真実を探して④
「それで、どうじゃん」
「そうなのな」
「ですね」
三人の声が聞こえた気がした。
どうやら超古代竜と話をしているらしい。
「まぎれもなく、この娘の中には二つの魂があるだろうな。
そうでなくとも、汝らのほかに我を止められるものがいる筈なかろう?」
「まあ、そうだろうな」
「そうなのな」
「薄々予想はしていましたが最悪の結果ですね」
点と点が繋がり線となったかのような会話だった。
「この娘にも起きてから話すとしよう」
「それはなるべくさけてほしいじゃん」
「・・・」
「私は、ユウを連れ戻すためにやはり貴方を殺さなければならないのでしょか?」
コウは物騒なことを言っている。
体は動かないが意識だけははっきりとしている。
ムムム!?
そろそろ体も起こせる。
そう思った私は体を起こした。
「小娘お前の体の中には魔王と神の意識がある」
「やっぱりじゃん」
「な」
「だから、貴方たち二人を始めあと5を倒せばユウは開放されるんじゃないの?」
「ムムム!?、それはどういうこと?」
「いい、ユウ
貴方がサーちゃんとマーちゃんて呼ぶ人達は魔王の配下の二人なの」
「!?」
「そして、私は天使の力を授かった、だからこの二人とも互角に渡り合えた」
ムムム!???
コウの言っていることが分からないよ・・・。
いいや、本当は分かっていたのかもしれない、ただ考えないようにしていただけなのかもしれない。
サーちゃんとマーちゃんの異常な戦闘能力
なんせサーちゃんは、無詠唱で上級冒険者と同等の魔法が使えマーちゃんもそれと同じく強いからだ。
でも、だからって・・・。
「それで、サーちゃんやマーちゃん
私の友達を殺していい理由にはならないよ」
「ユウ、お前にはなるべく言わないようにしていたんだが、ここはゲームの世界だ」
ムムム!?
ゲームの世界?
「所詮、そこに居る二人はデータ生命体でしかない
ユウが幸せならそのような未来も受け入れるつもりだったがやはり無理だ」
「・・・」
「そんな時だ、天使としての力に目覚めたのは」
「まさかだとおもうけど、つい先日のあれももしかしてそうなのじゃん?」
「光属性は、天使としての力がないと扱えない」
ムムム!?
分けわかないよ。
何故私の大事な友達とコウが戦わないといけないの?
だっていくら私のためとは言ってもサーちゃんとマーちゃんを殺してまでのことなの?
「私は魔王の配下の全員を殺してユウを現実世界へと連れ戻す」




