真実を探して⑤
「もう一度言うけど、コウ
そんなことさせないよ!」
コウに向かい強く怒鳴ってそういった。
まったく言っている意味が分からないし、もし仮に仮に
サーちゃんとマーちゃんがデータ生命体でも今まで私と過ごした時間はとてつもなく大切で温かいものだからだ。
「ユウ、貴方こそわかりなさい
あなたの現実を」
睨んでくるコウ
目の前には私と身長以外が瓜二つの人がそういった。
「こうなったら実力で分からせるよ。姉ちゃん」
あえて、コウとは呼ばずに姉ちゃんと呼んだ
その時は無意識だが自分の考えは訣別を決めていたかのように
そして双子の姉に勝つかのように
「優子の分からずや」
ムムム!?
ユウコ?
その名前には聞き覚えが、いや違うこれは私の記憶じゃない・・・。
頭がぐるぐるする
だけど状況は待ってくれなくて、
「まあいいわ、仲良しごっこももうお終い、私の天使の力で終わらせる」
輝く拘束具が私にとりつくそして姉ちゃんはサーちゃんとマーちゃんを攻撃した。
それをサーちゃんとマーちゃんは打ち消して、防御姿勢をとり次の攻撃に備えた。
「だから、そうはさせないって言ってるでしょ!!」
「ハイロ!!」
ハイロと呼ぶと白黒の幼い竜は白くなり形を変え白竜の聖剣へと変化する。
それと同時に拘束具もとけた
おそらくハイロのおかげだろう
そして私は、サーちゃんとマーちゃんへの前へと立つ
この時間はわずかなものだった。
「カキンカキン」
と鳴る
私の白竜の聖剣と姉ちゃんの天界の聖剣がぶつかる。
剣の力はわからないが、個人としての能力は圧倒的に姉ちゃんのほうが上だ。
姉ちゃんのほうが圧倒的に上で私は力まけしそうになって
「クっ」
二人には手を出させない
今の姉ちゃんは天使の力を顕現させている。
サーちゃんとマーちゃんが魔王の配下だった場合あれはやばい。
「どうにかなるじゃん!」
「なのな」
ムムム!?
二人とも手を出して大丈夫なの?
「そんな事したら二人とも・・・」
「しょうがないじゃん、コウが、目の前の奴が自分で心を私に読ませたんだからな」
「・・・」
ムムム!?
心を読ませた?
どういうことなの?
「私とマモン・・・
ユウが言うところのサーちゃんとマーちゃんは人々の心が読めるのさ」
「だけど、コウの心は最初から読めなかった」
「ええ、そうです
私がそうされないようにしたのですから、それが異世界の冒険者・・・
外から来たもの力・・・
いいえ、私達の力なのですから」
「なら今心が読めたってことはつまりそういうことじゃん」
「ええ、優子に本当の事がしってほしくてしたまでです
任意でしたら冒険者の力をさげることも天使の力を下げることも可能ですから」
姉ちゃんとサーちゃんマーちゃんのやり取りが聞こえる
そのさなかにユウコと呼ばれそれに反応し
姉ちゃんにユウコと呼ばれる自分を思うたびに脳内に画像のようなものが見える
この頭痛、この画像はいったい・・・
だとしても、やっぱり
「全部それが本当だったとしても、やっぱりサーちゃんとマーちゃんを殺していい理由にはならないよ!!!
いくら私を助ける理由だとしても私はそれをした姉ちゃんをそしてなによりさーちゃんとマーちゃんを守れなかった自分自身を許せない!!!」
普段は ALL 1 な私のステータス
わざわざステータスを見なくてもわかるほど
か弱い私
だけど今までの戦いでそして超古代竜との戦いで、そして想いで
(・・・)
(すこし借りるわね、あの人とも話はついてるの)
ムムム!?この声は一体?
私の意識一瞬薄れそして気づくと力があふれだす、
姉ちゃんと同じ天使の力、否、それより上の私の中の神の力が
それは武器として顕現した
真白竜の聖剣と
そして能力も改めて見ると今の私はそもそも能力値という概念がなかった




