第七十七問
ヒョウガ様、LAN武様、レフェル様 感想ありがとうございます。
一人? ゲスト入りました。色々ごめんなさい。
「…………」
時計屋が右腕をあげると魔王の全身に光の楔が刺さった。
「いい加減にしなよ。いくらこの世界が寛大だったとしても、あんたのやったことは世界からも逸脱したんだ。『咎守』の法則と個人的な私怨であんたを縛ることにするよ」
「個人的な私怨もあるのかよ」
龍星がツッコミをいれた。
「いやだなぁ。ウチの師匠に手を出した時点でボクと彼にケンカ売ってるようなもんでしょ? 師匠に手を出したら……」
明奈並みのブリザードが吹き荒れる。
「殺すよ?」
「そこまでやらなくていい、というかあたしにも殴らせる余地を残しなさい。そっちの方がありがたいわ」
「はーい」
「そういう問題じゃないだろ」
「まあ、彼らですから。と言うより彼が居なくてよかった」
「もう一人いるのか?」
「ええ、もっと性格に難のあるのが一人」
さらにとは一体どういうことなのか。龍星の疑問を置いて時計屋の言葉は続く。
「あんたが犯した咎はこの世界の運命と時間を殺そうとしたこと。王としての職務を忘れ、好き勝手やったこと。以上の二つ。それじゃあさ」
時計屋の手にはいつの間にか黄金に輝く剣が握られていた。
「おやすみなさい!」
時計屋が魔王を刺した。それと同時に周囲を光が包んで……
◎
光が終わっても魔王はそこに居た。
「む? どういうことだ」
「え、これこそ咎守の真骨頂。殺さないよ? 殺すわけないじゃん。死者蘇生はできなくはないですが、やったら本気で拙いよ? サータだって知ってるでしょ?」
「お前な」
「疲れるんだからね。あれ」
「それじゃあ、俺も参加するか」
龍星がおもむろにネギを取り出した。
「いや、何でネギ?!」
「借りてきた」
一体どこから借りてきたのだろう?
遠くから「かっかー」という声がしたのは気のせいだと思いたい。
「まあ、全力で何やろうが死にませんから。龍星さん、思いっきりやっちゃってください」
時計屋が割といい笑顔で言った。
「よし、やるか」
その後の魔王は反省というか不真面目にやろうとすると咎守からの縛りが起こるので不真面目にできなくなった。それよりも龍星によるネギ攻撃が一番効いたらしい、ネギという単語を出すだけで怯えるようになったそうな。




