第七十五問
ヒョウガ様、LAN武様 感想ありがとうございます。
崩れ去った魔王城から、一匹の龍が飛び出した。
その背中に乗っているのは、
「ひゅー、高っ」
「だねぇ。高いよ!」
明也と琉生瀬は実に楽しそうに戦況を眺めている。
「なぁなぁ、こうする必要性ってなかったんじゃないか?」
「あれ? 拓麻って高いところ苦手?」
少しおびえる拓麻を銀が慰めていた。
「うわぁ、本当に飛んでるぜ」
「とりあえず真面目にやろうぜ? 先輩」
はしゃぐ辰也を武晴が呆れながらツッコむ。
『おーい、急ぐぞ。掴まれ』
「私がご案内いたしますわ!」
「ちゃんとやりなさいよ!」
一匹の龍こと氷龍と空が飛べるルシファーと氷火が全体に叱咤を掛けて、冷気を纏った一団は兵団へと突っ込んだ。
「うわぁ、流石、龍だね。一発で魔王城壊れた」
時計屋が光を零して空を舞う、
「ああ、爽快なぐらいにな」
サタンも自分の翼で空を飛んでいる。
「本当に凄いですね」
宙に浮いた悠悟が優雅に眺めているが、浮いている法則は不明だ。
「怒られないよな。あれ」
龍星の背中には炎で出来上がった翼があった。どうやって出来上がっているのかは不明だが。
「大丈夫だとは思うよ?」
「うん、似たようなこといっぱいやらかしたけど捕まらなかった」
ほむらの翼からそらの声がする。どうやらそらを補助にして空を飛んでいるようだ。
◎
「さて、氷龍。氷火。頼んだぜ!」
『おう! こんないい舞台があるとはな!』
「氷龍様、殺さぬようにご注意を」
『本当に口うるさい奴だな! 出て行ってくれてせいせいしたというのに、こんな所で会うとはな』
「! 氷龍、今の話本当だな?」
『ああ、こんなバカ氷精いなくてせいせいしてたんだよ』
「じゃあ、氷火が何処に居ようがこいつの勝手ってわけだ。よかったな、ウチに来いよ」
「やったわね、じゃあ一仕事と行くわよ!」
氷火が空に手を掲げると空から無数の氷の槍がふって来た。兵士に当たったそれは彼らを次々と凍らせた。
「溶かすよ!」
琉生瀬がそう言えば今度は空に魔方陣が展開して、火球が降り出す。凍った彼らを溶かす一方、あまりの高温で大勢の兵士が火傷した。
『冷やさないとな』
今度は氷龍の息吹が一帯を氷付かせた。今度は氷火が凍りつかせなかった方まで凍りつかせている。
「鬼だな。鬼」
前にスナイパー相手にやったよね? 明也
「派手にやってるねー」
「銀兄の方の連中の方が酷い目に遭っていると思うぜ」
銀たちの方は何処からか現れた茨で兵士が縛られていた。
「すげー、お。右の方から砲撃来るぜ」
「わかった!」
すかさず、武晴がシールドを張り、そのまま弾き返した。
「うーん、時計屋さん達大丈夫かな」
「大丈夫だよ! 絶対」
「そういえば、燐音とドールは?」
「そう言えばそうだね? どこ行ったんだろ?」




