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第38話:魔王の側近戦との残酷な数字

睡眠勇者をお手に取って頂きありがとうございます!本作品は基本的に1日3話投稿で7:10、11:10、18:10になっております。それでは、睡眠勇者夢一郎もといはレイズの冒険を読んで頂ければ幸いです!

第38話:魔王の側近戦との残酷な数字

「まず、作戦会議をする前に私が君達に謝らなくてはならない事がある……国王陛下を納得させられなかった……申し訳ない……」

グレインランド騎士団長は90°礼をして、僕達というよりセレーデさん以外は「大丈夫ですよ」と答える。

フレイズム勇者が顎を指しながら、セレーデさんに問う。

「だが、アルノア防衛軍が機能しないとなるとかなり難しいな。セレーデ、あんたなら死雨の魔皇への斬首作戦が出来るだろ?氷の変属性神様」

セレーデさんはため息を吐き、静かに答える。

「私達連合パーティがハリケウスを殺す。他の勇者は雑魚を蹴散らせ」

だがそこに水を差したのが聖雷の教義団だった。彼らの表情を見る限りかなり、戦法に懐疑的だと伺える。

「本当に殺しきれなかったら、我々を含めた全員が死ぬ可能性があるぞ」

「そうか、あの時は聖雷の教義団は参加しなかったか。そこのデカブツの勇者の剣は元々魔王の側近の1人黒焔魔皇シュヴァ・ヴァルンドから奪い取った剣だ。私とアイツとのパーティでな」

得意気そうにフレイズムさんは頷く。

「この魔皇の焔裁剣(マナ・スピリッツ・ヴァルハラード)は確かに奴が使っていた。これならは魔王の側近の水属性攻撃くらいなら蒸発させて、無効化できる」

聖雷の教義団は黙り、グレインランドさんは話を続ける。

「我々が全力でセレーデ様達を魔皇ハリケウスの元までお届けして、周りのモンスターを排除しよう。聖雷の教義団、異議があるなら今だぞ」

リーダーが悩むと、一つだけと付け加えてから話す。

「聖雷の執行(ホーリニング・ザ・ジャッジ)の使用は許可してもらえてるのか?」

「無論だ。仲間を巻き込まなければ自由に使ってもらって構わない」

グレインランド騎士団長の言葉の後に僕が問う。

「聖雷の執行とはどのような技なのですか?」

「それは……」

「それは我々が答えねばならない。我々の教義団秘術だからな」

聖雷の教義団のリーダーの勇者が剣を引き抜き、少し魔力の気配を感じた。その瞬間、僅かに剣から雷が放たれる。

バシィッ!!

という音に僕だけが驚く。

「これは詠唱に費やした時間に応じて、威力を上げれる。最大出力は6発の隕石並の破壊力を有する。最大火力の詠唱時間は10分はかかるが1度決めたら唱え終わるまで、他の行動は出来ない」

「驚いたか?レイズ、聖雷の教義団も腕利きだが、決定打の詠唱に時間がかかるがな」

聖雷の教義団長は苦虫を噛み潰したような嫌な表情を見せる。戦闘において時間がかかるのはかなりの危険的な要素だからだ。

「ゴホン、とりあえず作戦は決まった以上明日の午前5時に作戦を開始する。集合場所は南城下町門。国民の一部も参戦が決まった。500名のカービンライフル騎兵隊、1000名の王立聖教騎士団、500名100班の大型砲騎兵隊、国民は乗馬と射撃と剣術に長けた自警団100名が集まった」

僕は圧倒されながら頷く。多くの勇者達とその仲間が頷く中でセレーデさんのみが疑問を呈した。

「何人死ぬ計算なんだ?」

「「「えっ……」」」

周りもグレインランドさんも驚いた。まるで晴れ渡る空に突然雷雲が差すような感覚だった。

「そ、それは……」

「一見すれば準列強国家としてはまずまずの戦力だろう。問題はその戦力があの魔王の側近の1人と魔物共に何名殺され、何名生き残り、勝つか負けるか予測は立てたのだろう?」

グレインランド騎士団長は黙る。

「おい!セレーデ!いくら何でもそれは言い過ぎだろ!」

「なら問おう、フレイズム勇者。何名死ぬかも分からない戦争に、自分が死ぬかもしれない戦争に具体的なリスクや損害も予測されずに参加するのか?お前ならそこまでバカじゃないだろう」

フレイズム勇者も黙り、グレインランド騎士団長を見る。

「……7割……だ……過去のハリケウスとの各国等の戦闘結果と我が国の練度などから……7割が死亡または重傷を負うと……科学院からの評価だ……」

僕は何を言えばいいか分からなかった。これから行く戦いで人命が多く失われる。今までアルドス戦やセングラード城クーデター戦とは比べ物にならない死人が出る……僕は何とかしたかった。

「グレインランドさん……何か他に策は……」

グレインランドさんは首を横に振り、7割以上の死を確定させる。

ご拝読ありがとうございます!黒井冥斗です!ご拝読お疲れ様です!1日3話というスケジューリングなので前書きも後書きもテンプレートなのをご容赦ください。

これからも睡眠勇者をよろしくお願いいたします!レビューや評価も面白ければお気軽にして頂けると励みになります!

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