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勇者はおっさん?俺は?《おっさんを助けたら巻き込まれて召喚されたので好きにさせてもらいます》  作者: 盾乃あに
第2章 『カリーナ』と『ライズ』

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成長限界


「『シールドバッシュ!』」


 レティーがトロール相手に苦戦している。

 もうちょっとレベル上げた方が良かったか?


「助太刀いるか?」

「いえ! 私だけで大丈夫です!」

 と言うと、シールドバッシュで体制を崩して剣を振るう。


 トロールも体制を崩しながらもパンチを繰り出す。


「キャッ!」

 レティーも体制を崩すが、踏ん張ってトロールに斬りつける。


 長丁場だがトロールも魔力が尽きてきたようで、魔法の連発で傷が増えている。


 再生しなくなったのでこれで最後だな。


 首を斬り落とすとドロップに変わる。


「はぁ、はぁ、はぁ、」

「お疲れ様! よく頑張ったな」

「は、はい!」

 ここはまだ20階層のボス部屋だ。


「レティーは今レベル幾つだ?」


「今レベルは35です!」


 だいぶ上がってきたな!

 ドロップはトロールの皮に魔石。

 宝箱は銀で金貨10枚だっだ。


「はいどーぞ」


「ん? お前が手に入れたんだろ? レティーのに決まってるだろ」


「は、はい!」


 20階層突破したので外に出る。


 宿に帰るとまだミリオン達はダンジョンだ。

「今日は私が奢ります!」

 とレティーが言う。


 (仕方ないから奢られとくか)


「うっし!じゃあ、焼き肉だな」


「「「焼き肉?!」」」


 宿の庭を借り、バーベキューコンロを買い、炭を入れて火をつける。


 あとは高級な肉しかないがそれを買う。


「金貨5枚な?」

「はい!」

 と金貨を受け取り、肉を焼いて行く。


 焼肉のタレも用意して、バーベキューの始まりだ!


「おし!焼けたぞ」


「はい」

 取り分けてやると、

「美味ー、柔らかいです」


「やらかい肉だぁ」

「ビールに会いますね」


「外で食べるのもいいですねー!」

 と好評だ。


「野菜も食えよ?」

「「「はーい」」」


 匂いのせいか、店も満杯のようだな。


 たらふく食べて後片付けをしていると女将が来る。


「あんたら何食べてたんだい?」


「焼き肉って言って、肉を鉄板で焼いてタレで食べるんだ。結構美味いぞ」


「へぇ。肉はどうしたんだい?」


「肉は調達してきたが、渡さないぞ?」


「チッ! また儲けようと思ったのに!」

 と帰って行く。


 (そう毎回渡すわけないだろ!)


 部屋に戻りみんなで喋る。


 (俺の部屋よりみんなの部屋の方が広いんだがな……)


「ケント様? ギルドにはいつ行くんですか?」

「ん? なんの?」


「パーティー名ですよ」

「あぁ、『カリーナ』か」


 そう言えば登録しなければいけなかったな。


「明日行こうか。久しぶりにギルドにもいかないとな」


「「「はい」」」

 


 翌日は朝からギルドに向かう。

 ダンジョンの横だからダンジョンの列を見ながら歩いて行く。


 ギルドに入ると何人かはいるようだな。


「よう!ミザリーギルド長!」

「あ! ケント様!」


 走ってくるミザリーは前の様に疲れているわけではなく、綺麗にしているので水色の髪が靡いている。


「たまにはギルドに顔を出して下さいね?」

「だから顔出しに来ただろ?」


「まぁいいですけど、今日は何のご用でしょうか?」

「俺らのパーティー名が決まったからな」


「分かりました、この紙に書いていただけますか?」


 紙を渡されてパーティー名とメンバー名を書く。


「はい、受け付けました。『カリーナ』ですか、また可愛い名前ですね」 


「まあな、最近はどうだ?」


「はい、ギルドに来る人も増えているので何とか回ってます。受付がまだ足りないんですけどね」


 一応1人はいるようだな。


「そっか、前みたいに塩漬け依頼なんかつくるなよ?」


「それはもちろんです!」

 と言いながら別れてついでに街を散策する。


 喫茶店に入り、色々と注文してコーヒーはなかったので紅茶を飲む。


 (久しぶりに紅茶も美味いな)


 と感じていると、パフェを頼んだ4人が嬉しそうに食べている。


 (こう見ると可愛い普通の女の子なのにな)


 全員、冒険者でモンスターと戦っているなんて思えない。


 俺は新聞を読む、丸尾さんの記事を探すとあった。


 丸尾さんはいま帝国のダンジョン、40階層を突破したそうだ。


「魔王はそんなに強いのかな?」


「魔王ですか? 噂では帝国騎士団長が負けたとか」


「へぇ、レティーは詳しいのか?」


「いえ、でも、せっかくの勇者様ですから新聞は毎日読んでいましたから」


 そうか、レティーは元々お嬢様だったな。


「勇者は今のままで勝てるかな?」


「どうでしょうか、人のレベルは100が限界だと言われてますが、勇者様だったらもしくは」


 (限界が100か、俺のステータスは)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 堂本 健人(ドウモトケント) 20歳

 レベル80


 スキル 生活魔法 剣術上級 八大魔法 解体 薬学 錬金術 索敵 回復魔法 付与魔法 認識魔法 マップ 罠探知・解除 鑑定 隠密 暗殺術初級 判定魔法 性技 支援魔法


 ユニーク 読書 収納 ショップVer.2.0

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 もうすぐ成長限界か、どうなるかだが、少し本屋にでも行ってみるか。


 喫茶店から出て古本屋に行く。


 もうジジイのニヤけた顔は無視だ。


 古本を見て回ると、

 『俺は俺の限界を決めない』

 『新、世界地図』

 と言う本があったので買う。


 これで限界が上がればいいんだがな。



 『俺は俺の限界を決めない』

 『新、世界地図』

 はとても良くてマップが全体を見れる様になったのと、限界突破と言うユニークがついた。


 勇者は限界突破は持っているだろうか?


 丸尾さんが今どれくらいなのかわからないが俺よりもレベルは高いだろうな。

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