第三十六話
LAN武様 感想ありがとうございます。
完全に新キャラのターンになりました。
りんごーん チャイムが鳴った。
「あれ?誰か来たっぽい?」
「あたし見てくる!」
つぐみが玄関へと向かい扉を開くとそこには
「はいはーい」
「・・・あれ?こんな女の子居たっけ?」
茶色の髪にハニーブラウンの優しげな目が特徴的な少年、否少年の服装をした少女がいた。
「えっと、どちら様ですか?」
「つぐみちゃ・・・・や、弥生姉ちゃん!?」
様子を見に来た明也が素っ頓狂な声をあげた。
パタパタとこちらへやってくる。
「あ♪ 明也くん久しぶりだね」
「久しぶりー、こっちに来てたの?つか奈都兄ちゃんは?」
弥生の表情がピシリと固まった。そのままぼそりと弥生が呟いた。
「あー・・・・三か月行方不明」
「・・・・・・また?!」
「えっと、明也君。この人は?」
「あ、紹介忘れてた。この人は相原弥生、おれの故郷の近所の姉ちゃん」
「こんにちは、相原弥生だよ。それにしてもこの子は? 明也くんの彼女かなぁ?」
にやにやと面白そうな顔をする、確実に楽しんでいる。
「かにょ、ち違いますよ?!」
「・・・・わかってて聞いてるみたいだけど訂正はするぜ。ここの住人だよ。今ここ借家やってんだ」
「あはは。冗談、冗談 にしても明也くんより小さな女の子なんて初めて見たよ。同い年でしょ二人とも」
その発言につぐみが驚いた。
「え、何でわかるんですか?」
「ふふふ、乙女には秘密がいっぱいなのだ♪」
ウインクまで決めて可愛い感じに決める弥生を若干呆れ顔で見つつ明也が言う。
「あーこの人無駄に勘が良いから、それにしても何の用事?まさかとは思うけど・・・・」
「おふこーす!旦那を探して三千里状態なんだよね」
「またか―――――!! 奈都兄ちゃんの放浪癖どうにかならないのか!?」
うんうんと頷く弥生、若干苦笑いを浮かべつつ答えた。
「うん、さすがに結婚したし大人しくしてほしいんだよねー」
「つか、探しに来る弥生姉ちゃんも弥生姉ちゃんだ。前回って二年間だっけ?最終的に俺が見つけたし」
「ええっ二年間も?!」
普通そこまでやらない。
「うん、音沙汰もなかったから心配したけど二人ともかなり逞しくて普通に生きてた」
「凄いね」
「ああ・・・待って、弥生姉ちゃん。さっきなんて言った?」
「んー明也くんは僕が逞しく生きてたって話を・・・「違うから!さっきの弥生姉ちゃんの台詞!」
なるほどと言った感じで納得すると普通に答えた。
「ああ、奈都と僕 結婚したんだよ。五か月前」
「おれ知らないんだけど!!」
「挙式は身内だけで済ませたからねー」
「い、何時もながらの突拍子さ」
「あのね、普通に結婚の話は前々からやってましたー。何でみんな驚くのかなぁ・・・」
「奈都兄ちゃんと弥生姉ちゃんが付き合うのは運命の糸と言うより運命の鎖か何かで繋がっているとしか思えなかったけど、結婚までは思わなかったよ」
ちなみに近所の人に話したら全員こんな感じの回答だった。
「いいなぁ・・・結婚式」
年頃の女の子らしくそう言ったものにあこがれを持っているつぐみだった。たぶん隣にいる人の顔はまだ見えないと思われる。
遅い二人を心配して深紅と明奈がやってきた。ちなみに現在芹香は龍星に怒られてたり。
「おーい、誰が来たんや?」
「あれ?弥生さん?!」
「あ、明奈ちゃん 久しぶりー、横の子は件の相棒ちゃんかな?」
「あ、はいって何でここに?!」
説明しようとする弥生の前に明也が口を開く。
「ビックリだよ。奈都兄ちゃんと弥生姉ちゃん結婚したって」
「うそだぁ?!」
「何でみんな驚くのさぁ、鈴とか 知憐とかに言ったら普通に喜んでもらえたよ。母さんもそんな感じだし」
「二人は幼馴染だから驚かないんです!信じられないよ、奈都さんどうやってあの二人の包囲網抜けたんだろう」
明奈の発言の最後の辺りは完全に小声だ。
「? 何の話?」
「弥生姉ちゃんは知らなくていいから」
てきとーに誤魔化す明也に深紅が小声で聞いた。
「明也、包囲網ってなんなん?」(ぼそり
「・・・・ストーカー撃退包囲網、奈都兄ちゃん昔はストーカー扱いされてたから」(ぼそり
「ええ?!じゃあ何でその奈都さんは結婚までこぎつけたのかな?」(ぼそり
ストーカーから旦那へと昇進した奈都と言う人物の顔を見てみたいと思った二人だった。
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