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首無しライダーとオカルト学園  作者: 亜莉守
永久の月夜編
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第十七問


LAN武様・レックス様 感想ありがとうございます。


すっかり転入話になりました。


お昼、一昨日は屋上で食べたのだが今日はどうしようかと悩んでいたところにつぐみたちがやって来た。


「明也君達、一緒にお昼食べない?」

「あ、つぐみちゃん 何処で食べる?」


屋上で食べるのも乙ではあるがどこがいいかと話し込んでいた明也たちが意見を求める。


「テラスなんかどうや?夜のテラスなんて滅多に見れんし」


一応この学校には学食があり、オープンテラスもある。ちなみに弁当を持ち込んでそこで食べるのも可


「それいいな、じゃあ鍵斗もよ「来てるで」


いつの間にか立っていた鍵斗に驚く二人


「じゃ、テラスに行こう!」


こうして一年組はテラスへと向かった。


                       ◎


そのちょっと前、二年の明奈担当クラス


「はい、今日は転校生を紹介するよー 木原君、入ってー」


入って来たのは銀、このクラスに転校になったようだ。


「こんにちは、木原銀です。よろしくお願いします」


丁寧にお辞儀をする銀、こういうところにも人柄は現れるのかもしれない。


「んじゃ、席は・・・・あそこで」


明奈が指差したのは時計屋の横の席、つまりは


「ちょ、先生 そこ辰也の席!」


である。今日も今日とて遅刻なので明奈は割と立腹気味だったり。


「冗談だよ冗談、今叫んだ生徒の後ろが空いてるでしょ。そこによろしく」

「はい」


銀は時計屋の後ろの席に座った。すると時計屋が振り向いて銀に挨拶をする。


「えっと、はじめま「セ――――――フッ!」・・・辰也ー 完璧アウトだよ」


扉を勢いよく開けて飛び込んだ辰也、前回よりも遅刻である。


「えーマジかよー」

「遅刻する方が悪いよ?龍星さんだって今日は遅刻しなかったんだから」


時計屋の一言に戦く辰也


「う、嘘だろ あの龍星さんが?!」

「そういうわけで、今日の遅刻は君だけだからね」


明奈の持っていた出席表で軽く頭を叩かれた辰也だった。


「はーい」

「んじゃ、一時間目までに授業の準備してね」


出て行こうとした明菜に一人の生徒が質問をする。


「先生、なんで学校休みにならなかったんですか」

「何もない街にいるより学園結界のあるここにいた方が安全だからね。昨日の騒動思い出してご覧」


昨日の、つまりは黒い人型の化け物が校舎内に侵入、校庭では巨大魔物とのバトルが発生一部始終が銀以外の全員の脳裏を駆け巡った。


「つまり結界が無かったら日常的にああいう感じになってたってこと、学園結界様様ってことだね。それに夜には「魔」の力を増幅させる効果があるから昼日向では活発に動けないような奴らも狂暴になる可能性があるから安全な学校に避難させようってわけ。分かったかな?」

「はい、わかりました」


明奈が去ったことによりざわつき始めた教室、時計屋は改めて自己紹介をすることにした。


「えと、改めまして初めましてだねボクは「時計屋さんでしょ?」あ、うん」


己の通称が校外の人間にまで知られていることに驚く時計屋。


「時計屋、こいつは時計屋の護衛をするためにここに来たんだと」

「え?何で知ってるの」


一応銀の仕事内容はトップシークレットになっているはずである。


「さっき「視た」」

「???」


辰也の発言に銀は首をかしげた。


「まぁ、その辺は置いておいて 彼は辰也、ボクの親友だよ」

「ども、俺は神谷辰也 よろしくな」

「僕は木原銀、よろしくね、辰也君」


自己紹介をしあっている三人のもとに恢と瀬里奈がやって来た。


「はじめまして、えっと・・・・」

「俺は一之瀬恢、よろしく 銀」

「私は戦部瀬里奈 よろしく」

「うん、よろしくね。それにしても何でこんなことになってるんだろうね」


「個人的な事を言わせてもらうと時間が止まってるって感じじゃないんだよね」

「時計屋が言うなら間違いないよな」


「げ、また?!」

「あれ?今日も当番なの?」

「え?なになに?」

「そうなのよ、行ってくるわ」

「いってらー」


恢たちは慌てて教室を飛び出した。


「あ、そっか銀は知らないよな」


学園に現れる化物(魔物)を交代制で倒すルールの説明をする。


「そうなんだ。でも時計屋さんは何でいかないの?」


保護されるほどの力を有しているのなら戦えるはずである。


「学園結界のおかげ(所為)で力が弱まってるし教室にも戦える人材が居た方が安全でしょ?」

「あ、なるほど」

「それに時計屋はしょっちゅうさらわれてるしな」

「ええっ?!」

「そうなんだよね」


ふと、脳裏に映像が浮かんだ辰也、そして叫んだ。


「時計屋!伏せろ」

「!」


伏せた頭上を光のクナイのようなものが通り過ぎた。

時計屋には当たらなかったようだが銀の真横すれすれを通り過ぎる。

つぅ っと銀の頬から血が流れた。

ぷつん と切れてはいけないものが切れたような音がした。


「・・・・・ふぅん、そういう人間もいるんだな」


ゴゴゴゴゴと銀の背後から殺気が漏れ出す。


「ど、どうしよう 銀がめちゃくちゃ怖いオーラを出してる」

「・・・・とりあえず」


クナイをなげたであろう人物に合掌をする。


「時計屋!お前、別に仏教じゃないだろ!」

「ま、一言 哀れ、少年」



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