真実を探して①
とある日、サーちゃんが言った。
言葉から始まった。
「ドラゴンを倒そうと」
なんでもサーちゃんとマーちゃんはこのギルドで一番難しい依頼をしたいみたいだ。
そしてコウもそれに賛成するんだ。
ムムム!?
私の身体機能からして装備というか纏えるのは幼竜のハイロのみ、えっとハイロは白黒半分で模様が違う竜幼い竜だ。
無論私は反対した。
必死に反論してみても皆それにはのってくれなくて結局行くことになったんだ。
ムムム!!?
珍しいな・・・
サーちゃんは、私が嫌がることはしないのに、何か理由でもあるのだろうか?
などと思いながら私達は超古代竜が住む廃墟へと行くことになったんだ。
「サーちゃん・マーちゃん・コウ
皆余裕そうだね」
サーちゃんとマーちゃんは駆け足でコウも鼻歌をしながら歩いていた。
なんでもサーちゃんによれば何かをはっきりさせたいから来たのだとか、もう分けわかんないよ・・・。
「まあな、これで分かるからな
九割がたそうだとは思うがもしかして違う可能性もあるしな」
「そうなのな」
「いいえ、ユウは違います」
さっきまで明るかったのが一変して、険悪なムードで道を歩く三人だった。
道途中で出てくるものは何かを恐れてなのか全く襲ってこなかった。
ハイロもとても眠たそうだった。
「やっと十分の一ぐらいかな」
「そんじゃね」
「そなのな」
「まって、今確認するわ、ユウ
それとそこ二人テキトウに言わない!」
コウは地図を取り出すと確認した。
首をかしげながら見ている。
ねえ?大丈夫なの?ねえ?
コウって方向音痴だったけ?いや違うはず・・・
だとするとこれは
「そこじゃね」
サーちゃんが無詠唱で雷を飛ばす
無詠唱なため威力が低く範囲も狭い、それでも上級冒険者が使うそれだった。
「そうなのな」
マーちゃんは至極当然のようにいった
気配で分かっていたようだ。
そしてコウはというとまだ地図を見ていた。
いいやそれだと表現が少し違う
それほどまでに早くサーちゃんが敵に攻撃したんだ。
「なかなか、やるじゃねえかあ
だが、まあいい
有り金全部置いていってもらおうか?」
冒険者くずれの山賊らしい。
だが目の前にいたその人をそれで片づけるにはだめだ。
なんせ、無詠唱とはいえサーちゃんの雷を受けダメージを受けていないのだから
「ちょっと、おこじゃん」
「我にしたがえ雷の王よ、すべてを破壊しすべてを壊せ」
雷系最大の魔法を山賊にぶつける
だが目の前にいる山賊にはやはりダメージがない。
「あれれ、おかしいのな
いくら耐性が低いとはいえサーちゃんが人間ごときの幻術にかかるなんて平和ボケはしたくないのな」
「そういうマーちゃんはかかってんじゃん」
「全くと言っていいほど私には耐性ないのな、というか-なのな」
「・・・」
ムムム!?
つまりこれは相手の幻術空間の中ってこと?
だったらどうするの?
ねえ、どうするの?
てか、サーちゃんは幻術苦手でマーちゃんに至っては耐性なしって・・・
あ、でも・・・
コウがいるじゃん!!
「コウ、お願い」
双子の姉?と自称する人にそういう。
え?
何故否定しないのかって?
もう、否定するのに疲れたからだよ。
「わかった」
コウは短く返事をすると地図をしまってそういった。
え?てかまだ地図を見ていたの???
「光球」
コウは光輝く球を出現させる、そしてそれをコウが斬ると空間全体を光が包み込む。
「そこですね」
コウの剣が本物をとらえた。
コウからすれば手加減と言っているが絶対にそれは手加減じゃないからね。
なおその意見を二人に言ってみると
サーちゃんは、甘いといい
マーちゃんにいたっては、全然なってないと事
まず敵が会話できる時点で論外とのことだ。
ムムム!?
しっかりと両足両手縛ってあるのに二人とも厳しすぎる・・・。
コウですら厳しいと思ったのに、
などと思いながら山賊をテキトウにギルドへ運んだ後に私達はまた廃墟へと向かったのだった。




