第十六話
LAN武様・レフェル様・レックス様 感想ありがとうございます。
学校ってたまに理不尽だよね・・・そんな話
とりあえず隣の部屋の扉を叩くつぐみ
「深紅ちゃん、起きて!起きて!大変だよ!」
「どうかしたんか?まだ夜やん」
「違うんだよ!今朝なの」
つぐみが時計を見せると深紅は驚いた。
「どうなってるんや?」
「分からないよ、とりあえずみんなを起こさないと」
そんな二人の耳にとてとてという感じの足音が聞こえた。
「くぁぁぁ、何やってんのー」
「あ、玲汰君 あのね、朝が来ないの」
「は?」
いきなり訳のわからないことを言われて固まる玲汰、反対側の廊下から明奈がやって来た。
「うにゃ・・・おはろ、どったの?」
「なっちゃん大丈夫?眠そうだけど」
かなり眠そうだ。それもそのはず昨日の晩、龍星のコーヒーをちょっとだけもらった結果目がさえてしばらく眠れなくなったのだ。
「んーだいじょぶ、んで?」
「あのね、今何時だかわかる」
「6時だよ?それくらいわかってるよ」
「外見て」
つぐみが窓を指差す、外に広がるのは漆黒の夜空と満月、そして星の数々だった。
「おろ、んー・・・・うそだぁ」
「本当なんだよ!どうしよう!」
「あり?メール?」
明奈の携帯にメールが届いたらしくそれを確認し始めた。
玲汰側の廊下から明也と銀もやって来た。
「ふぁぁ・・・何やってんだ?」
「あれ?みんなどうしたの?窓の前に集まって」
「明也君!銀さん!朝が来ないんだよ」
「? そっかぁ・・・学校休みになんないかな」
高校生の身の上としては突然の休みはかなり嬉しいものだ。
「そういう問題じゃないよ!」
「明也、残念 普通に学校やるって」
「「「えっ?!」」」
流石にその発言にはみんな固まった。
「ええっ、こんな状態だし学校無いと思ったよ」
「やな」
「つかこの状態で学校やんのかよ」
「ぶっちゃけ何もないとこよりは安全だからね。じゃあ全員したく!」
「「「「・・・・・おー」」」」
全員が龍星たちの存在を忘れている気がする。
☆
その頃 龍星たちの部屋
人型の状態になった玲汰が扉を開ける。すると昨日と同じく芹香を抱き枕に龍星が眠っていた。
「りゅーせー おーきーろー あーさーだーぜー」
二人を揺さぶる玲汰、さすがの衝撃に龍星も芹香も起きた。
「うぅ・・・おはよう、玲汰君」
「おはよう、玲汰。朝からどうした?」
「起こしに来た」
「悪いな、もうそんなじか・・・・」
時計を見て固まる龍星と芹香、普段より二時間ほど早いです。
「久しぶりだ、こんな時間に起きたのは」
「龍星、朝だよ。朝!コーヒー淹れて!」
玲汰が起こしに来たのはコーヒーをねだるためだったらしい。
「おうっ、いいぜ」
「朝ごはん出来てるかな」
☆
そんなわけで学校には全員が遅刻せずに済んだ。
ちなみに龍星と芹香はかなり驚かれた。
「はよ」
そこに武晴が居たのだが髪が金だったり目の色が赤みがかった黒だったり何かがおかしい、完全にだれている明也はその事にも気がつかずにいた。
「おはよぅ、武晴君 何でこんな時に学校やんだろうなぁ」
「はよー、明也」
後ろから武晴が声を掛けた。その声に振り向いた明也は驚く。
「あれ?武晴君?・・・・じゃあこっちは?」
「隣のクラスの金橋鍵斗。よろしく」
淡々とした。でも若干関西訛りの混ざった口調で喋る。
「え・・・あ、はい よろしく、おれは木原明也 何でこっちのクラスに?」
「・・・・武晴が仲良くなったちゅー奴を見にな」
「んなことのためにここに来たのかよ」
武晴は呆れた顔をした。
「まぁまぁ、かなは「鍵斗」・・・・鍵斗君とりあえず教室戻った方がいいよHR始まりそうだし」
「あ」
「昼休みに話そうぜ」
「おう」




