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僧院育ちの少年は『神槍紋』『転生賢者紋』を得てぐぅ聖オバケになりました。  作者: 今
魔境と人境の間

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構って欲しそうでした。

( ゜ー゜)テケテケ(更新でございます)

 アルシードの忠誠心、もしくは信仰心。

 それ自体はありがたいことであるが、ダナンの指摘そのものは、そこまで間違ったものではない。

 リィフやバッカニア、テケテケなどに比べるとアルシードの自衛能力は低い。

 普段はバッカニアが護ってくれているし、スライムを何匹かつけてやれば不安はないのだが、一人になると危ない、というところは確かにあった。

 グリーングリフォンの衣装を使えば空を飛べるが、グリフォン並みに空中戦ができると言うわけでもない。

 鶚(オスプレイ)やカワセミのように空から水に飛び込んで魚を捕ったりはできるのだが、せいぜいそれくらいである。


「と、いうことで、これを下賜するとしよう」


【白虎門】を開いて島に戻ったルルスファルドは、褐色の肌の受肉モードになり、機械人形達と共に一冊の本を作り出した。

 表面にどこかで見たような紋章の浮いた、黒い辞書のような本である。


「『魔導紋』?」


 スキュラ事件の元凶、魔女マースールの持っていた紋章だ。

 浄化のあと深海に沈んでいったと思っていたのだが、ルルスファルドがいつの間にやら回収していた。

 ただ、『恩寵紋』の時とは異なり、スライムたちに適合できる者がおらず、用途未定となっていた。


「海人族の運命を狂わせた紋章じゃ。海人族の運命を切り開くのに使えば、罪滅ぼしにもなろう」


「……どうなんだろう」


 スキュラの紋章ということになる。

 アルシードは嫌がりそうな気もしたが、実際に見せてみたところ、アルシードは抵抗を示すことなく受け取ってくれた。

 スキュラのイメージと『魔導紋』のイメージは、特に結びついていなかったらしい。

 考えてみるとマースールの『魔導紋』が表に出たのは、『魔導紋』の暴走が始まって以降だった。

『魔導紋』の書のベースになったのは、かつてルルスファルドと交流があった人間の魔術師が、ルルスファルドから学んだ魔法の中で使い勝手の良いものをまとめた赤の章と題された書物だ。

『魔導紋』を埋め込んだことで、中に記された呪文を読み上げるだけで、魔法を行使することができるという、便利度の高い代物となっている。

 ルルスファルドの島から【魔力矢(エナジーアロウ)】の魔法を試してもらったところ、大木のような太さの赫く輝く魔力の矢が水平線の彼方に消えていって。


<海の秩序を乱すな>


 という、どこかで聞いたような天の声が降ってきた。

 以前に目にしたズミノの【魔力矢(エナジーアロウ)】の数倍どころではない飛距離のようだ。

 呪文を暗記しておけば、魔道書は持っているだけで良い。

 逆にどういう魔法が必要かイメージすれば、適切と思われるページが開く。

 ひととおりのテストの様子を見届けたバッカニアが「また出鱈目なもん作りやがって」と呟いて、


<そうだそうだ>


 と、天の声がした。

 水神ヴァルナの声。

 構って欲しそうだったので水天呪を使って呼ぶことにした。

( ゜ー゜)テケテケ(お読み頂き有り難うございました)


次回更新は朝7時を予定しております。

※執筆担当者からの補足「構って欲しそうなので呼んだだけで話の筋にはあまり関係ない」とのことでございます。

 

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― 新着の感想 ―
[一言] 魔力矢、ICBMみたいな感じになったんかな?>海の秩序を乱すな
[一言] ・・・さびしんぼ?w
[良い点] 更新お疲れ様です。 [一言] >アルシードの忠誠心、もしくは信仰心。 テケテケー!(さあ、貴女もご一緒に!) アルシード♪わーがーきーみー♪(錯乱中)
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