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勇者はおっさん?俺は?《おっさんを助けたら巻き込まれて召喚されたので好きにさせてもらいます》  作者: 盾乃あに
第2章 『カリーナ』と『ライズ』

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折れた剣


「おっし! これで30階層突破だな!」

 いま、鎌鼬を倒したところだ。


「「はい!」」

「ですね! 私もレベルが上がってきてますから」

 とレティーが言う。


「まだまだ上げないと着いて来れないぞ?」

「わ、わかってますよ! 少しくらいいいじゃないですか」

 と拗ねる。


 ドロップは毛皮とカマだが必要ないから収納に入れておく。


 宝箱は何と金だ!


「これは開けるのが楽しみですね!」


「だな! 罠があるから解除するな!」


「罠の解除まで出来るんですか?」


「ん? まぁな」


 ササッと解除して蓋を開けると中に入っていたのは烈火のフィストグローブ。


「あ、やた! 僕のだ!」

「ミントのだな」

 ミントはミスリルのガントレットから交換すると“ブォッ”と火を撒き散らしながらパンチを繰り出す。


「おぉ! 凄いな」

「これいいですね!」

 と言いミスリルのガントレットをバッグに仕舞う。


「いいなぁ、ダンジョン産のはいい奴が多いからねぇ」


「だよねぇ、属性武器とか憧れる」


 (属性武器かぁ……)


「へへーん! いいでしょ!」

 自慢しているミントは先頭に立って歩いてモノリスに触る。


 続いて俺たちも触り外に出る。


「んー! やっと外だ!」

「やっぱり陽の光浴びないとね!」

「やっほー!さぁ、宿だ宿!」

 と浮かれ気味の4人。


(まぁやっとここまで来たんだしな)


 今のみんなのステータスが、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 アリア 21歳

 レベル71

 スキル チャージアックス 身体強化 トルネード 重量半減 オーラアックス 

 ユニーク 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 テレサ 24歳

 レベル70

 スキル 風魔法 火魔法 魔力消費半減

 風魔法効果大 

 ユニーク

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 ミント 20歳

 レベル72

 スキル ハードパンチ 身体強化 ハードキック ラッシュ オーラ

 ユニーク

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 レティー 23歳

 レベル46

 スキル ガードスラッシュ シールドバッシュ 身体強化 鉄壁

 ユニーク 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 みんなそれなりに頑張っている。


 宿に向かうと、まずは部屋に行き、シャワーを浴びて下に集合する。

「あいよ! 特製オーク串盛りだ」

 真ん中にどんと置かれる。


「おお! やったな!」

「いただきまーす」

 とビールは持参で串盛りを平らげていく。


「ミリオン達は今頃40階層目指してるんだろうな」

「ですね、大丈夫でしょうか?」

「まぁ、ウィッシュがいるしコーラリスもしっかりしてるからレベル上げて行ってるはずだ」


 俺たちが心配することはないな。


 いい時間になりみんなで部屋に戻る。


「あの、今日いいですか?」

「あぁ。いいよ」

 と今日はアリアか。


 最近こう言うふうに誘われるので断れない。


 事が終わり俺はパンツ一丁でテーブルに座りネックレスを錬金している。


「何をしてるんですか?」

 ベッドから顔だけ出してこちらを見てくるアリア。


「ん? プレゼントを作ってるんだよ」

 と錬金と付与魔術を駆使して『ミスリルのネックレス』から『クイックネックレス』に名前も変化した。


「え! 凄いですね!」


「あぁ、これで属性武器も作れるし、これはプレゼントだよ」

 とベッドに持っていく。


「はい」

 と後ろを向くので着けてあげる。

 赤い宝石がアリアの髪とあっていて綺麗だった。

「ケント様……」

「アリア」

 今日の夜も熱くなりそうだな。



「あー! ネックレス!」


「貰ったんだ! いいでしょ?」


「クゥゥ! ケント様!」


「また今度な」


 (ミントやテレサ、レティーの分も買ってあるからそのうちな)


 それよりも属性武器が作れるのはやばいな。


 今日はデートを変更して、武器屋に行く。


 ミスリルアックスにアビスウッドの杖、ミスリルのナイトオブシールドを買う。


「ケント様?」


「ん?」


「私達の武器ばかり買ってますよね?」


「あぁ、俺のはミスリルにアダマンタイトの豪剣だからな」


 これに付与すればいいからな。


「ミントは余ってるガントレットを俺に渡してくれ」


「ん? はい」

 とミスリルのガントレットも手に入ったし、錬金をして行こうかな!


 とやっぱり帰れる訳もなく、露天を回る。


 新しい領主が選任され、ボブ男爵が来た。


 治安は良くなり選任したノセック伯爵も鼻が高いだろうな。


「あ! 指輪いいですね!」

「こっちのブローチ可愛い!」

 とこっちも平和だな。


 買い物は女の子は長いから大変だが、それは男も一緒で、

「もう! ケント様? 夕暮れですよ!」


「あぁ、多分ここら辺に」


「ないですって! ここのジジイが並べてる訳ないですよ!」


 古本屋で時間を食ってしまったな。


「もう! 古本屋はたまにですからね!」

「はいはい」

 と4人に引っ張られ宿に入る。


「お! 帰って来たな!」

「おぉ! ミリオン達こそ遅かったじゃないか!」

 宿で待っていたのはミリオン達だ。


「それが聞いてくれよ、俺の剣が折れちまった」


 半分からポッキリ折れている剣。


「だから途中で引き返そうって事になったでしょ!」

 と言うことはみんな引き返して30階層から戻って来たのか。


「こんな安物買ってるからよ!」

「なぁ! 俺の大事な相棒だぞ!」

 大事そうにバッグに仕舞うミリオン。


「だが、剣がそれじゃ無理だろ?」

 本当に直しようが無いくらいポッキリいってるな。


「くぅ、その通りだよ。ミスリルソードだったんだが、歯が立たなかった」


「寿命よ、寿命!」

 リシアの言うこともわかる。


「さて、とりあえず飲もう! 剣は明日だ!」

「だな! 飲もう!」


「「「おおー」」」

 と言うことで飲んで騒いで、


「35階層のグランビートルってモンスターが硬いんだ!」


「へぇ、そんなモンスターもいるのか」


「魔法耐性まで持ってるからハンマー使いじゃ無いと無理じゃ無いかしら?」

 ウィッシュがそう言う。


「ハンマー使いなんてどこにいんだよ!」


「アンタがなれば?」

 リシアはミリオンにあたりが強いな。


「くっそ! 好き勝手いいやがる!」

 ミリオンの酒を飲む手が止まらないな。


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