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ゼロの軌跡(白の系譜)  作者: リィズ・ブランディシュカ
第10章 精霊契約と見えない絆

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第4話 商人希望のククリ

 


 すごく個性強めの子だな。


 なんだかちょっと苦手なタイプかも。


 ぐいぐい来るお喋りな子って、うまく喋れないんだよね。


 私そういう人と相性悪いのかな。


 どうしようかなと思ってみていると、その子は勝手に私に自己紹介してきた。


 彼女の名前は、ククリというらしい。


 予想通りというか、予測できた通りというか、やっぱり迷子だったみたい。


 商売を始めるために、都会にやってきたみたいだけど、道に迷っていたんだって。


「おったまげた! 今日の私、ちょっと大ピンチ! 実はですねぇ、えっへっへ。これでも色々考えたんですよう」


 なぜか手をすり合わせながら、事情を説明するククリは、知り合いの家に居候させてもらう予定だったらしい。


 けれどその居候さんの家が分かりにくい所に建っているため、道が分からず右往左往していたようだ。


「これじゃあ、全私が大ピンチなのです! ほら、私、か弱い乙女でしょう!?」


 そんな風には見えないって言ったら怒られるかな。


 どうしよう、どう反応して良いのか分からない。


 この手のタイプの人。


「本日のあたし、道に迷って野宿しました。になってしまうと男が野獣に変身して、きゃわいい私を襲ってこないとも限らないんで」


 ククリは確かに可愛いかな。


 今時の女の子って感じで、喋り方にさえ目を瞑れば、可愛い方だと思う。


 ここで見捨てていくのはちょっと、心配かも。


「えっと、とりあえず。知ってる道まで案内するよ」

「本当ですか、らっきー。ありがとうござっす!」


 変な人、じゃないよね。

 喋り方は変だけど。


 歌いながらついてくるククリを案内しながらちょっと不安になってきた。


「明日の私はー、とっても美人ー」


 しかも音痴だし。


 大通りに一度出て、曲がりくねった細道を何度も歩いていくけど、ククリは能天気にずっと歌を歌っていた。



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