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ゼロの軌跡(白の系譜)  作者: リィズ・ブランディシュカ
第10章 精霊契約と見えない絆

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第6話 契約と終わり



 ククリの泊まる家は無事に見つかって良かったな。


 ほっとしながら帰ると、精霊が寄って来て私の額に手をふれた。


 すると、体が光につつまれた。


 これは契約の証だ。


 もしかして、精霊に認められたのだろうか。


 でもどうしてだろう。


 リス型の精霊はにっこり笑うばかりで、私には何も教えてくれない。


 詳しい事は分からないけれど、体の中に力がちょっと増えてくるのを感じる。

 すごく嬉しくなった。


 これで、出来る事がもっと増える。

 皆の役に立つ事ができるんだ。


 そう思うと、明日も頑張ろうって思えてきた。


 私は、ギルドの中に帰っていく。


 とりあえず帰りが遅くなった事を謝らなくちゃ。


 でも、きっとみんな褒めてくれる。


 だって私は珍しい精霊つかいになったんだから。


 これからは、忙しくなるなあ。


 そう思った。


 私は。


 ギルドの建物の、とびらをあけた。





 そして。


 そこで。


 物語は終わる。





 ???


 誰も帰ってこない。


 何でだれも帰ってこないんだろう。


 私はギルドでずっと一人ぼっち。


 スフレもエリーも、ルニィも、ドンキーたちも帰ってこなかった。


 最後まで、一人も。


 私は物語の果てにたどり着けない。


 皆もきっと、そうだったのかもしれない。


 私は、何かにはなれなかった。


 この物語もそうだった。


 全て中途半端なまま。


 何が足りなかったのだろう。


 きっとありとあらゆるものが足りなかったのだろう。


 最初からこうなると分かっていたら、


 こんなやがていつか終わる幻想、見なかったのに。





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