第三十四問
LAN武様・レフェル様 感想ありがとうございます。
噂のヒス女王降臨だったり?
城の中に入ると赤毛の太いおさげの女性が立っていた。背後には暗いオーラが立ち込めているようにも見える。
「や、やあ『黄泉の女王』随分と不機嫌そうだねぇ・・・・」
「いいえ、何も?」
その冷笑はいかにも恐ろしげだった。
明奈で慣れていた辰也やいろいろと人生経験の多い銀ですら若干引いている。
「ふふふふふふ」
「・・・完全にヒスモード」
「こわっ、先生より怖いじゃん」
「なんか触手みたいなの出てきたよ?!」
彼女の背後から紫色の触手のようなものが出てきた。
だんだん外見が化物染みてきているのは気のせいだろう。
「本気モード(笑)だぁ・・・・あはははは」
「・・・・時計屋も壊れた」
「うん、壊れたというよりあきらめた?」
「失礼するよ」
いきなり辰也の隣に床に届きそうなほどの黒髪のポニーテールの少年が降って来た。
実は今の今まで二階から様子を眺めていたのだが話をしたくなって飛び降りてきたのだ。
「おわっ、誰だよお前」
「あれの友人の福西 悠悟と言います。以後よろしくお願いしますね」
「・・・・・(未来予知に現れなかったってことはこいつ・・・時計屋と同類?)」
「僕は木原銀、よろしくね 悠悟君」
互いに自己紹介をしている銀と悠悟、辰也は一人いぶかしんでいた。
「はい、よろしくお願いします。二人とも避難された方がいいですよ。レヴィロット一人では彼女を抑えるのは無理でしょうし」
「大丈夫、時計屋だもんな。それに「視えてる」し」
自信満々に言い切る。その顔は確信で満ちていた。
「僕は時計屋君を守る立場にあるので逃げるわけに行かないし、辰也君は心配だからね」
「そこは俺「も」じゃないか?」
すかさず辰也のツッコミが入った。一人だけお荷物宣言されたようで気に食わなかったのだ。
「時計屋君は大丈夫でしょ、いざってなってもどうにかしそうだし」
「まあ確かにそうだけどさ・・・・」
二人の様子を見ていた悠悟がポツリ。
「レヴィロットはあなた方に絶大な信頼を置いているんですね」
「何でだい?普通は逆じゃないかな」
「信頼しているからこそ全力で守ろうとしているんですよ」
「・・・確かにそうかもしれないね」
「んなのどうでもいいだろ?守る守らないじゃなくって時計屋が俺たちと一緒にいることが大切なんだよ」
ニカっと笑う辰也の笑顔はまぶしい、その笑顔を見て悠悟が呟く。
「・・・・彼は本当にいい友人に出会っているようですね。彼をここまで変えた人間界と言うものにも興味は湧きますが」
◎
さて、時計屋サイド 実は悠悟が現れた辺りで空中戦へと変わっていた。
黒の羽根のはばたかせ、紫色の光を零しながら時計屋はすっかり異形の姿になった彼女と対峙する。
「さーて、とっとと君を倒して真面目に話を聞いてもらおうか」
「話なら聞いていますよ?」
「君の場合、聞きたい言葉しか聞こえてないよね 今は!!」
時計屋が突っ込みを入れるが彼女はどこ吹く風。
「気のせいですよ」
触手で攻撃を仕掛けてきた。
素早い攻撃のためどちらから来るか時計屋は読めずにいる。
まっずったかもと思った矢先、
「っ」
「時計屋!右!!」
「!!」
辰也の声が届き回避に成功する。
回避をしても彼女の攻撃は止まらない。
「いいぞ、次 左!」
またもや回避成功、
「真正面!!」
さらにひどい一撃も難なくかわした。
ちょっと高度を下げて普通の声で会話できる距離に来た。
「サンキュ、辰也。いつの間にそんな芸当出来るようになったのさ?」
「いや、さっき「視えた」からさ。とっとと決めてこいよ」
「うんっ! はぁぁぁぁぁ!!」
その手には普段もっていないはずの剣を持っていたが誰もツッコミはいれなかった。
「あああああああっ」
彼女が一刀両断されて正気に戻った。
◎
「すみませんでした。先ほどはとんでもない醜態を・・・・」
「「い、いや・・・・」」
ぺこぺこ謝る彼女からはさっきの彼女を想像することは出来ず戸惑う二人
その光景を眺めていた時計屋が言った。
「・・・・こっちへの謝罪はゼロなんだね」
「何時ものことだからいいんじゃないかな?」
「毎度毎度材料取りに来る度にこの状況は勘弁してもらいたいなぁ・・・・はぁ」
その後、無事にオリハルコンをゲットした。
ただし時計屋の精神摩耗を代償に
そんなわけでキャラ設定に福西 悠悟君を加えます。
・・・・長くなってきたなぁ。キャラ設定を分けるべきですかね?




