表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者はおっさん?俺は?《おっさんを助けたら巻き込まれて召喚されたので好きにさせてもらいます》  作者: 盾乃あに


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/13

新しい馬車


 リシアもようやく数え終わったので立ち去ろうとすると、商人ギルドのギルドマスターがやってきた。


「こちらで特別な物を飲んでると聞いたのだが?」

 とカッチリした眼鏡をかけたいかにも神経質そうな男がやってきた。


「ん? コーヒーのことか?」

「多分そうだな。飲ませてもらえないか?」


「はぁ、わかったよ」


 ショップで高級コーヒーを買い、ミルクと砂糖も買うとテーブルに置く。


「私飲んでない!」


「わかったよ」


 ドリップ式だからコーヒーカップも買ってお湯をもらい淹れてやる。


「こ、これは!」

「に、にがぁ……」

 とブラックが好みのギルドマスターに、ミルクと砂糖多めのリシア。


「「ほぅ……」」

 2人とも落ち着いて飲むと、ギルドマスターに卸してくれと懇願されるので、とりあえず多めに卸してやると、趣向品なので高く買い取るらしく、金貨がまた増えた。


 とりあえずギルドマスターがいるので本を探してもらう。


 『簡単解説、重力魔法』

 『付与魔法の使い方』

 『認識魔法とは』

 の3冊が見つかったので買い取る事にする。


 金貨30枚と高いが、金貨の使い道がないので買って損はないな。


「ねぇ、本読むんだ?」


「まぁな、うまいこと行けばマジックバッグが作れるぞ?」


「本当に!? がんばれ!」

「あ、あぁ」

 とリシアに激励されて宿屋に戻る。


 中々難しい本で時間がかかるが、重力魔法の本は読み終わった。


「ケント! 飯行くぞ!」


「あぁ、ミリオンは酒は好きか?」


「おう! 酒ならなんでも好きだ!」

 それならと、ショップで売ってた大吟醸を買って渡す。


「綺麗な瓶だな? これ酒か?」


「そうだ、飲むか?」


「おう! 楽しみだ!」

 とミリオンと一緒に下に行くとみんな待っていた。


「呼んできたぞ! さぁ、飲もうか!」

 と大吟醸をテーブルにドンと置く。


「あはははは!でよぉ、そん時のツレが」

 と一気に酔っ払い集団の出来上がりだ。


「ねぇ、私といいことしましょうよぉ」

 とアリア達も酔ってるな。


 俺はビール党だからビール飲みながらみんなを楽しく見ている。


 こう言うのもありだな。



 翌日、二日酔いのミリオンとヘンドリック、女達は平気なようだ。


「なに顔青くしてんのよ!」

 わざと背中を叩くコーラリス。


「うっ! うおぇー!」

「やめてやれよ? 流石にきついと思うから」


「あはははは! ミリオンも弱いわね」

「クッ、頭が割れそうだぜ……」

 返す元気もないようだな。


 それに金貨が500枚も入ったバッグを背負ってるのだからキツイだろ。


「ヒール」


「ん……え? お、お前今!」

「シーだ。秘密だぞ?」


「……分かった。ありがとよ」


 ヒールが二日酔いに効くとは思わなかったけど試しにやったら効いたようで、ヘンドリックにも知らないうちにかけとく。


 門に行くと、衛兵が待っていて、報奨金と賞金首の金、奴隷落ちの代金をもらう。


 また増えた金貨の重さに喜んでいいのかわからないような4人に、ヘンドリックは笑いが止まらないようだった。


「さぁ、出発しますよ! 新しいヘンドリック号です!」


 知らない間に馬車を買い替えたようで新品に変わっていた。


「二頭立ての馬車はやはり良いですね!」

 と馬力も上がって荷台もデカくなっている。


 ヘンドリックのテンションについていけない俺らは馬車に揺られてノセックの街に向かう。


 途中で何台も馬車を抜かして走るヘンドリックは今日中にノセックの街に到着する気のようだ。


 (しかし、馬車が違うとこれだけ差が出るんだな)


 風景を見ながらのんびりと過ごす。

 昼飯はサンドウィッチだ。

 みんなよく食うな。

 好きなだけ出してやる。


 まぁ、このメンバーともここが終わればお別れだしな。


 夕方になりようやく着いたようで、ノセックの街の門の前で並んでいる。


 他の街と違いやはり大勢が行き交うので並ぶのもしょうがないな。

 

 瓦版のような物を売っていたので買うと、丸尾さんは今はダンジョン50階層を突破して、次の街に行ってるようだ。


 少し遅れて俺が着いて行ってる感じか。


 丸尾さんが魔王を倒してくれれば俺は帰ることができると思う……だが、心配はあるので自分でも帰還の方法を調べないとな。


 とりあえずなんとか夜になる前にノセックの街に入った俺たちは宿を取りゆっくりする。


 俺は本を読みながらビールを飲んでいる。


“コンコンコン”


「はい……アリア」

 アリアが普段着で来たので部屋に入れる。


「あ、あの、私、あの、汚いかもしれませんが抱いて欲しいです!」

「仲間だろ? 汚くなんかないさ」


「あ……」


 口付けをしてアリアと一緒に寝る。


 戦士だけあって傷は付いているが、それは頑張って生きてきたからだ。


「ごめんなさい、傷だらけで」

「いや、綺麗だよ」

 と言い口付けをして夜を共にする。


 翌日は久しぶりに寝不足だが、アリアが元気なので抱いて良かったと思う。


「ケント様! あれがダンジョンですよ!」


「へぇ、ピラミッドみたいだな」


「ピラミッド?」


「いや、こっちの話だ。上に入り口があるのか」


「そうですね。階段を登って上から入るのが普通です。モノリスと言うモノに触れれば下のモノリスで好きに階層転移ができますよ!」


 モノリスと言うのは黒い石板らしく、ボス部屋なんかにあるそうだ。


 とりあえず近くに行ってみるが、かなり並んでいるので今日は買い物をする事にする。


 ミリオン達は別行動をしているので、宿をとりあえず20泊分前払いをして、買い物にアリア達と出かける。


 服屋や防具屋、武器屋などを回って装備を整える。

 俺は今の防具で十分なのでアリア達の分だな。


 最後に古本屋に入る。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ