第6話 お祭り当日
数日後。
待ちに待ったお祭りの日がやってきた。
町のいたる所で、甘い匂いがしてくる。
いつもより、お菓子の匂いが強くて、どこにいても甘い匂いがするのは変な感じ。
普通の食べ物屋さんでも、スイーツのメニューがたくさん増えてるみたい。
そんな中で、お菓子の品評会が始まった。
大きなステージの上に、豪華なお菓子がたくさん並んでる。
そして、参加者さん達が、お菓子作りをしながら、時計と睨めっこ。
時間制限を気にしながら完成させたお菓子を、審査員の人たちが真剣な表情で味見していた。
スフレ、あとアロマも参加してる。
イースはいないみたい。
誰が優勝するんだろう。
私達観客にもお菓子が配られたので、皆で食べながら一番良いお菓子を話し合った。
それで、お菓子の名前を書いた紙を箱に入れて投票。
開票作業をして、結果が発表された。
スフレは頑張ったし、評判も良かったけど、三位だった。
残念。
アロマは、二位で。
準優勝。
一位になったのは知らない人だった。
でも、面白かったし美味しかったな。
また来年も参加したいし、楽しみたいな。
品評会の後は、アロマが好きな人にお菓子を渡して告白していた。
その後どうなったのか分からなないけれど、うまくいくと良いなと思った。
夕暮れになると、売れ残りのお菓子が一気に値引きされるから、私のお小遣いでもそこそこお菓子を買う事ができた。
でも、虫歯にならないように気をつけなくちゃな。
ハルジオンに帰ると、ルニィが手配書とずっと睨めっこしていた。
食事の時も心ここにあらずといった様子だ。
聞いてもはぐらかされるだけ。
何かやっつけたい人とか魔物とかいるのかな。




