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勇者はおっさん?俺は?《おっさんを助けたら巻き込まれて召喚されたので好きにさせてもらいます》  作者: 盾乃あに
いざ魔王国へ

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久しぶりの日本食


「ケント君! 久しぶりだね!」

「そうですね! 久しぶりです。アルファもスチームも」

「あぁ」

「久しぶりっす」


 と互いに握手して無事でいたことを確認する。


「なぜここへ?」

「俺も一緒に行くからです!」

「は、はぁ? だ、だめだよ! 危ないから!」

「これでも限界突破はしてますから大丈夫ですよ!」

「い、いや、それでも」

「まぁまぁ、とりあえず宿に行ってシャワーでも浴びて来て下さい!」


 俺は丸尾さんの背中を押し、宿に連れて行く。

「それじゃあ、あとで!」

「あ、あぁ」


 俺は借りている家につまみに焼き鳥、角煮、モツ煮、焼き魚などを大量に並べて行く。

 借りてる家は3LDKでとても広い!

「こら、まだ食べちゃダメだろ?」

「食べたい」

 とシルヴァが言うが揃ってからだな。


 そして宿に迎えに行くと、普段着に着替えた丸尾さんとアルファ、スチームが出て来た。

「あ! こっちです!」

「あ、あぁ、そっちに何かあるのかい?」

「俺たち家借りたんですよ。宿が兵士でいっぱいらしいので」

「そうか、じゃあ、家に向かってるんだね?」

「はい!」

 と3人を連れて家に帰ると、

「「「「いらっしゃいませ!」」」」

 とアリア達が言ってくれる。

「いらっしゃいませ、これが日本の食べ物です」

 と言うと丸尾さんは涙を流し、アルファとスチームは、

「美味そうだな! 食っていいのか?」

「はい! それより先にこれですよね?」

「おぉ! ビールだ!」

 とアルファとスチーム、それに丸尾さんと、

「「「カンパーイ」」」


「焼き魚だ……懐かしい」

 と食べようとしている横から奪うスチーム。


「これ食べていいっすか!」


「おまっ! 俺が感動してるのに!」


「あはは、まだまだいっぱい出せますからね!」

「よっしゃ! モグモグ、うまっ!」

 とスチームが一番楽しんでいるようだな。


「しっかり食べて下さいね」

「あぁ、美味いよ! これは? どうやって出したんだい?」

「俺のユニークのショップがパワーアップしたんですよ」

「そうなのか! ありがとう」

 と食べながら喋る


 スチームはアリア達に声をかけているが相手にされてないな。


 アルファはビールを飲み干すと食べて、またビールを開けている。


「あ、これ渡しときますね」

 と収納から出して渡す。

「これはスフィアボール?」

「『収納』のスフィアボールですよ」

「えぇ! どこで手に入れたんだい?」

 驚く丸尾さん。

「あはは、練金術で作ったんです」

 丸尾さんは固まって、それから、


「す、凄いな。そんなになんでもできるのかい?」

「はい! 本さえあれば」

 俺の読書はチートだからね。


「じゃあ、ほかには何ができるの?」

「んー、薬師、魔導士、剣士、練金術師、魔道具師かな?」

「……はぁ、規格外だね。チートなわけだ」

「はい! だから一緒に行きますよ! ただ任せてるだけじゃ、俺が嫌だったんで」

「ケント君、ありがとう」

 と、これまでのことを話して行く。


「な! それじゃ、神聖国は?」

「まぁ、次の教皇が決まればいいですね」


「あー、それと4人の勇者達か」

「です、帰してやらないといけないですね」

 今はダンジョンに行ってると思うけど、


「分かった! 協力して帰還の本を探そう!」

「はい!」


 やっと腹一杯になったようでアルファとスチーム、丸尾さんは帰っていった。


「あのスチームってやつ、うるさくて殴りそうでしたよ!」

「あはは、あれでもいいやつだから」

「もう! ケント様は優しいから」

 そう言うわけでもないのだがな。


 翌日は朝から丸尾さんが来ていた。

「これは死の森で手に入れた練金素材だと思うんだが、どうかな?」

「お、知識の種にカプセルの実、こっちは蟠桃じゃないですか!」

 シンドゥ達が若返った『蟠桃』だな。


「凄いものなのかい?」


「この桃食べると若くなりますよ? 10歳!」


「え、えぇー! た、たべようかな?」

 と少し嬉しそうな丸尾さん。


「はい! 食べてみて下さい! 美味いらしいんで」

「それじゃあ」

 “バクッ”と齧り付くとムシャムシャと食べてすぐに一個の種になる。


「……あ、アガガガ」

「あっ! そういえば一日中苦しむんだった! すんません」

「け、ケント君! ウガァァ」

 丸尾さんにすまんと思いながら、気を失った丸尾さんをとりあえずベッドのある部屋に寝かせておく。


 しまったな、あんなことになるなんて聞いて……たな。


 まぁ、気を取り直して知識の種もカプセルの実もこれで揃ったし、辺境伯からもらって来たのもあるし、練金してみよう!


 『収納』のスフィアボール×3

 『雷魔法』のスフィアボール×1

 『四大魔法』のスフィアボール×1

 『大剣技・一刀両断』のスフィアボール×1

 『片手剣・雷鳴剣』のスフィアボール×1

 『鉄壁』のスフィアボール×1

 が出来た。


 収納は取り合いになるが、『鉄壁』はレティーが、『片手剣・雷鳴剣』はアリア、『雷魔法』はテレサが取り、ミント、シルヴァ、が収納を取る。


 残り一個は俺が収納しておくとして、『四大魔法』と『大剣技・一刀両断』はアルファ達に渡すかな?


 それでも余ってる錬金素材をレシピから作り出す。

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