第4話 戦闘
「隙を作るな!」
「武器が壊れた」
「そっち背後からくるぞ!」
皆手配魔物を囲んで、一斉に魔法を撃ったり、武器で戦ったりしている。
今までと緊張感が段違いだ。
みんな傷だらけ。
一歩間違えたら死んでしまうかもしれない状況の中、必死だった。
そんな中、マルクが指示を飛ばして、皆がまわりから取り囲んでいく。
「背後から接近しろ。間違っても正面からやりあうな!」
そして、息つく暇もなく攻撃。
阿吽の呼吸みたいで、抜群のコンビネーションだった。
私は風の魔法をちょこっとだけ起こして手伝いするけど、微々たるものだった。
一時間くらいして、ようやく倒す事ができた。
みんなへとへとになってしまった。
汗だくだな。
飲み物やタオルをくばっていきながら、手当もしていく。
大忙し。
「もっと魔法が上手だったらいいのに」
私がそうつぶやくとスフレが言葉を述べてきた。
「ない物ねだりしてると、足元がおろそかになりますよ」
スフレは私より色んな事ができるから、そんな事が言えるのだ。
そういえば、魔法が格段にうまくなる秘密の方法があるって、町の中では噂になってるらしい。
今度調べてみたら、いいかもしれない。
何はともあれ。
「皆無事で良かったね」
「そうですね」
今日のお仕事は終了だった。
大きな怪我もなく、皆で帰る事ができて良かったと思った。




