

「心配するな!いくらでも生成できる!」

そう言った瞬間に軽く降っている雨水が固まり始め氷先ほどの剣が何本も出来て、ハリケウスに凶刃として襲いかかるが、ラオスを蹴り飛ばすと同時に黒い剣で防ぎ切る。

「ちっ……化け物め……」

「僕が興味あるのはそこにいるレイズ勇者君だ。彼の魔力を流す速度、対応力、成長力……あらゆる面においてこの死雨の魔皇剣王ハリケウスが、勇者トップクラスだと保証しよう!つまりレイズ君は、君は……最優先抹殺対象だ」

ハリケウスは消えたと思ったらあらゆる方向から僕に襲いかかる。だが、僕には白薔薇の剣が自動防御、オートディフェンサーのように身体を導き、防ぐようにしてくれる。

「やはり、白薔薇の剣は厄介だな……これを使え」

奴は一本の剣を投げる。

「ここの警備団長が使っていた剣を複製したものだ。これで戦え。それが無理ならこの飛行場全体に魔毒の雨を降らす。何千人死ぬんだろうね」

白薔薇の剣は一言だけ語ってくれた。

『己の力か、私の力、好きなほうを信じろ』

セレーデさんもラオスも剣を捨てるな!と大声で叫んでいる……だが、僕には!何千人もの命を危険には晒せない!!

白薔薇の剣を鞘にしまい、地面に置き、投げ捨てられた剣を拾う。

「良い覚悟だ。僕も本気で挑もうじゃないか!」

再び激しく、剣を打ち合い、様々な方向からハリケウスは斬りかかるが不思議と動きがわかる。考えながらでも彼の目を見れば……魔王の側近は元人間……アスタルさんが言っていた。人間は注意が行く方向に目を向くと。それかっ!

ハリケウスの剣撃を1度回避した瞬間に真反対から切りつける。

「ぐわっ!……小僧……なぜ僕の……なぜ僕の剣撃が読めるんだぁ!!」

紫色の魔障を零しながら突っ込んでくる。

動きは分かる。これでトドメだ……

「……はい、残念っ」

違う、動きをされ、今度は僕が真反対の背中を斬られる。

ご拝読ありがとうございます!黒井冥斗です!ご拝読お疲れ様です!1日3話というスケジューリングなので前書きも後書きもテンプレートなのをご容赦ください。

これからも睡眠勇者をよろしくお願いいたします!レビューや評価も面白ければお気軽にして頂けると励みになります!

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