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第五問


レックス様、レフェル様、LAN武様感想ありがとうございます。



「お、あんたが噂の従弟やね。わっちは神崎深紅、あんたと同じ学年なんよ」


ニコリと笑った少女の名前は神崎深紅、狐のハーフだ。


「ども、木原明也 よろしく」

「よろしゅうな、明也」

「さて、明也 窓ガラス片して」


ぱむと手を合わせる明奈・・・何だろう某豆錬金術師?


「うん、わかってるよ」


箒を片手に窓の方へと向かう明也、いつの間にか停止を解いてもらっていたソニアがくっついていく。ただし、乗り手の居ないバイクが自力で動いていく様は若干ホラーかもしれない。


「窓割ったのあいつなん?」

「ううん、バイクだよ」

「だったらあいつがやらんでも」

「・・・・まだ準備できてないんだよね」


物凄いなが笑いをする明奈。その様子を察した深紅が納得する。


「なるほどな」

「そんな訳でしてつっちゃん料理」

「うん♪わかってるよ」

「芹香さんも一緒で」

「わかったよ」

「龍星さんは飾り付けお願いします」

「おう、わかったよ」

「わっちは?」

「龍星さんと一緒によろしくね」

「わかったで」


明奈がテキパキと仕事を割り振っていった。


「あ、俺も手伝えることないか?」

「荒瀬君かぁ・・・・じゃあケーキ焼いて」

「え?」

「デザート得意なんでしょ?」

「・・・・・」

「あのさ、あの子は冗談だって思ってたみたいだけどあの話本当だったり」


にやりと笑う明奈、しかしその目は真剣そのものだった。


「マジ?」

「マジです。ま、あの子にはこの能力無いし。ついでに言うならこの能力自体はこっちの意思でコントロールできるから」

「何で・・・・」


そこまで初対面の自分に言ってくるのか、その言葉を飲み込む。


「血が薄い(,,)から、あの子は異常なくらい混血なんだよ」

「混血・・・・」

「とは言え混血のせいで異常ってわけじゃないからさ、あの子とは仲良くしてやってよ」

「あ、はい」


笑う明菜とは対照的に武晴は微妙な顔をした。


                      ◎


キッチン、つぐみと芹香の姿がそこにあった。そこに武晴が入ってくる。


「あれ?荒瀬君もこっち?」

「ああ、明奈さんに頼まれてな」

「そっかー なっちゃんって人を見る目あるから荒瀬君はここが適材適所なんだね」


ニコニコと笑いながらつぐみはそう言う、その表情を見ながら明奈との会話を思い出していた。


「・・・・あの人ってどんな奴だ?」

「明奈ちゃんのことかい? そうだね・・・・身内に甘くてそして人間関係が不器用な人かな」

「身内に甘い?」


芹香の言葉に引っかかった。


「なっちゃんはね友達や仲間だって認めたらすごく優しいんだ」

「それであんなことを」

「どうかしたの?」

「いや、さっきな――――――――」


先ほどの会話を説明する武晴、説明を聞いた二人が納得した表情を浮かべた。


「なるほどね、だったらもう一つの意味も分かると思うよ」

「あ、はい よくわかったっていうか何で明奈さんあんな風に言ったんだ?」

「なっちゃんって基本的に外に出ない子だったから」

「外に出ない?」


どう見たってアグレッシブな感じでむしろ部屋の外にばかりいそうな明奈の雰囲気からは想像できない。


「吸血鬼の血が混ざっているせいかな、外に出るのが凄く苦手で」

「待て、吸血鬼?」


さらに意外な単語に驚く、吸血鬼と言えばもっと肌の色とかの特徴が出ていいはずだ。


「うん、なっちゃんのおじいさんが元人間の吸血鬼なんだって」

「ん?じゃあ明也も・・・」

「違うらしいよ。よくわからないけど」

「?」


ますます訳が分からなくなる。

説明しておくと明也の母親は祖父が人間の頃に生まれた子供で明奈の父親は祖父が吸血鬼になった後に生まれた子供なのだ。


「でね、なっちゃんそんなんだから友達が中学に入るまでゼロだったんだよ」

「それでか、人付き合いが苦手っていうのは」

「むしろどう接したらいいかわからないらしいよ。一色さんに出会うまでそんな状態だったようだし」

「一色さん?」


さらに知らない単語が出てきた。


「ああ、ここ 万屋「百鬼堂」の主にして、ボクたちの一応の上司だよ」

「へえ・・・・って万屋?」

「うん、あたしたちはここで万屋をやりながら生活してるんだよ」

「明也はそんなこと言ってなかったんだが」


首を傾げる武晴、確かに明也の口ぶりだと二人暮らしのように聞こえるだろう。


「なっちゃんがね、明也君を驚かせようってことで昨日はあたしたち隠れてたんだ」

「なんとまあ手の込んだ・・・」


昨日丸一日隠れて過ごしていたのだ。その苦労は計り知れない。


「でしょ?なっちゃんからこんな提案が出るなんて全然思わなかったよ」

「まあ、ちょっとばかし予定は狂ったけどね」

「でも、これからとびっきりおいしいもの作ろうよ!」


つぐみが二人に笑いかける。


「そうだね」

「おうっ 俺も腕を振るうぜ」


しばらくするとキッチンからいい匂いが漂い始めた。


                       ◎


「掃除、おわったぁー・・・何これ?手紙?」


腕を伸ばしてぐにーと伸びる。

ふと机を見ると手紙が置いてあった。


「なになに?あっち集合」


それだけが書いてあった。矢印も何もない


「あっちってどっちだよ」


どうするの?


「・・・直感!あっち」


適当に扉を指差しその部屋のドアを開けた。

ぱーん クラッカーが弾けた。


「わぁ?!」

「「「「百鬼荘にいらっしゃい!」」」」


笑顔で迎える明奈、つぐみ、龍星、芹香、深紅の五人、彼らの後ろに用意されたテーブルには美味しそうな料理が並んでいる。


「だとさ」


苦笑しつつもどこか楽しそうに武晴が付け足した。


「おおっ」





今回はLAN武様よりお借りした龍星君と芹香ちゃんとレフェル様よりお借りしたのキャラ設定を追加します。


レックス様、神谷辰也君をお貸しいただいてありがとうございます。

キャラクターを生かせるように頑張りますね。



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