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第36話:氷属性の加護

睡眠勇者をお手に取って頂きありがとうございます!本作品は基本的に1日3話投稿で7:10、11:10、18:10になっております。それでは、睡眠勇者夢一郎もといはレイズの冒険を読んで頂ければ幸いです!

第36話:氷属性の加護

宿屋に戻るとアスタルさんがライラの背中を撫でており、僕は声をかけようか悩んだ。

「レイズ様、ラオス様。おかえりなさいませ。ライラ様は少しお疲れのようで……」

「レイズ、少し付き合え」

アスタルさんの反応の前に僕はラオスに引っ張られる。

「氷の女王……セレーデと言ったか。彼女からお前を連れて来るようにも言われてるし、今はあいつの理解者のアスタルに任せるべきだ」

「ライラは……僕のせいで……落ち込んでいる……僕がなんとか……」

「はぁ……お前は考えすぎなんだ。セレーデの所に行くぞ。良いこと教えてくれるらしいからな」

宿屋の最上階に引っ張られ、大きなブラウンのドアが待ち構えていた。ラオスは気にせず開けるとその景色は……

熟練勇者の氷の女王セレーデの待機しているラウンジ兼会議室には広い部屋の長机の上座に水色のロングストレート下ろしながら、酒を飲んでいた。その姿は紛れもなく氷の女王に相応しいそのものだ。

「連れてきたぞ、セレーデ。早く元素神の加護の力について教えてくれ」

「ラオス、お前は本当に口が悪いな。とりあえず感謝する」

「セレーデさん、僕は加護の力も興味がありますが、今はライラの事が気になる。要件は絞ってください」

セレーデさんは席を立ち、少しずつ近づき、質問される。

「基本4属性の他に、その属性を変化させた者は変属性神と呼ばれる神の力を持つ人となる。氷の属性の神こそがその私、セレーデ・エレクシア・アースヴァーンだ。レイズ、お前が望むなら加護を与えても構わない。そしてラオスと共に属性の同期を起こせばより強いレベルまで行ける。望むか?」

神の力をもつ人間からの提案……何も無いわけがない。僕は深呼吸してから問う。

「望んだら対価は何を望む?」

「ライラを守ってやってくれ。それだけで構わない」

思ったより、違ったベクトルの願いで驚いた。本当にこれだけなのか?何か試練があるのではないか?

「聖魔者とは違うのですか?」

セレーデ神の言葉は「あれは4属性のみだ」と答えるのみ。

「望みたいですが……試練とかは……?」

「欲しいのか?」

「あ、いえ……ただ思ったより違った方向の対価だったので……」

セレーデさんはため息をつき、一言現実を突きつける。

「ハリケウス戦で生き残りたかったら雨を蒸発させるなり、凍らせるなりする必要がある。無力化出来ない時点で生き残れない」

死雨の魔皇というくらいだ。何か特殊な雨を降らせるのだろう。その特殊を聞くのが良いはずだ。

「それはつまり……?」

「察しの悪い勇者様だな。やつの最終選択攻撃は魔毒の雨だ。触れるだけで体力と魔力を奪われる。それだけならまだしも浴び続ければ精神すら蝕まれる」

そんな恐ろしい相手と戦うのか……僕達に勝ち目はあるのか……?

「今勝ち目があるのかと思っただろ?簡単だ雨を無効化しつつ、確実にトドメを刺せ。それだけで勝てる。魔王の側近はかつての人間だ。心臓と首を飛ばせば勝ちは手に入る。片方ではダメだがな」

この状況を打破できるのが氷の加護だけなら、貰う価値は十分にある。

「セレーデさん、よろしくお願いいたします!」

「俺も頼むよ」

ラオスも共に受けることを決意してくれた。今はそれだけで心強く、信頼できる仲間だ。

「わかった。儀式を始めよう。他の変属性神に会った時のためにも伝えるが身体が属性を受け入れるまでの12時間は絶対安静だからな」

「「はい!」」

「始めるぞ!」

セレーデ神の両手が蒼白く光出して、強い吹雪がホテル内なのに吹き荒れる。

「氷の変属性神セレーデが命じる。勇者レイズとその仲間ラオスに氷の加護を与える!来たれ、来たれ氷の力よ。彼らの心臓を守りうる盾となれ!」

するとセレーデ神は僕達の2人の胸に手を突っ込み、物理的な出血などはしてないが、心臓を握られた。

僕達2人は目玉がひっくり返そうになり、動こうととするが、セレーデ神に止められる。

「2人とも落ち着け、最後の詠唱を行う。聖氷の加護(アイスマナ・ガーディアンプロテクト)!!」

一瞬心臓が止まったかと思ったら身体の周りを冷気が走るような感覚になる。

「よし、これで完了だ。2人とも部屋に戻るといい」

僕は詠唱中に気になった、質問をさせてもらうため、激しい心拍の中手を挙げる。

「心臓を守りうる盾が……あるなら……敵の心臓を討つ槍みたいなものもあるのですか?」

「よく気がついたな。まぁあるにはあるが私専用か、私のパーティに君が入ったら授けよう」

「その時は……よろしくお願い……しま……す」

僕の意識はそこで途切れ、病室で目を覚ます。

ご拝読ありがとうございます!黒井冥斗です!ご拝読お疲れ様です!1日3話というスケジューリングなので前書きも後書きもテンプレートなのをご容赦ください。

これからも睡眠勇者をよろしくお願いいたします!レビューや評価も面白ければお気軽にして頂けると励みになります!

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