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勇者はおっさん?俺は?《おっさんを助けたら巻き込まれて召喚されたので好きにさせてもらいます》  作者: 盾乃あに
第1章 異世界でチート!

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19/67

ワイバーン



 夜になるとまた夕飯をご馳走になり、ノセック伯爵達は髪を下ろしてサラサラの髪に大満足しているようだ。


 パート君も気持ちよかったと好評だった。


 ノセック伯爵に酒に付き合えと言われ、自室でソファーに対面で座り、ウイスキーで乾杯して色々と話をする。


 日本のことを聞いてくるので、色々と話すと何か閃いたようでノートに書いていた。


 翌日は書庫を見せてもらい、帰還の魔法書のようなものは存在しなかったが、『隠密・暗殺』や『判定魔法』と言うのも読んでスキルにした。


 3日後に帰ることになるとパート君は涙を浮かべ別れを惜しむが、また来ると言ったら笑ってくれた。


「ステータス」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 堂本 健人(ドウモトケント) 20歳

 レベル76

 スキル 生活魔法 剣術上級 八大魔法 解体 薬学 錬金術 索敵 回復魔法 付与魔法 認識魔法 マップ 罠探知・解除 鑑定 隠密 暗殺術初級 判定魔法 性技

 ユニーク 読書 収納 ショップVer.2.0

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 だいぶ見にくくなったが、多くのスキルを取っていると思う。


 あとは帰ってからだな。


 馬車に揺られてピロートからノセックの街に着くまでにはまだ時間がかかる。


「も、モンスターです!」

 御者が叫ぶので外に出ると、周りには何もいない?


「どこだ?」

「そ、空に!」

 上を向くと上空に空飛ぶモンスター、『鑑定』するとワイバーンらしい。


「『ライトニング』」

 “バリッ”と音がして落ちてくるワイバーン。

 “ドォンッ”と落ちて確認すると緑色の個体で大きなワイバーンだった。


「た、助かりました」

「襲われるのか?」

「はい、なんでもこの街道はワイバーンが多くて、馬を食べに狙ってくるんです」


 (あぁ、荷馬車を狙うのは馬のせいか)


 ワイバーンを収納に入れる。


 (街道がこれじゃ危ないよな)


「ワイバーンの棲家はわかるか?」

「はい、でも多いですよ?」 


「まぁ、少なくすればいいだろ?」

 とワイバーンの棲家を直接叩きに行く。


 森を抜け岩場になると、ワイバーンが鳴いている声が聞こえてくる。


「ワイバーンです!」


「よーし! 『ライトニング』」


“バリバリッ”と近くのワイバーンにも拡散して、落ちてくる。


「ハハッ、こりゃ大量だな」


「あ、赤いワイバーン!」

 レティーが見つけた赤いワイバーンはトサカがあるのであれが群れのボスの様だな。


「『サンダースピア!』」


“バリバリッ”と一直線に飛んでいく雷の塊がワイバーンを貫くと、赤いワイバーンは倒れて動かなくなった。 


 ボスを失ったワイバーン達はどこか遠くに逃げていったようだ。


 ワイバーンを収納しにいくと、物が多く散乱している。


 馬車にはいっていたものだろう。


 勿体無いからそれも収納して行く。

 金貨や宝石、魔道具なんかもあるな。


「よし。これでこの街道も安全だろ?」


「はい! ありがとうございます」

 と言ってまた街道に出ると、夕暮れ時を休憩地点まで急ぐ。


 夜になって休憩していると今度はウルフが出てくる。


「ここは我らに任せてくれ」

 とレティー達が立ち上がり闇の中ウルフ狩りだ。


 俺はその間にワイバーンの肉を漬け込んで焼いておく。


 ウルフが倒され、帰ってくると十数匹のウルフを横に置かれ収納する。


「ほんと便利ですよね? ケント様の収納」


「まぁな! これは1番必要だからな」

 ミント達にも教えたいが、これは適正がないと使えないらしい。


「美味っ!ワイバーンの肉ってこんなに美味いのか!」


「うーん! 香辛料の香りも凄いですね」


「アグッ、アグッ」


「美味しい……ワイバーンの肉はこんなに柔らかいのかぁ」

 とアリアやテレサはビックリしてるが、ミントは食ってばかりだな。


(まぁそれだけうまいんだから作った甲斐があるな)


 御者のオッサンも美味い美味いと食べている。


 翌日はまた馬車に乗り日の高いうちにノセックの街に到着した。


「ありがとうございました」


「いえ。こちらこそ、街道を安全にしてくださりありがとうございます」


「オジジさんも安全におかえりください」

「はい、ケント様達もお元気で」

 と御者のオジジとも別れる。


「久しぶりに帰って来た感じだな」

「そうですね!」

「ミリオン達は元気かなぁ?」


 とりあえず宿屋に行き、女将に聞くとミリオン達はダンジョンに言っている様だな。


 とりあえず今日はゆっくりとして明日からダンジョンに潜ることに決めた。


 俺は1人で街を散策し、新聞を買って読むと丸尾さんは帝国でまたダンジョンアタックをしている様だ。


 (ダンジョンはいくつあるんだ?)


 古本屋に行くと爺いが笑っている。


 (お得意様に変な顔で接客するなよな!)


 とりあえず見て行くが、やはり帰還の本はなかったが『支援するあなたをサポートします』と言う本があったので金貨1枚で買う。


 宿に帰りゆっくり本を読む。


 コーヒーを飲みながら夕暮れ時まで読んでいると、アリア達が呼びにくる。


 ちょうど読み終わったので、スキルに支援魔法があるのを確認して下に降りる。


「とりあえず乾杯! 明日からダンジョンだが、平気か? レティー?」


「はい! 大丈夫です!」


「とりあえず一階層からまた入るぞ。レティーはレベルは?」


「レベルは6です!」

 まさかそんな低いとは思わなかったな。


「「「……」」」


「分かった、まずはレティーのレベル上げだな」

「「「はーい」」」


「すいません」

 と小さくなるレティー。


「別に気にするな! だれでもそんな時はあるからな」


 (だが、レベル6だとすると効率よく倒していかないとな)


 飯を食い部屋に帰ると窓の外を見る。


 ピラミッド型のダンジョンは人間達を飲み込んでいく。


 (まだ続いてるんだな)


 夜まで続く列を見て少し怖くなるが、俺が怖がってもしょうがないからな。


 とりあえず明日は出来ることをやって行こう!

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