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第33話:グレインランド家と黒花の魔術師

睡眠勇者をお手に取って頂きありがとうございます!本作品は基本的に1日3話投稿で7:10、11:10、18:10になっております。それでは、睡眠勇者夢一郎もといはレイズの冒険を読んで頂ければ幸いです!

第33話:グレインランド家と黒花の魔術師

その時、ライラから呼ばれる。

「レイズ、今地面の方を見たら大きな木を伐採した跡があったぞ」

「本当か!?」

「あぁ、双眼鏡を貸すぞ」

僕はそれで窓の下を見ると木の根っこ等を乱雑に切り、土を被せた跡が少し残っていた。

「グレインランドさん、今告白すれば僕はあなたから話を聞いて黒幕を暴き出します。そうすれば罪も軽くなるでしょう。ですが……」

するとグレインランドさんは慌てて、答える。

「はい!そうなんです!私がやったんですよ!あの、あいつのせいで!!黒花の魔術師のせいで!!私の人生は……!!やるしか無かった!やらなかったら私の……私の大切な娘を永久の痛みと永久の生命を与えると脅してきたんです!!そんなの……父親として……やるしかないじゃないですか……」

「王様と王国治安執行官達に連絡を」

と王族知識の豊富なラオスが騎士達に指示を出す。

するとラインハルトさんが何かに気がついたようだ。

「待ってください、レイズ勇者様、ラオス様。少し不自然です。物理干渉結界が張ってあり、廊下からの侵入が出来なければサーンレイリア様のお部屋には入れません。私の呪眼で魔力の痕跡を探していた所に錆びかけてはいますが対結界と鎖を打ち込んだ跡がありました。ご丁寧に修復魔法も使ったようなので気がつけました」

僕は何か忘れてるような気がする。魔法の属性は遺伝するのかと。

「ライラ、魔法の属性って遺伝するの?」

「基本的には遺伝するぞ」

その時、キィィン!!と抜剣する音が聞こえて、僕は白薔薇の剣を引き抜き、鍔迫り合いに持ち込む。

「俺がァァ!俺がやったんだ!!それでいいだろおぉぉ!!」

「落ち着いてください!グレインランドさん!まだあなたのご家族がやったと証明されていません!ここはどうか冷静に!」

「娘は……!!娘は脅されたんだよぉぉ!!」

完全に錯乱状態だ。普通に止めるのは無理だろう。

「月の力よ、今こそ彼にひと時の安寧を」

ラインハルトさんが術式を唱えると剣の力は弱まり、グレインランドさんは倒れる。

治安執行官達がグレインランドさんを運び、僕達は王様に情報を伝える。

「そうか……グレインが……」

ラインハルトさんが僕の代わりに新しい敵になる者の名前と共に解説してくれる。

「まだ、憶測ですが家族ぐるみで行い、黒花の魔術師と言われる存在が黒幕の可能性がある段階です」

王様は玉座の後ろに置いてあった、まるで誰にも見せたくないような所から花瓶を取り出すと黒い向日葵が生けてあった。

「黒花の魔術師……この国の最大の裏切り者だ。全ての生命と奇跡の花と交換に神に等しい力を得ようとした。そう、魔王との取引だ。だが当時の勇者の活躍により、取引は失敗し、黒花の魔術師はこの向日葵と化した。なのに……何故?」

「国王陛下、サーンレイリア様について僕達に何か隠している事があるのでは?」

王様は黙る。図星のようだ。

「サーンレイリアは……全ての生命と奇跡の花が消えても再び咲かせる事ができる……」

その発言に周りの家臣達も驚く。

「全員、この事は内密に頼む。サーンレイリアはこの能力を平和の為に使いたいと言っていた……もし、この世に運命を決める神がいるとすれば恐ろしく意地悪な生き物だろう」

その時だった。謁見の間の窓が静かに開き、ドレス姿の美少女が現れる。

「さ……サーンレイリア……」

「お父様……会えてよかった……黒花の魔術師に生かしてもらえる条件を出してもらったの……生命と奇跡の花を全て燃やすこと……よ」

「それは……それは……」

「出来ないなんて……仰らないですよね……?」

するとすぐにラインハルトさんが剣を引き抜き、あの時の呪文を唱えるが少し詠唱が違う。

「ハードアンロックチャーム!(誘惑解除強)」

唱え終わると王様もサーンレイリア様と思われる人物も倒れて、黒い向日葵から黒雲のような煙が吹き出して、まさに魔物の魔法使いのような見た目をした魔女が現れる。

「ちっ……どいつもこいつも使えないし、裏切るし……まぁ、いいわ。黒い向日葵の位置見つけて、この小娘の生命力でなんとか解除できたし、ありがとう勇者レイズちゃん。お礼にいい事を教えてあげる。この小娘今はまだ生きてるわ。生命と奇跡の花を諦めたら全員助けてあげる」

人を弄ぶ、この魔物に僕はとてつもなく強い怒りを覚えた。

「人をなんだと思ってやがる……僕は娘を愛した王様とグレインさんを愚弄した貴様を許さない!!」

白薔薇の剣を引き抜くと同時に聖属性の魔力を剣に与えろと剣が呼びかけてくる。すぐに呼応し、魔力を流すと剣が白く光り出して、雷撃のような一撃を飛ばす。

「樹朴盾よ!私を守れ!」

城の床から生えた黒い樹が雷撃を防ぎ切る。

さすがに一撃じゃダメか!とラインハルトの姿が見当たらず、一瞬不安になった瞬間だった。

「方舟の血冥剣(アーク・ブラッドソード)!!」

ラインハルトさんは先ほどの木の盾の上から赤黒い稲光のような剣撃を放ち、魔女の片腕を吹き飛ばす。

「おのれ!魔族の裏切り風情の吸血族共め!!そこにいる王族ごと殺して……」

ライラが、興奮し周りが見えてなかった黒花の魔術師の首に僕がプレゼントした刀を当てていた。

「生かすも殺すも私次第だ。お前、魔王に忠誠を誓ってるな?」

「な、なんだと小娘!あた……」

ライラが黒花の魔術師の首を切り落とす。

「ライラ……さっきの質問は……?」

「コイツからかなり強い魔族の源の魔障を感じてな。もしかしたら魔王の側近級かと思ったが首を切り落とすだけで死ぬなら側近ではないだろう。私の目も節穴かもな」

その後、僕達は一旦、客室で1晩を過ごした後に再び国王陛下とサーンレイリア嬢と対談する事となった。

ご拝読ありがとうございます!黒井冥斗です!ご拝読お疲れ様です!1日3話というスケジューリングなので前書きも後書きもテンプレートなのをご容赦ください。

これからも睡眠勇者をよろしくお願いいたします!レビューや評価も面白ければお気軽にして頂けると励みになります!

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