第三十九問
LAN武様 感想ありがとうございます。
勉強会開始!
百鬼荘に総勢12名が集まる。
とりあえずと言うことで明奈が音頭を掛ける。
「えーそんな訳でして、大勉強会?始めまーす」
それぞれのテーブルで勉強を始める。辰也たちのテーブルを覗いて見ると。
「・・・・何か悪い」
ここまでの騒ぎになっていることになんだか罪悪感を感じる辰也
「まあ、元々ボクの家でやる予定だったし人数が増えたと思えば大丈夫だよ」
「そうそう、僕も日本語不安だし」
そんな話をしているテーブルに龍星用のテキストを抱えた明奈が通りすがりに声を掛ける。
「ちなみにだけどぼくの担任してるクラス組は切羽詰ってるのは辰也君と瀬里奈ちゃんの二人だよ」
「え?何で私まで?」
赤点はきっちり回避しているのになぜそう言われなければならないのか。
「瀬里奈ちゃん、いつも赤点ギリギリを取ってるでしょ?ちゃんとできるのに」
明奈の目が若干赤くなっているのは気のせいだ。気のせいだと思いたい。
「えーだって面倒じゃないかしら」
「今度から赤点引き上げることにしたからね、実力はちゃんと出しなさい」
にっこりと笑う明奈、普段は辰也ぐらいにしか向けられない絶対零度が瀬里奈に向かい冷や汗だらだらになる。
「・・・・はい」
瀬里奈は笑顔の圧力に負けて返事をした。
明奈は龍星のテーブルへと向かう。
「・・・・明奈って普段ああなの?」
「いや、本気で怒ってる時以外は無いよ」
「つか辰也以外にもやるんだなあれ」
「こ、怖かったわ・・・・・」
ちなみに辰也は一生懸命時計屋の用意した課題を解いていた。(集中力UPのためにヘッドホンで音遮断済み)そのため明奈の絶対零度には気がついていなかった。
◎
龍星たちのテーブルでは明奈が用意したテキストで勉強が行われていた。
「で?ここは」
「こっちはこの公式を使ってですね・・・・」
二人が勉強する中、一人取り残される芹香がポツリ
「にゃー 明奈ちゃんがいるからボクの居る意味があまりないよー」
大丈夫だよ。後で出番ある・・・・たぶん。
◎
こちら一年組のテーブル、鍵斗は用事があるとのことでしばらくしたら来る予定だ。
明也の明奈作の模擬テストの結果を見て、明也以外の全員が固まっている。
「明也くん・・・・」
「?」
つぐみの呟きに明也が疑問符を浮かべる。
「何で、何で・・・・・」
「「「何でそんなにできる(のかな!)(んだよ!)(んや!)」」」
三人の叫びに明也が驚いた。そして首をかしげる。
「? これって当たり前だろ?」
「ううん、普通ここまでできないよ」
「どういう勉強をすればこうなるんだよ、見たことないぞ。全教科この点って・・・・・・」
ちなみにほぼ全科目100点をマークした。
一科目だけ落している、しかし後で判明することだが明奈の問題ミスだったことが分かり実質全科目100点だ。
「? 普通これぐらいできなきゃダメだろ?」
「「「・・・・・・・」」」
もしかして明也って天才?と一年組の誰もが思った瞬間だった。
百鬼荘前
「はぁ、遅れてもうた」
若干疲れたような顔をしている鍵斗、今の今まで異界の住人と交渉をやっていたのだ。ちなみに交渉相手はかなり力のある人物だったがためにここまで予定が伸びてしまった。
「あれ、君は・・・・・」
床につきそうなほどの黒髪をポニーテールにした武人のような体格のの青年、福西悠悟が声を掛ける。時計屋を訪ねて時計屋の家へと向かったのだが居なかったのでしょうがないと龍星に教えられた百鬼荘に向かったのだ。
「ん?誰やあんた」
「あ、はじめまして。僕は福西悠悟、よろしくお願いします」
中途合流組が決定したようだ。




