第4話 理由は
私も協力したい。
スフレも普段ならこういう事は気にしないのに、「何か力になれたらいいんですけど」って言ってた。
でもーー。
子供である私達は、「夜遅くまで起きてちゃいけません」ってエリオに言われたから、お留守番してなくてはいけない。
本当は、皆みたいに調査とかして、役に立ちたかったんだけど、決まりを破るとすごく怒られるから。
だから、皆の帰りを待ちながら、毎晩私はスフレとお話しているのだ。
大体は勉強を見てもらってる。
でも、いつも気になって、窓の方を見ちゃう。
窓の外は、真っ暗になって。不気味な暗闇が満ちていた。
「子供達、何でいなくなったんだろうね。ハーメルンの笛吹きみたい」
「何ですかそれ」
ハーメルンの笛吹きをしらないスフレに私はどう説明しようかなと、考える。
「えっとね」
細かい話はあんまり知らないけど。
ある町に笛吹きの男の人がやってきて、その笛吹きについて行った子供達が一夜にしていなくなってしまう。
そんな話だったと思う。
「そんな事があるんですね、変な話ですね。創作ですか?」
「んー、分かんない」
確か実際にあった話とか言われてるみたいだけど、どうなんだろう。
私の元いた世界は魔法が使えない世界なのに、そんな不思議な話があったのはなんでだろうな。




